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No.100 楢木山
先週の檜洞丸に引続き、雪を目当てに丹沢の西の外れの鉄砲木ノ頭と三国山ハイキングコースの楢木山(1353m)に登りました。

日時 2008年(平成20年)2月8日(金)
天候 晴
同行 なし

所要時間
パノラマ台(8.00) ←45分→ (8.45)鉄砲木ノ頭(9.00) ←25分→ (9.25)三国峠(9.25) ←50分→ (10.15)三国山(10.30) ←1時間→ (11.30)楢木山で昼食(12.10) ←55分→ (13.05)三国山(13.15) ←25分→ (13.40)三国峠(13.40) ←25分→ (14.05)パノラマ台

山行概要

今日の出発地点のパノラマ台へは、小山町から県道147号線を使い、三国峠を越えて行きましたが、明神峠〜三国峠の間の神奈川県側は、完全な雪道でした。ここは冬季、雪があることが多く要注意です。
パノラマ台にはカメラマンが一人、富士山にカメラを向けていましたが、他には誰も居ませんでした。いつものように身支度をし、簡易アイゼンを付けて、最初の目的地の鉄砲木ノ頭に向かいました。パノラマ台からしっかりしたトレースが出来ていて、この上を歩いている分には簡易アイゼンで気持ちよく歩けます。ただし、トレースを外れるとひざの上まで雪にもぐりますので、とても歩けたもではありません。

ルートマップガイドブックではパノラマ台から鉄砲木ノ頭まで20分とありましたが、45分かかって鉄砲木ノ頭に着きました。振り向くと富士山、南アルプス、御坂山塊等々、素晴らしい眺めが目の前に広がっています。しばらく目の前の風景に見惚れていました。
一息入れた後、次の目的地の三国山へ向かいました。一度三国峠へ下り、ここからまた登りが始まります。ここにもトレースがありますが、スノーシューの跡で、雪はあまり踏み固められていません。簡易アイゼンの歯はほとんど効かず、更に時折、雪を踏み抜きます。鉄砲木ノ頭の登りと違い、少々てこずりました。
三国山に着いたところで、最近の山行では珍しく空腹感を覚えたので、途中のコンビニで買ったおむすびを食べ、一息入れました。ここまでくると富士スピードウエイを走る車の甲高い排気音が結構耳障りになります。一息のあと、アイゼンを8本爪に取り替え、先へ進みました。ここからはフラットな道が続きます。トレースはありますが、前述のようにスノーシューの跡なので、そう歩きやすくはありません。雪を結構頻繁に踏み抜き、時には勢いあまって前に手を突くこともあります。づな峠を過ぎ、楢木山まで1時間かかりました。
ここまで来ると、葉を落とした樹木の間から大洞山が見えるようになります。まだ昼前ですので、大洞山まで行こうか行くまいか、少々考えました。まだ昼前ですが、ここまでの所要時間は夏道の倍の時間がかかっており、大洞山まで行くとパノラマ台に戻るのはだいぶ遅くなるので、今日はここまでと決め、ここで昼食にしました。

出掛けに魔法瓶に入れてきた熱々のホットレモンを飲んで一息いれ、いつものように湯を沸かしてカップラーメンの昼食です。風のない明るい陽射しの中で、静かなひと時を過ごしました。帰り道も、来た時と同じようにのんびり、というよりは雪を踏み抜かぬよう、少し慎重に歩きました。三国山の頂上から下る際、丹沢の山々が見えましたが、檜洞丸から蛭ヶ岳、丹沢山にかけて、雪で真っ白でした。また、この日は山中で誰とも会うことがありませんでした。

帰途、山北町のさくらの湯で汗を流し、風呂から出た後、ここでところてんを注文しました。ここのところてんは酢が少々きついのですが、山歩きで疲れた体にはこれがなんとも言えません。

鉄砲木ノ頭からの眺め
鉄砲木ノ頭からの眺め
富士山、山中湖、その向こうに南アルプスと御坂山塊、写真右端のピークは御正体山、この写真では分からないが三つ峠山の左には八ヶ岳が頭を出している

パノラマ台 パノラマ台
ここはこれまで朝早く何回か通ったことがあるが、たいていは沢山のカメラマンが朝焼けの富士山にカメラを向けている
今日は少々遅いためか、富士山を写しているカメラマンは一人だけだった
鉄砲木ノ頭 鉄砲木ノ頭の標識鉄砲木ノ頭
頂上は広く見晴らしは抜群
雪は結構深く、トレースを外れるとひざの上まで雪にもぐる
ここには、右のような標識が立っている
三国峠 三国峠
道路(県道147号線)を挟んで写真左側が鉄砲木ノ頭、右側が三国山
この道路は、小山町から山中湖へ抜ける最短ルートだが、ここから明神峠までの間は、道路上に雪が多く残っており、冬タイヤでないと通行不能
ここにも車数台をとめられる駐車スペースがある
三国山の登り 三国山の登り
スノーシューのトレースが残っていた
雪は深く、簡易アイゼンは殆ど効果がなかった
三国山 三国山頂上
ここで、アイゼンを付け替えた
北側の樹間から、眼下に富士スピードウェイ、その向こうに愛鷹連峰や駿河湾の一部が眺められる
稜線上の雪道 稜線上の道
三国山から道は平坦になり、ブナが主体の落葉樹林の中を歩く
しばらくは同じような道が続く
トレースはずっと続いているが、スノーシューの跡で、踏み固められていないため、頻繁に雪を踏み抜く

づな峠 づな峠標識づな峠
三国山と楢木山の中間にある
導標がなければ、そのまま通り過ぎてしまう
楢木山 楢木山付近
楢木山には導標も何もない
下り始めて、初めて楢木山を過ぎたことに気がつく
三国山からここまでの間は、上り下りが殆どない
新緑の頃のんびり歩くのにちょうど良い
この日はここまで来て引き返した
丹沢 丹沢
三国山を下り始めると右手に丹沢が見えるようになる
檜洞丸から蛭ヶ岳、不動ノ峰、丹沢山に雪が白く付き、高々1600mの山々とは思えない迫力があった

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