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No.76 裏燧林道
当初この日は、台倉高山(2067m)へ登るつもりだったのですが、昨日の会津駒ヶ岳と一昨日の三岩岳の暑さから、予定を変更して、裏燧林道の御池から上田代まで、写真を写しながらのんびり歩きました。裏燧林道の一部しか歩いていませんので、タイトルに対して中身は羊頭狗肉かもしれません。

日時 2006年(平成18年)8月4日(金)
天候 晴
同行 なし

所要時間
御池駐車場(8.35) ←55分→ (9.30)上田代(10.00) ←45分→ (10.45)御池駐車場

山行概要

上田代と燧ケ岳
上田代と燧ケ岳
休憩用のベンチが2箇所に設置されている
この日は、人もまばらで静かなひと時を過ごすことができた
昨日一昨日はいずれも暑い一日で、ズボンも汗でびしょ濡れになりました。当初この日に予定していた台倉高山は、同じような暑さの中を歩くことになりますので、登る気になれません。台倉高山は登るのを止めることにして、一昨年(2004年)、バスツアーで行った駒止湿原のことを民宿の主に尋ねたら、裏燧林道の上田代を薦められました。今回の山行では、”尾瀬”は全く頭に無かったので、言われてみて気がつき、一も二もなく、こちらに行き先を変更しました。尾瀬を最後に歩いたのが昭和42年の5月ですから、約40年ぶりの訪問になります。
裏燧林道の登山口は、御池駐車場の一番奥にあります。登山道へ入るとすぐ燧ケ岳へ向かう分岐があり、導標が立っています。導標の三条の滝方向に進むと最初の湿原の御池田代が目の前に広がっていました。
ここまで、御池の駐車場の登山口から5分とかからない距離です。ここで湿原を眺め、写真を写して、のんびり歩いていると、樹林の中の登りが始まりました。登りといっても緩やかで、木道の上を気持ちよく歩けます。少し歩くと木道が新しくなり、ルートマップその先で4〜5人の作業者が木道の付替え作業を行っていました。ここを過ぎるとワタスゲが沢山咲いている小さな湿原が現れます。地図に名前がありませんでしたが、姫田代と表示された杭が打ってあります。
ここを過ぎると、また緩やかな木道の登りが始まります。鳥のさえずりと私が木道の上を歩く、ポクポクという音を聞きながら、のんびり歩きました。汗をかくまもなく目の前が開け、上田代に着きました。休憩用のベンチがあり、その先に燧ケ岳が眺められます。ここは、平ヶ岳の展望地でもあり、雲間に山頂が遠望できます。無人の湿原の中のベンチで、そよ風に吹かれながら、しばらくボッとして時を過ごしました。


尾瀬は、シーズン中は非常に混むと聞いていましたが、裏燧林道はメインコースから外れているためか、人影は疎らでした。10人ぐらいの小学生の団体を除くと、行き交った人は10人に満たない数です。人数だけで比べると、昨日登った会津駒ヶ岳とは別天地の静かさで、明るい湿原の趣を楽しむことができました。
「山の花」に写真を収録した花:
イワアカバナオタカラコウオゼヌマアザミコバギボウシコオニユリトキソウオニシモツケヒメシャクナゲ(実)

裏燧林道登山口 裏燧林道入口の標識裏燧林道登山口
駐車場の入口には右の写真の標識が立っている
裏燧林道の口は、御池駐車場の一番奥にあるが、ここにそれを示す標識は無い
燧ケ岳分岐 燧ケ岳分岐
振り返ると御池駐車場の登山道入り口が見えるところにある
このすぐ先が御池田代
御池田代 御池田代
御池駐車場の目と鼻の先にあり、ここまで来て駐車場に戻っても、十分満足できる

新しい木道 御池田代〜姫田代の間の登山道
緩やかな登りで、真新しい木道が設置されていた
木道の付替え作業 木道の材料 木道の付替え
登り時は作業をしていたので、声をかけるのがためらわれたが、下りの時は休憩時間だったので、少し雑談をした
材料は総てヘリコプタで運ぶが、その大変さを面白おかしく話してくれた
姫田代 姫田代の標識

姫田代
小さな湿原で、木道を歩くと端から端までほんの?分といったところ
ワタスゲ 姫田代のワタスゲ
この湿原にはワタスゲが沢山咲いていた
私の写真の腕では、その見事さを旨く表現できない
登山道 姫田代〜上田代間も短くて緩やかな登りで、鳥のさえずりを聞きながら、のんびり歩ける
上田代 上田代
上田代のほぼ中央部に立っている導標
上田代 標高1620m の表示がある
上田代から見た平ヶ岳 上田代からは平ヶ岳が遠望できる

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