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No.193 アポイ岳
所用で北海道へ行った帰りにアポイ岳(810m)に登りました。アポイ岳に登るのはこれが3回目ですが、登るたびごとに登山者が増えているように思えます。

日時 2016年(平成26年)5月28日(土)
天候 晴
同行 なし

所要時間
アポイ山麓自然公園駐車場(6.40) ←1時間40分→ (8.20)5合目避難小屋(8.30) ←50分→ (9.20)馬の背(9.30) ←1時間5分→ (10.35)アポイ岳頂上で昼食(11.35) ←40分→ (12.15)馬の背(12.20) ←35分→ (12.55)5合目避難小屋(13.10) ←55分→ (14.05)駐車場


山行概要
頂上からの眺め
アポイ岳頂上直下からの眺め
手前の尾根の先の馬の背越しに様似の町が良く見える
前回泊った様似のホテルは二度と利用する気が無かったので、今回は浦河のホテルに泊りました。
朝起きてみると素晴らしい天気です。北海道の山は二年ぶり、しかもお気に入りの山の一つなので気持ちがはやります。この浦河のホテルからアポイ岳の駐車場までは、車で20分ほどで着きます。駐車場について、いつものように身支度をして歩き始めました。歩き始めるとすぐ入山を記録するノートが置いてある広場が現われます。人だかりがしているので、変だなと思いながら近づくと、NHKだがノートに記帳している後姿を撮影しても良いかと、問われたのでOKをしました。
アポイ岳の登山道の入口は、この先で橋を渡った先にあります。入口には大きな看板が立っており、ここを入るとすぐ一合目の導標が目に入ります。ここから五合目の避難小屋までは、標高差は約270mあり、樹林の中の緩い登りが続きます。時おり現われる休憩所で休みを取ったり、道端の花の写真を写しながら歩きました。

やがてトンネルの出口のように、樹林の先がぽっかり口を開け、その右手に五合目の茶色の避難小屋が現われました。避難小屋の周りには先着の人達が10人ほどおり、休んでいたり、写真を撮ったりしています。私もこの中に入って一息入れました。一息ついて出発です。ここから馬の背まで、急坂が続きますが、道端の花が多くなるとともに、視界が開けて海を眺めることができます。花を写したり、海の眺めを楽しんで歩きました。七合目の標識を過ぎるときつい登りが終ります。七合目を過ぎて馬の背まで一息つくような感じで歩きました。
馬の背も見晴しのよいところで、これまで見ることができ無かった日高山脈が遠くに眺められます。先を見ると、アポイ岳の頂上へ向かう、先行している人達が豆粒のように見えます。ここで10分ほど休憩を取りました。馬の背を過ぎると幌満お花畑分岐まで、ほぼフラットな道が続き、ここを過ぎるとアポイ岳頂上まで登りがきつくなります。大きな岩の間を縫うようにしてしばらく歩き、やがてダケカンバの樹林の中に入り、この樹林を抜けたところで頂上に着きました。

ルートマップ頂上では、三々五々、先着した人達が休憩を取っています。私も日陰を選んで腰を下ろしました。12時には少し早かったのですが、朝が早かったのでここで昼食にしました。湯を沸かして、定番の袋麺に乾燥野菜を入れて具沢山にして、これをフーフー吹きながら食べました。食欲は普通にあり、全部平らげることができました。
昼食を取り終え下山です。今日は未だ時間に余裕があるので、花でもじっくり写しながらと思っていたのですが、この日は馬の背までかなり強い風は吹いていて、花を写そうと思っても花が風に揺れて思い通りにはなかなか写せません。途中で花の撮影はあきらめました。

駐車場 アポイ山麓自然公園駐車場
舗装された大きな駐車場ですぐ近くのビジターセンターの前にも舗装されて整備された駐車場がある
写真手前側に広い砂利道があり、アポイ岳へはこの砂利道を先へ進む
橋 ポンサヌシベツ川の橋
無人入林届出所の先にある
この橋を渡り、さらに砂利道を少し歩くと下の写真のアポイ岳登山道入口が現われる
登山口 アポイ岳登山道入口
駐車場から続いた砂利道はここで終り、ここから登山道へ入る
登山道へ入るとすぐ小さな沢を越え、その先に一合目の表示が現われる
 
1合目 一合目
この表示は頂上直下の九合目まで続く
一合目と記載された標識には、頂上まで3.8kmとの表示がある
NHK撮影隊 NHKの撮影隊
少し前、大きな荷物を背負った集団に追い越された時は、どこかの山岳会かと思ったが、このNHKの撮影隊だった
この日はこの後、頂上から下山してきて八合目付近ですれ違った
第4休憩所 第4休憩所
上の写真の登山道に入ると、五合目の避難小屋までの間に写真のような休憩所が全部で5箇所設けられている
3合目 三合目の鐘
三合目を示す標識が立っており、熊よけの鐘が木に吊り下げられている
昨年、この鐘を鳴らして、その音の大きさにビックリした
5合目避難小屋 五合目避難小屋
ここで登山道入口から続いていた樹林帯を抜け見晴しが得られるようになる
ここまでは緩やかな登りが続いたが、ここから馬の背まで、急な登りになる
5合目の眺め 五合目避難小屋からの眺め
ここで初めて海が見えるようになる
この日はヤマツツジが見ごろを迎えていた
登りの途中の眺め 馬の背への登りの途中からの眺め
この日は快晴で真っ青な海が印象的だった
写真中央が様似の町で、海へ飛び出しているのがエンルム岬
7合目 七合目
五合目避難小屋から続く急な登りはこの七合目の標識を過ぎると登りが緩やかになり、左手の斜面にミヤマオダマキやアポイクワガタ、キタヨツバシオガマなどが咲いている
馬の背 馬の背
馬の背標高595mの標識が立っている
360度ぐるっと周りを見渡せる
写真はアポイ岳山頂
日高山脈 馬の背から見た日高山脈
遠くに雪を付けた日高山脈がなげめられる
幌満お花畑分岐 幌満お花畑分岐
馬の背の少し先にあり、Y字路になっていて、左の道を行けばアポイ岳頂上、右の道を行くと幌満お花畑を経由してアポイ岳頂上へ向かう
8合目 八合目
標高は約650m
七合目から続いていた緩い登りがこの先から山頂まで再びきつい登りに変わる
お花畑 お花畑
アポイ岳に大きなお花畑はない
箱庭のような小さな区画に花が集まって咲いている
ここでには、チングルマ、ミヤマオダマキ、飛ヒダカユキワリソウなどの花が咲いていた
頂上 アポイ岳頂上
初めて登った時は、頂上のダケカンバは芽吹いていなかったが、この日は写真のように透き通るような新緑が辺りを覆っていた
様似駅 JR様似駅から見たアポイ岳
写真中央のピークがアポイ岳
JJR日高線は鵜川〜様似間が運休中で、列車は走っておらず、バスが代行している
線路が真っ赤にさびていた
このまま、廃線になってなってしまうのだろうか
今は駅舎の中に観光案内所があり、中年の女性が一人、客に対応していた

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