STEP:5 ヘルメットの改造-1

マスプロダクト製品としては着脱を容易にする必要があるため致し方ないのだが、
ヘルメットはやはり少々左右幅が広いように感じられる。
F-14パイロットに付属するヘルメットにはバイザーカバーが付いているため
シェルの幅を詰めるのが困難なので、エッジロール(シェルの縁の軟質部分)を交換して
顔との隙間を埋めてやることにしよう。

1:改造前のヘルメット。エッジロールが顔に密着していないので
ブカブカした感じであまりイメージがよろしくない

2:接着されているインナーのパーツを取り外す。
無理な力を掛けてシェルを割ってしまわないように注意。
バイザーカバーも外しておいた方が後の作業がやりやすい

3:シェルの縁を少々削ってエッジロールを接着するための“のりしろ”を作る

4:スポンジ状ゴムの戸あたりテープ。これをエッジロールの代わりに使用する

5:シェルの縁にテープを貼ったところ。テープにも粘着材が付いているが
瞬間接着剤等を併用してしっかりと接着してやった方が良いだろう

6:エッジロールと顔の隙間が埋まって密着感が出た。
インナーを外してしまうとヘルメットを着用させたときに位置が決めづらくなるので、
シェル内側頭頂部にスペーサーとして5ミリくらいの厚さのスポンジを貼っておくと良い

7:薄手の革を5ミリ幅に切ってストラップを自作。上が顎に回すストラップ。
下はHOT TOYSのヘルメットでは省略されている後頭部のストラップ。
実物はナイロンのベルトなのだがイメージに合う材料が見つからなかった

8:完成。このヘルメット、今回はHGU-55/Pにバイザーカバーユニットを装着したものとして製作したが、
マーキングが80年代後半から90年代初め頃のものなのでHGU-33/Pの可能性も捨てきれない。
33/Pとして製作するならエッジロールは黒が正解、ということになる

フォルムに手を加えなくともヘルメットと顔の隙間が埋まっただけで印象は一変する。
酸素マスクのレシーバーは白で塗装した。エッジロールが柔らかいのでサングラスを掛けることも可能
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