花の白馬三山 2ページ目

8月1日 快晴、ガス

夜明けの行列と白馬鑓・槍穂
夜明けの行列と白馬鑓・槍穂
山頂でご来光を迎えるために、テルモスに湯をつめて4時前にテントを出発。白馬山荘に到着すると、人でごった返している。荷物からすると、どうやら皆ご来光のあとそのまま乗鞍岳方面に下山するようだ。ツアーが多い。山頂が混雑する前によい場所をキープするべく、ダッシュ。
山頂は南北に細長い形状だが、ご来光なら南端がオススメ。日が出た後、朝焼けの槍穂が障害物なしで眺められる。(ぐるぐる写真1・槍穂 - 立山 - 日本海) (ぐるぐる写真2・富士山 - 南ア)
見下ろせば、日の出を見る人が稜線に横一列に行列をつくっていた。

7:15 出発(2720m, 24.8℃)

鞍部から杓子岳へと向かう縦走路
鞍部から杓子岳へと向かう縦走路
今日は鑓温泉までなので、のんびりと朝食後、キャンプ場出発。
丸山を越えて鞍部から杓子岳へと向かうのびやかな縦走路は、右手に剣・立山が見える。気分は最高。ガレた斜面にはところどころにコマクサ。

8:30 杓子岳登頂(2805m, 20.5℃)

杓子岳稜線上の道
杓子岳稜線上の道
杓子岳山頂から南に伸びる稜線からは正面に白馬鑓、その左は鹿島槍。気持ちの良い縦走路。斜面のはるか下にはコマクサが。

9:53 白馬鑓ヶ岳登頂(2915m, 25.5℃)

白馬鑓を下る
白馬鑓を下る
三山踏破達成。展望360度。北には白馬・杓子と歩いてきた縦走路。雲海がすばらしい。白馬山荘直下の花畑は肉眼ではよく見えた。また南に目を転ずれば鹿島槍・槍穂・立山剣。黒部ダムもよく見える。 ここで剣・立山を眺めながら食事する。日差しが強い。
白馬鑓からの下りは白いザレた道。

10:59 白馬鑓ヶ岳発(2890m, 30.2℃)

白馬鑓南面を見上げる
白馬鑓南面を見上げる
鑓から見下ろした雲の中の斜面に大出原おおでっぱらがあるはず。今までずっと晴れてたのに、ここでガスとは・・・
大出原への分岐直前から白馬鑓を見上げると白ザレで、雪みたい。下りでよかった、ここを登りたくないなあ。

大出原

大出原へ
ときおり切れるガスの中を大出原に向けて下る
大出原は残念ながらガスの中で、視界は20〜30m。たまに晴れるガスの切れ間からそのスケールの大きさが垣間見られる程度だった。しかし、周囲が真っ白な中に浮かぶ花園は幻想的な雰囲気で、まさしく別世界に迷い込んだといった感じ。チングルマ、イワカガミ、ハクサンコザクラなどが咲き乱れる。

13:31 鑓温泉小屋着(2055m, 25.9℃)

白馬鑓温泉テント場
白馬鑓温泉テント場
大出原から鑓温泉への道は滑る。ガイドには「唯一のクサリ場」とあったため、クサリはひとつしかないと思いこんでいたが、クサリ - 鉄階段が繰り返し続く。一度思いっきり滑り、クサリに宙ぶらりんになったこともあった。
風呂は気持ちよい。気分は最高。外来入浴可。露天風呂は女性専用タイムがあるが20時からなので、当然眺望はない。水着で入っている女性が2人いたが、内湯もある。テント泊はキャンプ料金の他に入浴料が必要。テント場はあまり広くない。

8月2日 晴

朝日
朝日
本日もすばらしい天気だ。鑓温泉からは、いながらにして日の出を眺めることができる。

5:42 キャンプ場発(2030m, 25.4℃)

温泉小屋直下のお花畑
温泉小屋直下のお花畑
温泉小屋直下の雪渓際はお花畑。道は前日同様、よくすべる。雪渓トラバース3回あり。

7:38 小日向のコル(1865m, 25.5℃)

小日向コル付近から鑓温泉方面をのぞむ
小日向コル付近から鑓温泉(中央)をのぞむ
コルから2〜3分ほど下ると湿原があって、皆そこで休憩している。ここから下は歩きやすい道。スピードが一気にあがる。途中、水が得られる沢がある。
コルに至る少し前の地点から鑓温泉方面をのぞむ。小屋直下は花で黄色く染まっていた。

9:29 猿倉(1315m, 26.9℃)

ページ内を句点で改行する