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No.172 高指山
三国峠まで車で行き、鉄砲木ノ頭(1291m)、高指山(1174m)と歩き、更に足を伸ばして山伏峠近くの大棚ノ頭(1268m)まで行ってみました。晴の土曜日でしたが、山中で行き交う人は稀で、静かな日帰りハイクを楽しみました。

日時 2013年(平成25年)4月13日(土)
天候 晴
同行 なし

所要時間
三国峠(7.10) ←25分→ (7.35)鉄砲木ノ頭(7.45) ←40分→ (8.25)切通峠(8.35) ←35分→ (9.10)高指山(9.20) ←20分→ (9.40)富士岬平(9.45) ←50分→ (10.35)大棚ノ頭下(10.40) ←5分→ (10.45)大棚ノ頭(10.45) ←45分→ (11.30)富士岬平で昼食(12.25) ←20分→ (12.45)高指山(12.45) ←25分→ (13.10)切通峠(13.15) ←15分→ (12.30)三国林道(12.30) ←1時間→ (14.30)三国峠

山行概要

我家を朝5時半に出て、1時間半ほどで三国峠に着きました。
高指山から見た富士山
高指山から見た富士山
寒気が流れ込んでいるとの天気予報で、三国峠から歩き始めた時の気温は7〜8℃で、随分寒く感じました。三国峠から最初の目標の鉄砲木ノ頭までは100m少々の登りです。普段なら頂上に着く頃には汗ばんでいるのですが、今日は汗ばむ前に鉄砲木ノ頭に着ききました。
着いてみると10名ほどの人がたむろしています。アマチュアカメラマンが富士山を写しているのだろうと思い、少しはなれたところで写真を写していると、中から一人外国人が私のところへ歩いてきて流暢な日本語で話しかけてきました。彼らはスウェーデンのテレビ局の人達で、スウェーデン国内のテレビ放送用の撮影をしているとのことです。遠方に見える南アルプスの山の名前も説明してくれるので、登ったことがあるのですか、と問いかけると、自分もスウェーデン人で今は秩父に住んでおり、南アルプスなどの山岳ガイドをしており、今日は彼らのガイド役を務めてこのあとスバルラインの5合目までガイドする、とのことです。今朝4時ごろからここに居るがスウェーデンから来た人たちも寒い、寒いを連発している、とユーモアを交えて話してくれました。
ルートマップ思わぬ出来事で、少々休みが長くなりましたが、きりのよいとこで話を切り上げ、先へ進みました。鉄砲木ノ頭を過ぎると、道はバイケイソウが目に付く緩やかな下りになります。この緩やかな下りは一時で、少し登り返すと切通峠までの下りが始まります。切通峠まで予想していたよりは長い下りが続きました。切通峠に着いて一休みしていると、平野の方から登山道を横切るようにして一人、鉄砲木ノ頭の方から平野の方へ一人、中年の男性が挨拶をして通り過ぎていきました。前者はザックを背負っていましたが、後者はトレイルランナーのいでたちでした。
切通峠から高指山へ向って進むと、小さなピークを越えた後、平野へ下る分岐を1つ過ぎ、大きな案内板が立っている2つ目の平野への分岐が現われ、ここから高指山の登りが始まります。登りといっても標高差は50m強しかないので、大した登りではありません。樹林が終り、富士山が眺められるカヤトの中を歩くようになると高指山の頂上です。ここは進行方向に向って左半分、つまり西側が開けていて、山中湖を前にした富士山を一望できます。富士山を眺めながら、山頂のベンチで10分ほど休みました。
富士山の眺めを十分楽しんで、高指山を後にしました。花が咲き出したアブラチャンの明るい林を抜けて少し登ったところで、また富士山が目の前に聳えている開けた頂に着きました。休憩用のベンチもあります。立てられている導標には富士岬平と記されていますが、丘の頂上のようなところなので「平」よりは「頭」や「山」の方がふさわしいと思える所です。ここでもしばらく富士山を眺めを楽しみました。
三国峠からこの富士岬平までは、明るい樹林帯やカヤトの草原が多く、富士山のビューポイントも適当にあって、私好みで気持ちよく歩けます。しかし、富士岬平を過ぎ、しばらくすると笹が道の両側に迫ってくるようになり、視界がさえぎられてあまり面白くありません。富士岬平をあとにして何回か緩い上り下りを繰返し、1182mのピークを下ったところで、目の前に固定鎖が現れました。これを越えて更にひと登りしたところで、今日の目的地の山伏峠から菰釣山へ向う登山道に着きました。大棚ノ頭下です。ここは2007年に菰釣山に登った際、通ったところです。ここの地名のもとになった大棚ノ頭までは、導標に0.1kmと記されており、度々来るところではないので、見晴しでもよければと思い、行ってみましたが、周りは立木に覆われていて、見晴しは得られません。
帰りは、富士岬平で湯を沸かして袋麺の昼食を取り、食後に甘いココアでリラックスした後、切通峠の少し先で三国林道へ出て、この林道を歩いて、三国峠まで戻りました。

三国峠 三国峠の駐車スペース
写真手前側が小山町、向こう側が山中湖
車5〜6台がとめられるスペースがある
この少し先、車で1〜2分のところに富士山の眺めが素晴らしく、アマチュアカメラマンが多く集まるパノラマ台がある
三国峠の登山道入口 鉄砲木ノ頭(明神山)の登り口
道路を挟んで、上の駐車スペースと反対側にある
鉄砲木ノ頭 鉄砲木ノ頭で
10人近くの人達がたむろしていた
アマチュアカメラマンが富士山を写しているのかと思ったら、本文中にもあるようにスウェーデンのテレビ局の撮影隊だった
鉄砲木ノ頭から見た富士山 鉄砲木ノ頭からの眺め
冬の空気が澄んでいるときは素晴らしいパノラマを眺められる
この日も富士山の右手向うに南アルプスの白い山並みが遠望できた
鉄砲木ノ頭からの下り 鉄砲木ノ頭から切通峠への下り
葉を落とした明るい落葉樹林の中を歩く
下り始めはバイケイソウが目立った
切通峠までくだりが続くが、丹沢のような急坂はないので、のんびり気持ちよく歩ける
切通峠 切通峠
周りは雑木林で見晴しはない
写真手前が鉄砲木ノ頭方向、向こう側が高指山方向、左側が平の方向
右方向は浅瀬入口まで4時間の表示があるが、浅瀬がどこか分からなかった
高指山登り口 平野への分岐
切通峠から歩いてくると行く手をふさぐように現われる
ここから高指山では高さにして100m弱登るがきつい登りではない
高指山頂上付近の登り 高指山への登り
頂上近くなるとカヤトの中を歩くようになる
緩い登りで、左手に富士山が眺められ、気持ちが良い
高指山頂上 高指山
頂上には、半分壊れかけているが写真のような休憩用のベンチが設置されている
ここも富士山の眺めが素晴らしい
高指山から鉄砲木ノ頭方向の眺め 高指山から鉄砲木ノ頭方向の眺め
写真でははっきりしないが写真中央に鉄砲木ノ頭、その右側の2つのピークは楢木山と大洞山
ハラシマ峠 ハラシマ峠
上の写真の高指山と下の写真の富士岬平の間の鞍部に導標が立っていて、ハラシマ峠と記されていた
前後にコブシの花が咲いていたり、アブラチャンの林があり、明るく感じの良いところだった
富士岬平 富士岬平
ここも富士山の見晴しがよいところで、写真左側には休憩用のベンチも設置されている
大棚ノ頭まで行った帰り道にここで昼食にした
富士岬平から見た富士山 富士岬平からの富士山
富士岬平は高指山からあまり離れていないので、高指山と同じような富士山が眺められる
笹薮の中の登山道 富士岬平から先の登山道
道の両側に笹が迫ってきて、見通しが利かなくなり、面白みが失われた道になる
鎖場 固定鎖
登山道右側に長い固定鎖が設置されていた
ここは登山道の崩落が進んでいるようで、固定鎖を取付けた鉄柱の基礎が宙吊りになっていた
菰釣山への登山道 大棚ノ頭下
ここで山伏峠から菰釣山へ向う登山道と合流する
写真向う側が菰釣山、手前側が高指山、左側が山伏峠
ここは2007年に通ったが、その時の印象とは随分違っているように感じた
大棚ノ頭 大棚ノ頭
周りは木立に蔽われており見晴らしは得られない
標識が立っているだけの、何の変哲もないところである
三国林道への下り口 三国林道への降り口
写真手前側が切通峠方向で向こう側が鉄砲木ノ頭方向
写真では分かり難いが写真中央の木に黄色の丸のマーキングがあるり、その手前には桃色のリボンがある
三国林道は写真左側のすぐ下にあるが、登山道からは見えない
三国林道 三国林道
平らな道と緩い登りが三国峠まで続いている
ごろごろした浮石などは無いので歩き易いが、三国峠までは思ったより時間がかかった

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