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No.90 富士山須山口
水ヶ塚公園から須山口を登って御殿庭へ行き、そのあと5合目まで足を伸ばして、お盆の時期に運行されているシャトルバスを利用して水ヶ塚公園まで戻りました。

日時 2007年(平成19年)8月14日(火)
天候 晴
同行 なし

所要時間
水ヶ塚公園(7.05) ←50分→ (7.55)一合五勺(8.00) ←1時間→ (9.00)二合(9.05) ←20分→ (9.25)ガラン沢分岐(9.30) ←5分→ (9.35)二合五勺(9.35) ←35分→ (10.10)三合(10.10) ←20分→ (10.30)三合五勺(10.40) ←10分→ (10.50)2352mのピーク(11.10) ←5分→ (11.15)宝永遊歩道入口(11.15) ←5分→ (11.20)昼食(12.05) ←20分→ (12.25)バス乗り場

山行概要

2352mのピークから見た富士山頂
2352mのピークから見た富士山頂と宝永火口
水ヶ塚公園に着いたとき、通常使っている駐車場は満車で、臨時駐車の方に誘導されました。須山口の登山道入口は道路を挟んで水ヶ塚公園の入口の反対側にあります。入口からしばらくの間は、道の両側に丈の高い笹(スズタケ)が迫ってきていて、暗い感じの道が続きます。小一時間ほど歩いて一合五勺に着きました。ここには御胎内・幕岩方向の分岐があり、、休憩用のベンチが一つありました。5合目の駐車場までの間で、休憩用のベンチがあったのはここだけです。
一合五勺を過ぎると、両側の笹は目に見えて少なくなり、程なく笹は目に付かなくなります。薄暗い感じの森の中がだんだん明るくなり、富士山の頂上を樹木の上に何度か垣間見るようになると、開けた場所に出て二合と記した金属製の導標が目の前に現れました。二合まではあまり日が射し込まない森の中の道が殆どだったのですが、このあたらりから暑い日差しに照らされて歩くことがだんだん多くなります。二合を過ぎてまた森の中へ入り、程なく三叉路が現れました。左方向はガラン沢コースとあります。ここにある導標に従って右方向に進むととすぐ二合五勺の御殿庭下の導標が現れます。導標には御殿庭下の表示があり、さらに少し離れたところに、御殿庭中と御殿庭上までの所要時間と距離を記した標識が立っていますので、ここが御殿庭の入口のようです。
ルートマップ二合五勺の御殿庭下を過ぎると、だんだん砂利の急坂が多くなります。後ろを振り返ると愛鷹連峰が見えますが、これ以外は庭らしい風景はありません。砂利の急坂を何回か登り、三合に着きました。ここの導標には、”御殿庭中”の表示があります。周りの木々は疎らで丈が低くなって、森林限界が近いことを示しています。ここを過ぎると程なく森林限界で、目の前に富士山の全貌が姿を現します。ズルズルすべる砂利道の上を歩くと左に導標が現れ、”三合五勺、御殿庭上”の表示がありました。
ここまで来れば、残りはあと僅かです。写真を写して少し長めの休憩を取りました。写真を写し終わって、すぐ目の前にある2352mのピークを目指しました。ほんの数分と思ったのですが、富士山特有の目の錯覚で、実際には10分ほどかかりました。このピークは見晴らしが抜群で、数年前飼い犬と歩いた宝永火口や第二、第三火口が目の前に広がっています。ここから見ると宝永山は確かに山に見えます。目を転ずると富士宮口の八合目の衛生センターや山小屋、それと登山道を歩いている人並みを遠望できます。しばらくこのピークで周りの眺めを堪能しました。この後、宝永遊歩道で昼食を取り、5合目でシャトルバスに乗って、水ヶ塚公園にもどりました。


山が1年中で最も混雑する時に出かけましたが、これはこの時期にのみ運行されるシャトルバスを利用したかったためです。水ヶ塚公園も5合目も人で賑わっていましたが、須山口登山道で出会った登山者は2人だけで、対照的な静けさでした。

「山の花」に写真を収録した花:バイケイソウコバノイチヤクソウ

須山口登山道入口 須山口登山道入口
入口は薄暗い
”富士山須山口登山道”と書かれた大きな表示があるので間違えることはない
御胎内方向分岐 上の写真の入口を入るとすぐ、御胎内へ向かう分岐が現れる
最初のうちは、殆どフラットで車でも走れそうな道が続く
実際、バイクと思われる轍の跡が残っていた
入口付近の笹 登山道入口からしばらくは、写真のようにスズタケが覆いかぶさるように道の両側から迫ってくる
この笹のトンネルをしばらく歩くと、左側に広い分岐が現れるが、この分岐の行き先は不明
一合五勺 一合五勺
御胎内・幕岩方向へ向かう道が分岐している
導標がある以外、これといった特徴のある場所ではない
登山道 登山道
上の写真の一合五勺を過ぎると、道の両側が苔むした道に変わる
二合 二合
明るく開けた場所に導標がぽつんと立っている
頭上は開けているが、見晴らしはない
ここを過ぎると、また樹林の中を歩くようになる
三叉路 三叉路
ガラン沢コースの道がここで合流する
このすぐ先が二合五勺
二合五勺(御殿庭下) 二合五勺の導標二合五勺(御殿庭下)
幕岩経由御殿場口へ通じる道がここで分岐している
下から登ってくるとここが御殿庭の入口になる
庭と言っても、振返ると愛鷹連峰が見えるくらいで、御中道の奥庭とは比べるべくもない
三合(御殿庭中) 三合(御殿庭中)
導標には、”御殿庭上に至る、御殿庭中”と
”御殿庭遊歩道、宝永第三火口に至る”の表示がある
三合五勺(御殿庭上) 三合五勺(御殿庭上)
森林限界を抜け、富士山が一望できる
ここから2352mのピークまではズルズルすべる砂利道が続く
標高2352mのピーク 2352mのピーク
第2火口と第3火口の間に割って入るような形である
御殿場口、御殿庭へと表示された看板があるが場所名を示す表示はない
ここまで来ると富士山の南面が一望できる
宝永山 宝永山
手前は第二火口
以前宝永山へ登ったときは、もう少し上から見たが、その際の姿とはだいぶ異なる
富士宮口八合目 富士宮口八合目
写真中央やや左の白い建物が八合目衛生センター
今年は残雪が未だ残っている
宝永遊歩道入口 宝永遊歩道入口
ここをまっすぐ進むと宝永火口を経て宝永山、御殿場口へ向かう
左側が宝永遊歩道で5合目の駐車場までアップダウンの少ない樹林帯の中を歩く
宝永遊歩道出口 宝永遊歩道出(入)口
5合目駐車場の東の外れにある
富士山の荷物運搬用のブルドーザーの置き場になっていて、標識等は何もない
バス停 バス停
シャトルバスの乗り場は5合目駐車場の西の外れにある
水ヶ塚公園行き、三島行き、富士宮行きの3つの停留所があり、それぞれの停留所に人が並んでいるが、水ヶ塚公園行きが圧倒的に多い

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