FLYING TIGERS AVG PILOT

1937年、蘆溝橋事件をきっかけに日本と中国は全面戦争に突入、日中戦争が勃発します。
強力な航空部隊を有する日本軍によって、その航空戦力に壊滅的な打撃を受けた中国国民党軍は
圧倒的な戦力差を打開すべくアメリカ政府に支援を要請、これに応じる形で組織されたのが
アメリカ義勇軍(AVG/American Volunteer Group)通称“フライングタイガース”です。
中国戦線に進出したフライングタイガースは、中国政府がアメリカから購入した
カーチスP40戦闘機などを駆り、日米開戦まで日本陸海軍航空部隊と激戦を繰り広げたのでした。
今回は極力ベースとなるユニフォームや装備品の形状には手を加えない方針で製作しました。
フライトスーツはコッツのファイターパイロット用を布用染料(茶)で染め直しただけ、A2ジャケットもクラコレのボブ・ホープのものを染め直して使用しています。ブーツもクラコレ・ブリスター・ベトナム兵のものをソフトビニール用塗料で塗装(ホントはちょっと形が違いますが、そんなに気にならない・・・ですよね?)ショルダー・ホルスターはコッツ製、ホルスター内のガバメントは21stです。
基本的にフライングタイガースの装備はパイロットたちがアメリカから持ち込んだ“私物”なので(中国政府がアメリカから購入して支給したもあった)まったく統一されておらず、フライトジャケットもA2以外にB3、G1等も使用されていたようです。

スカーフは白の綿布を適当な大きさに切っただけ(本物はシルク)。ギャリソン・キャップはTOOのインクジェット・プリンタ用ヒートシール布で自作した。キャップには様々なバリエーションが存在するが、これは頭頂部にまちのあるタイプ
背中にはブラッドチット(緊急時に救援を求める内容の中国語を記した布)が縫いつけられている、これは中国政府が制作して米人パイロットに支給したもの。インシグニア類もヒートシール布に印刷して製作、ジャケットへの取り付けは両面テープを使用した
義勇軍であるフライングタイガースには正式な部隊マークや階級章は存在しない。羽の生えたトラはパイロットが好んで使用したマーキング。布製や革製のパッチの他、ジャケットに直接ペイントしたものもある

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今回使用した自作デカールのデータです。
インシグニアは300ppi、ギャリソン・キャップは200ppiでプリントアウトして使用して下さい
詳しい使用方法は[オリジナル・デカールの使い方]を参照して下さい
・ご利用いただく前にオリジナル・デカールのページの注意事項をご一読下さい・


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