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No.187 高指山
三国峠まで車で行き、鉄砲木ノ頭(1291m)に登った後、高指山(1174m)まで雪山のハイキングを楽しみました。好天に恵まれ、楽しいひと時を過ごしましたが、帰りの三国林道で思いのほか、時間を食いました。

日時 2015年(平成27年)2月2日(月)
天候 晴
同行 なし

所要時間
三国峠(8.25) ←35分→ (9.00)鉄砲木ノ頭(9.15) ←1時間5分→ (10.20)切通峠(10.25) ←1時間15分→ (11.40)高指山で昼食(12.45) ←45分→ (13.30)切通峠(13.30) ←20分→ (13.50)三国林道(13.50) ←2時間→ (15.50)三国峠
鉄砲木ノ頭からのながめ
鉄砲木ノ頭からの眺め
手前の湖は山中湖。その後方の雪をつけた山並みが南アルプスで、甲斐駒から赤石岳まではっきり眺められる。
山行概要
三国峠の駐車スペースには午前7時55分に着きました。我家から1時間40分ほどで着いたことになります。車を止めて、車の外気温度計を見たら−9℃を指していました。車の外へ出ることを逡巡させる気温です。止めた車の中で一息入れてから、外に出ました。下は、コチコチに凍っていので、滑らないように気をつけながら、出発の準備を始めました。久しぶりの山あるきなので、少々勝手が悪く、結構時間を食いました。素手で靴を履いたり、簡易アイゼンを付けたので指先が痛くなり、何度かポケットに手を入れて指先の暖をとりました。

準備を終えて出発です。鉄砲木ノ頭に登り始める前に、今日下ってくる三国林道の雪の状態を確認しておきました。雪はそう積もってはいません。トレースははっきりしませんが、幾つかは奥へ延びているようでした。三国林道の状態を確認してから、鉄砲木ノ頭目指して歩き始めました。雪は大して積もっていません。締まった雪で簡易アイゼンの歯が良く効いて気持ちよく歩けます。体が少し温まりだしたところで鉄砲木ノ頭に着きました。目の前に富士山がでんと聳え、その右手、山中湖の向うに雪をつけた南アルプスが連なっています。石割山杓子山など富士山を間近に眺める山がこの付近にはいくつもありますが、この鉄砲木ノ頭もその中の一つで、時間が許せばいつまでも眺めていたい景色が目の前に広がっています。誰もいない頂上で、この景色を堪能しました。
ルートマップ写真を写して、鉄砲木ノ頭を後にしました。切通峠まで下りが続きます。下り始めると、鉄砲木ノ頭で少し吹いていた風がぱったり止んで、聞こえるのは雪をふむ私の足音だけになりました。写真を写すために立止まると、音が全く聞こえなくなります。日差しが射し込む明るい落葉樹林の中をのんびり歩きました。鉄砲木ノ頭を下って少し上り返し、これを下りきったところが切通峠です。ここで一息入れました。
切通峠を過ぎ、一度登って少し下ると平野へ下る分岐が現われ、更に進むと大きな看板の前に着きました。ここが東海自然歩道との合流部です。この大きな看板の脇を通ってカヤトの中を登り切ると、高指山の頂上です。頂上からは鉄砲木ノ頭と同じように、整った姿の富士山が眺められます。今日は、ここまでです。少し風がありますが、ガスストーブを使うのに問題はありません。頂上の壊れかけたベンチで袋麺の昼食を作り、目の前の富士山を眺めながらのんびり昼食を取りました。時間があるので、食後家から持参したホットレモンを飲んで、目の前の景色を楽しみました。
頂上で1時間ほど過ごして下山です。高指山を下り始めるとすぐ下から登ってくる登山者に声をかけられました。今日始めて山中で会う登山者です。サングラスをかけた若い?元気な女性で、高指山に登った後、平野へ下ると言ってどんどん登って行きました。切通峠までもどり、その先三国林道へ出て、三国峠へ向いましたが、この林道歩きにてこずりました。雪はせいぜい15cmほどしか積もっていないのですが、日の当らない場所は表面がクラスト状になっていて、足を出して体重をかけるとこれを踏み抜いて、ズボッともぐり、足を取られます。歩き難いことこの上ありません。三国峠まで、普段の2倍ほどの時間がかかりました。

前回の山行から約7ヶ月ぶりの山歩きです。今回は丹沢山も考えたのですが、山歩きは久しぶりで、どのくらい歩けるのか見当がつかなかったので、丹沢山よりはずっと楽な高指山を歩きました。このチョイスは正解で、結構くたびれました。

三国峠駐車スペース 三国峠の駐車スペース
写真手前側が小山町、向こう側が山中湖
車5〜6台がとめられるスペースがある
この少し先、車で1〜2分のところに朝焼けの富士山を写すアマチュアカメラマンが沢山集まるパノラマ台がある
鉄砲木ノ頭への登り 鉄砲木ノ頭の登り
雪はさほど積もっていない
歩き出して少しすると左手に富士山が見えるようになる
三国峠から鉄砲木ノ頭までの標高差は120m
鉄砲木ノ頭 鉄砲木ノ頭の導標鉄砲木ノ頭
富士山の好展望地の一つ
この下に前述のパノラマ台があり、パノラマ台から直接登ってくることができる
頂上に立っている導標(写真右)には明神山頂と表示されている
鉄砲木ノ頭からの下り 鉄砲木ノ頭から切通峠への下り
葉を落とした明るい落葉樹林の中を歩く
切通峠までくだりが続くが、丹沢のような急坂はないので、のんびり気持ちよく歩ける
この日は風音や鳥のさえずりなどの物音が全く無く静寂そのもの
切通峠 切通峠
周りは雑木林で、葉がついていると周りの景色は眺められないが、この日は歯を落とした雑木の合間から富士山が眺められた
平野への分岐 平野への分岐
切通峠から登ってきて、少し下ったところに導標が立っている
導標には平野方向を示す標識があるだけで、他には何も表示がない
東海自然歩道合流部 東海遊歩道の合流部
切通峠から一度登って下り、登り返したところにあり、行く手をふさぐように立っている
ここから高指山では高さにして100m弱登るがきつい登りではない
高指山の登り 高指山の登り
左手に富士山を眺めながら登る
上の写真の看板から少し歩くと左側にカヤトが現われる
高指山 高指山
頂上には、半分壊れかけている休憩用のベンチが設置されている
ここも富士山の眺めが素晴らしい
国土地理院の地図には記載されていないが、ここから平野へ向うルートがあ

高指山からの富士山 高指山から見た富士山
鉄砲木ノ頭より少し富士山が遠くなるが、整った富士山が目の前に聳えている
この写真では分からないが富士吉田口のジグザグの登山道が見える
富士岬平方向 高指山から富士岬平方向
トレースはあるがあまりあるかれていなようだった
三国峠方向から来た人達は高指山から平野へ下っているらしい
三国林道への分岐部 三国林道への降り口
写真手前側が切通峠方向で向こう側が鉄砲木ノ頭方向
写真では分かり難いが写真中央の木に黄色の丸のマーキングがある
登山道を少し左にそれて歩くと林道が下に見える
三国林道 三国林道
写真左上に登山道がある
平らな道と緩い登りが三国峠まで続いている
ここから三国峠までの標高差は約80m
この日積雪はたいしたことはなかったが、本文にも記載したとおり、日陰は表面がクラスト状になっていて、歩きにくかった

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