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No.114 表尾根
表尾根〜塔ノ岳〜大倉尾根と歩く積りで出かけたのですが、途中で足に変調を来たし、書策小屋から書策新道を下りました。

日時 2009年(平成21年)4月30日(木)
天候 晴
同行 なし

所要時間
ヤビツ峠(8.55) ←20分→ (9.15)富士見橋(9.15) ←1時間20分→ (10.35)二ノ塔(10.40) ←15分→ (10.55)三ノ塔(11.00) ←35分→ (11.35)烏尾山(12.00) ←1時間→ (13.00)書策小屋(13.10) ←1時間50分→ (15.00)戸沢(15.05) ←1時間40分→ (16.45)大倉

山行概要

三ノ塔から見た表尾根
三ノ塔から見た表尾根、中央のピークが塔ノ岳
午前7時40分ごろ秦野駅に着きました。平日だったのですが、秦野駅前のヤビツ峠行きのバス停にはすでに20人ほどの列が出来ていました。バス停の前のそば屋で朝食を取り、この列に入りましたが、私の後にもどんどん人が並び、結局この日は臨時便が出ることになり、私が乗車した最初のバスは8時間10分ごろ、駅前を出発しました。
満員の賑やかなバスに揺られて終点のヤビツ峠まで行き、ここから歩き始めました。富士見橋まで舗装された県道を歩き、ここで菩提峠へ向かう林道に入りますが、ここに真新しいトイレが出来ていました。ここを歩くのは一昨年の1月以来ですが、この時はまだこのトイレはなかったと思います。真新しいトイレの先で、登山道に入り、二ノ塔への登りが始まります。辺りは、新緑、気温も低めで殆ど汗をかかずに気持ちよく歩けます、と言いたいのですが、なんとなく普段より体が重いように感じられます。今日は日帰り、しかもバスと電車で帰りますので、急ぐ必要はありません。無理せずペースを落として歩きました。二ノ塔三ノ塔で一息入れ、烏尾山で昼食にしました。湯を沸かしてカップラーメンを作りましたが、昼食で湯を沸かすのは久しぶりです。食後の飲み物も持参していたのですが、今回は飲む気にならず、ラーメンを食べたところで、すぐ歩き始めました。
ルートマップ行者ヶ岳まで、さしたる登りはありません。朝方の体の重さを忘れ、少し調子が良くなったような気持ちになって歩きました。しかしこれは束の間のことで、行者ヶ岳の鎖場を下って崩落地の階段を登り始めたところで、足がおかしくなりました。階段を登るために足を踏み込み、重心を移動して体重をかけると、足の大腿筋のひざの付け根辺りが痛くなり、なんとなく足が粘るような感じです。先に右足にこの症状が出たので、その後は左足に体重をかけるようにしたら、左足もすぐ同じ症状になりました。止まって痛む辺りを触ってみると筋肉がコチコチに張っており、立ったままでいるとキュッと引っ張られるように痛みが増します。どうやら、足がつる前兆のようです。行者ヶ岳の鎖場から書策小屋までの短い登りの途中で何回か腰を下ろして休み、やっとと言う感じで書策小屋に着きました。疲労感はありませんでしたが、痛む足をかばいながら歩く気にならず、ここから書策新道を戸沢まで下ることにしました。書策新道は、一昨年9月の台風で、セドノ沢本谷沢及びその周りの様相が変わりました。特に本谷沢周辺の荒れ方がひどかったのですが、昨年より更に崩落が進んでいて、登山道が殆ど崩落してしまっているところが、1ヶ所ありました。
書策小屋から下り始めた時、足の状態は相変わらずで、セドノ沢までの間で2回ほど休みましたが、セドノ沢を過ぎた辺りから足が粘る感じがなくなり、普通の筋肉痛に変わりました。それでも結構な筋肉痛で、戸沢を過ぎて大倉のバス停まで、足を引きずるような感じで歩きました。

富士見橋近辺、戸沢〜大倉間は、新緑が始まったところで、新緑のベストには少し早い感じがしました。但し、新緑を楽しむのなら、ここよりは、後沢乗越〜鍋割山稜、或いは丹沢山の方がお勧めと、自分は思っています。
書策新道は個人が補修を行っているようです。頭が下がります。

以下の花を山の花に追加しました。
コケリンドウヤマルリソウアセビ

ヤビツ峠 ヤビツ峠バス終点
写真左に一般車の駐車場とトイレが設置されている
県道をはさんで写真手前側に小さな売店もある
富士見橋 富士見橋のトイレ富士見橋
表尾根へはここで県道から左の菩提峠へ向かう林道へ入る
立派なトイレ(右の写真)が作られていた
丹沢表尾根登山道入口 表尾根登山道入口
ここから二ノ塔まで400m強の登りが始まる
この先で一度林道を横切る
新緑 二ノ塔の登りの新緑
未だ芽吹いていない木もあり、新緑のピークはもう少し後
二ノ塔 二ノ塔頂上
ここまで登ると、この先塔ノ岳まで、長い登りはなくなり、小さなアップダウンを繰り返すようになる
富士山が雲の中に霞んでいたが、これに気づいている人は殆どいないようだった
三ノ塔 三ノ塔頂上
三ノ塔まで来ると表尾根の全貌が眺められるようになる
烏尾山 避難小屋烏尾山
ここは三ノ塔から眺めると箱庭のように見える
三角屋根の烏尾山荘が特徴
行者ヶ岳鎖場の先の崩落地の登り 行者ヶ岳の鎖場の上から見た書策小屋への登り
進行方向左側の崩落が進んでいる
今回は、この登りで足に変調をきたした
セドノ沢の水場 大日湧水の看板セドノ沢の水場
竹の筧から水が流れている
5年前に初めてここを歩いたが、その時と様相はすっかり変わってしまった
昨年までここにあった大日湧水の看板はこの下に流されていた
山道補修用資材 登山道修理の看板誰か個人が登山道の整備を行っているようである
本谷沢の手前に整備用の資材や看板があった
素人が登山道の補修をしています。ご注意の上お歩きください。尚、ロープの使用は一人ずつお願い致します。と看板に記載されている
本谷沢 本谷沢
ここも上のセドノ沢同様、一昨年の9月の台風で、それ以前とすっかり様相が変わってしまった
崩落地 本谷沢の先の崩落
書策小屋から下ってきて本谷沢を越えるとすぐの所にある
登山道が殆どくずれてしまっており、写真の赤い固定ロープを頼りにしないと歩けない
このロープを見て、先ほどの看板にあった「ロープの使用は一人ずつお願い致します。」の意味が分かった
戸沢 戸沢
河原は駐車場になっており、写真右手の方にトイレも設置されている
大昔、昭和40年代前半、毎年ここにテントを張ってキャンプファイヤーを焚き、山仲間と忘年会を行ったが、このようなことを今は許されているのだろうか
竜神の泉 丹沢名水 竜神の泉
丹沢にはいわゆる名水が多い
ここもその一つで、戸沢〜大倉の林道下ってくると左手にある
水量は豊富

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