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No.125 御座山(おぐらさん)
昨年、途中でバテてしまい、頂上までたどり着けなかった御座山(2112m)に登りました。今回は、特にこれということも無く頂上まで登ることができました。

日時 2009年(平成21年)9月6(日)
天候 晴
同行 なし
 
所要時間
白岩駐車場(8.45) ←40分→ (9.25)長者の森分岐(9.25) ←45分→ (10.10)見晴台(10.15) ←45分→ (11.00)前衛峰(11.00) ←50分→ (11.50)頂上で昼食(12.30) ←30分→ (13.00)前衛峰(13.05) ←25分→ (13.30)見晴台(13.35) ←25分→ (14.00)長者の森分岐(14.00) ←25分→ (14.25)白岩駐車場

山行概要

御座山頂上
御座山頂上
高さはこの辺りで図抜けていて、見晴らしは素晴らしい。但しこの日は、八ヶ岳を始め周りの山々の多くは、雲がかかっていて見えなかった
自宅を朝5時に出て、白岩登山口の駐車場には8時25分に着きました。白岩登山口の駐車場について、身支度をしていると、もう1台車が上ってきて、私とほぼ同年輩の登山者が車から降りてきました。私の車のナンバーを見て、横浜からですか、の一言がきっかけで、この人と少し話をして、歩き始めました。
駐車場の白岩登山口から見ると登山道は薄暗い感じがしましたが、歩き始めるとそんなことは無く、ごく普通の感じの登山道です。樹林の中の登山道としては比較的緩い登りの道を、意識してゆっくり歩きました。いつものように30分に1回の休みを取り、再び歩き出したらすぐに長者の森分岐が現れました。休憩の時間には中途半端なので写真を写して素通りしました。汗かきの私は、最近、夏はカッターシャツを脱いで下着と夏用のベストだけで歩くことが多く、今日もその格好で歩いていましたが、すでに汗びっしょりです。長者の森分岐をすぎると道は少しダラダラ下り、そのあとも斜面をトラバースするような感じで、しばらく比較的フラットな道が続きます。やがてトラバースしていた斜面をジグザグに登りだし、石楠花の木が目に付くようになると目の前が開け、大きな岩が目に入りました。見晴台です。
ルートマップそれまで取っていた30分に1度の休憩にちょうど良い時間だったので、ここでザックをおろして一息入れました。風は殆どありませんが、それでも僅かな風が心地よく感じます。今日は八ヶ岳に雲がかかっており、八ヶ岳は見えませんが、これまで見晴らしの無い樹林の中を歩いて来たので、ホッとした気分になりました。前回はここまで来るのに青息吐息だったのですが、今日は未だ殆ど疲れを感じていません。通常の休憩通り、5分休んで歩き始めました。
道の両側には石楠花が目立ち、しばらく緩やかな登りですが、やがて登りが急になってこれがひとしきり続き、緩やかになってきたと思ったら、小さな広場に出て目の前に三角点が現れました。三角点の先は下っており、ここが前衛峰のピークのようです。しかし、見晴らしは無く御座山方向を示す白い導標以外、何もありません。素通りして広場の先の下りの道を僅かに進むと前が開け、ここに前衛峰と記した標識が立っていました。
御座山の頂上が目の前にあり、ここからはまだだいぶ高いところにあります。しかもここからは、一度かなり下っており、未だ結構なアルバイトが残っています。目の前の標識には頂上までおよそ35分とありますが、ホントかなと思って歩き始めました。最初に幾つか岩を下り、樹林の中を下ってゆくと目の前にダケカンバの群落が現れ、その先で道は登りに変わっています。ここには下新井登山口方向を示す導標があり、示す方向に細い道が下へ下っていますが、あまり踏まれた感じの道ではありません。
ここから、最後の登りです。割合キツイ登りがしばらく続き、やがて道が緩やかになると、木立の中の避難小屋の前に着きました。小屋の中を見るのは後回しにして、そのまま避難小屋の先を右に折れると目の前が開け、岩場が現れました。これを越えるとすぐ先が御座山の頂上でした。頂上には先着した人が数人いて、休んだり、写真を写しています。私もこの中に混じって目の前の景色を楽しみました。写真をひとしきり写したあと、頂上から少し戻った岩場の上で、湯を沸かしていつものようにカップラーメンを作り、昼食にしました。今日は幸いなことに食欲があり、味も分かります。のんびり昼食を取り、下山しました。

この日山中では、10人ほどの人と会いました。日曜日だったので、もっと人が多いと思っていたので、意外でした。この山に登る交通の便が、マイカーしかないので、こんなものなのかもしれません。駐車場からの帰途、滝見の湯で風呂に入り、汗を流しました。頂上で会った人がここの相木そばが旨いと言っていたので、湯から上がった後注文して食べてみましたが、残念、外れでした。地元のそば粉を使用しているとのことで、ざるそばにして出てきましたが、そばの風味が感じられず、ぼそぼそして食感もよくありません。

白岩登山口入口 白岩登山口入口
手前の道路は県道124号線
左側が秩父方向、右側が小海方向
キャベツ畑 キャベツ、レタス畑
上の写真の入口を入り、道路を進むとキャベツ畑の中へ出る
キャベツ畑の中の道路はコンクリート舗装で、白岩登山口まで続いている
道路は狭くすれ違いは不可
白岩登山口駐車場 白岩登山口駐車場
入口の案内標識には3台とあるように、狭い駐車スペースである
それでも、この日はここに4台、この駐車場の入口の道路脇に1台駐車した
登山道入口 白岩登山口
駐車場にある登山道入口は、なんとなく薄暗い感じがしている
長者の森分岐 長者の森分岐
昨年は、長者の森からここまで2時間近くかかったが、今回は白岩登山口から40分で着いた
登山道 長者の森の分岐近くの道
長者の森分岐を過ぎると道は少し下り気味になり、そのあとしばらく道は殆どフラットになる
この少し先が、白岩コースで花が最も多い
見晴台 見晴台
白岩登山コースで、見晴らしを得られるのは、頂上を除くとこの見晴台と前衛峰だけ
ここの標識には、標高1750mとあるが地図上の位置からは標高1800mを越えている
因みに私のGPSは1820mと表示していた
石楠花 石楠花
見晴台付近から頂上近くまで、石楠花が多い
但し、細長い葉芽ばかりで丸い花芽は確認できなかった
三角点 三角点
下から登ってきて、小さな広場に出たら広場に三角点が設置されていた
広場は潅木に囲まれていて見晴らしは無い
広場の先は下っているので、ここが前衛峰だと思ったら、前衛峰の表示は少し先にあった
前衛峰 前衛峰標識前衛峰
上の写真の三角点から、ほんの僅か下ると前方が開け、御座山の頂上が眺められる
ここに前衛峰と表示した標識が立っている
下新井分岐
下新井分岐導標
下新井方向の道
前衛峰と御座山の間の鞍部
ここには下新井分岐がある
但し、下新井方向へ下っている道は、人が歩いた形跡が殆ど無い

頂上の登り 御座山頂上への登り
少々キツイ登りがしばらく続く
避難小屋 避難小屋内部避難小屋
比較的新しい作りで、中はきれいに片付けられていた
箒とノート、それにビニール傘1本以外、中には何も無かった
頂上の岩場 岩場
避難小屋の先を右折すると目の前が開け、岩場が正面に現れる
御座山の頂上はこの岩場を越えたところにある
岩場といってもたいしたものではなく、トレッキングポールでバランスをとりながら歩くことが出来る
御座山頂上 御座山頂上
頂上には小さな石の祠が祀られている
頂上の岩峰 御座山頂上からの眺め
八ヶ岳の好展望地とのことで、晴れていれば、周りの沢山の山が眺められると思われるが、生憎この日は皆雲やモヤの中

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