STEP:6 酸素マスクの改修-1

 酸素マスクは海軍型のMBU-14/Pを的確に再現している。
弱点はどうしても前に飛び出してしまう酸素ホースと、バヨネットのストラップの取り回し方。
特にストラップはフェイスピース(マスク本体)を顔に密着させるために必須の改修点となる。

1:改造前のマスク。フェイスピースの段差の表現がやや大げさだがフォルム自体は申し分ない

2・3:バヨネットとストラップ。バックルが“日”の字型のため実物通りにストラップを通すことが出来ない

4:バックルを自作の“目”の字型に交換。バックルの自作方法はこちらを参照していただきたい

5:これが正しい取り回し方。ストラップは目の字の1本目の横棒をくぐった後バヨネットの穴を通過し、
2本目の横棒にかかる。これでフェイスピースがしっかりと顔に密着するようになる

6・7:酸素ホースは一度本体から切り離し中に針金を通して付け直す。
ホースの1/3程度まで針金が届いていればOK。これでホースを強制的に下を向かせることが出来る

8:完成した酸素マスク。無線コードの長さを調節、ホース下端にもコード止めを追加したほか、
電気配線に使う絶縁用熱収縮チューブを使用してコード保護用の黄色のカバーを再現した


9〜11:マスクが幾分上向き気味だが、おおむね“いい感じ”になった。
マスクの角度はフェイスピースの下端を少々削ってやれば簡単に修正できる。
ヘルメットをHGU-33/Pと判断するなら、酸素マスクはフェイスピースをダークグリーン、
ホースを黒に塗装してやると時代的なちぐはぐさが解消できる
PREVIOUS/INDEX/WORKSHOP TOP/NEXT