STEP:7 ヘルメットの改造-2

  F/A-18パイロット用ヘルメットも左右幅が広くエッジロールが顔に密着していない。
こちらは幅つめの邪魔になるバイザーカバーが無いので、思い切って手を加えてやることにしよう。
平面的で印象の良くないバイザーも何とかしてやりたいところだ。

1:改造前のヘルメット。アダムはヘッドが小さめなので特に顔とヘルメットの間に大きな隙間が出来てしまう。
今回はこのヘッドに会わせてヘルメットを小型化していくことにする

2:ヘルメットを分解し、シェルを中央から左右に切断、切断面を各2ミリずつ(計4ミリ)削って再接着。
そのままでは強度的に不安だったので内側にエポキシパテを盛りつけておいた

3:海軍パイロットのヘルメットは、緊急時に発見されやすくするためシェル全体が反射テープで覆われている。
市販の反射テープを使ってこれを再現してやろう

4:反射テープを5ミリ幅に切って貼っていく。塗装するより楽かもしれない

5:F-14のヘルメット同様、エッジロールとして『戸あたりテープ』を貼ってやる

6:内側に盛りつけたパテのせいで少々浮き上がり気味だが、シェルと顔の対比はこんな感じ。
ここまでタイトにすると着脱時にはヘッドを指で押しつぶす必要があるため、
材質がやや堅めなHOT TOYSのフィギュアのヘッドでは少々きびしい

7:HOT TOYSのバイザーはシェルと曲率が合っていないため浮き上がってしまって印象が良くない。
今回は“合作アビエーター”用に製作したバイザーを流用することにした(<反則技・その1)

8:ストラップの取り回しも簡略化されている。
ヘルメット周りは非常に目立つ部分なので手を加えてやりたいところだ

9:バイザーのストラップの取り回しはこの図のようになるのが正解。
“目”の字バックルは酸素マスク同様、針金で自作した

10:酸素マスクのレシーバーを軽量型に交換。上左がポリパテ製の原型、右が複製品。
これも“合作アビエーター”の時に製作したパーツ(<反則技・その2)

11:F-14〜と同様、ストラップを自作のものに交換。後頭部のストラップはシェル外側から精密ビスを通し
内側で固定する(ビスの位置が左右で違っているが気にしないよーに(^^;)

完成したヘルメット。シェル側面にはグレーの合皮で滑り止め兼保護用のレザーを再現。
バイザーのストッパーはグレーのウレタン片を使用している
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