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No.43 駒止湿原
植物の種類が豊富な駒止湿原のミニハイクのバスツアーがあることを知り、これに参加してみました。ちなみに自生している植物は、尾瀬の約800種に対し、駒止湿原は約470種と言われています。

日時 2004年(平成16年)6月28日(月)
天候 曇のち雨
同行 家内

所要時間
駒止湿原入口(14:10) ←2時間5分→ (16:15)駒止湿原入口

山行概要

大谷地とニッコウキスゲ
駒止湿原の大谷地とニッコウキスゲ
一般者が歩ける湿原は、入口側から大谷地、白樺谷地、水無谷地の3つに区分されており、いずれも木道が設置されています。大谷地だけは入口側からの一方通行で、戻る際は大谷地の先にある農道を駐車場まで歩きます。

入口にある駐車場から木立の中を数分歩くと視界が開け、こじんまりとした湿原が目の前に現れ、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、ワタスゲ等が目に入ってきました。ここが大谷地です。花を探して木道の両脇を気にしながら歩いたのですが、前後をツアー客にはさまれ、木道から降りることは許されませんので、ゆっくり立ち止まることができません。花は予想していたほどは見つけられませんでした。

駒止湿原のルートマップ大谷地を抜けると左右に走る農道に出て、ここを左の方に数分歩くと木立の中に白樺谷地の入口が現れます。ここを入ると、大谷地と同じような湿原がまた目の前に広がります。大谷地を歩いている途中で降り出した雨がこの辺りで本降りになり、花を探したり写真を撮るどころではなくなって、ただ歩くだけになりました。白樺谷地水無谷地の間の小さな林を抜け、水無谷地を少し歩いた所で、更に雨脚が強くなったので先へ進むのを止めて、引き返しました。駐車場へ戻って時計を見たら、歩き始めて一時間30分ほど経っていました。

駒止湿原は、木道以外を歩くことが禁止されていますので、見られる花の種類は制限されますが、ほどほどに見ることができます。なお、ここだけに自生している固有種のような珍しい植物の有無は分りません。この湿原は、駐車場から大谷地の入口までが僅かに登っているだけで、後は殆ど平坦です。ただ歩くだけなら、駐車場から水無谷地の末端まで、2時間で楽に往復できます。私の場合は写真を写しながら歩きますので、3時間ほどは欲しいと思いました。なお、ここの木道は狭く、幾つか設けられている休憩所や退避道以外の場所で人とすれ違う際は、少々難渋します。

今回初めてバスツアーのミニハイクを経験しました。団体旅行の制約はありますが、現地で2時間の自由行動が許されていました。これに近くの高清水自然公園のヒメサユリの探勝がセットされ、しかも昼食までついて5千円でお釣りが来るのですから、その値段にビックリしました。


駒止湿原と高清水自然公園では次の花が咲いていました。
駒止湿原
ニッコウキスゲコバイケイソウトキソウヒオウギアヤメワタスゲウラジロヨウラクツルコケモモ
他にもサワラン、レンゲツツジ、ハクサンシャクナゲ等が咲いていました。
高清水自然公園
ヒメサユリハナニガナギンリョウソウ

駒止湿原駐車場 駒止湿原駐車場
トイレと売店があり、売店では冷やしたトマトやトウモロコシを売っていた
駐車場は50台ほどが駐車できるとある
我々は旧国道289号線の駒止湿原入口で降ろされた
大谷地 大谷地
入るとすぐ、ニッコウキスゲとワタスゲとヒオウギアヤメが目についた
ニッコウキスゲは遅霜にあったため花数は例年の1/3ほどとのこと
白樺谷地入口 白樺谷地入口
大谷地を出て農道を数分歩くとここに着く
入口には白い大きな説明板が立っている
白樺谷地 白樺谷地
大谷地と似たような湿原で大谷地よりはひとまわり小さい

水無谷地 水無谷地
この先で行き止まりになるとのこと
白樺谷地と広さは同じくらいで、ワタスゲが多い
高清水自然公園 高清水自然公園
駒止湿原から車で1時間ほどの距離の福島県南郷村にあり、ヒメサユリの群落がある
中を周回する木道が整備されおり、ゆっくりヒメサユリを鑑賞しながら歩くと30分ほどかかる
入場料は大人一人300円とあった

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