本邦第6位・悪沢、アルプスの盟主・赤石 1998年8月20日 - 23日 山小屋利用

8月20日 曇ときどき雨

静岡07:48→11:11畑薙第1ダム12:00→13:00椹島ロッジ

8月21日 晴れ

6:30 椹島出発(高度計:1100m, 温度計:22.1℃)

いきなりザレ場。雨でなくてよかった。(この最初のザレ場は道が付け替えられたために通らなくなりました。)

8:06 小石下(1550m, 25.5℃)

この辺り、一部笹が深いところあり。

10:18 蕨段(2000m, 24.8℃)

雉うったり、花摘んだりしたらしい形跡あり(しかも多数)。

見晴らし岩

昼食をとる。荒川・赤石が一望できる。

13:11 千枚小屋到着(2605m, 27.1℃)

食事がうまい!!評判どおり。

8月22日 晴れのちガス

4:13 千枚小屋をまだ暗いうちに出発(2610m, 14.6℃)

5:00 千枚岳着(2880m, 15.2℃)

富士山
千枚岳から夜明けの富士山
千枚岳は富士山の絶好の撮影ポイントということで、多くのカメラマンが陣取る。
ご来光を眺めながら千枚小屋の弁当を食う。ゴージャス。

千枚岳からモルゲンロートに染まる赤石岳をのぞむ。

赤石岳
朝の赤石岳
千枚岳から丸山までの間に悪場あり。特産のシロバナタカネビランジが咲いていたが、高度感があったのと、寒かったのとで、写真を撮る余裕はなかった。

6:15 丸山着(3025m, 16.7℃)

寒くて、休憩もそこそこに出発。目の前には悪沢がそびえたつ。頂上からの展望を想い、気合が入る。

6:46 快晴の悪沢岳登頂(3140m, 15.6℃)

悪沢山頂
悪沢山頂から塩見・間ノ岳・甲斐駒
展望360度。早朝出発したためか、頂上には他に一組だけ。静かでよかった。
写真後ろの山は南ア北部の山々。塩見・間ノ岳・甲斐駒・仙丈。北岳は間ノ岳に隠れて見えないようだ。
振り返ると赤石の向こうにもずっと山は続く。このへんは南アの真ん中なのだと実感できる。

7:15 悪沢を出発(3140m, 19.8℃)

登り
中岳の登り
鞍部まで延々と下る。この下りは、膝が弱い人はつらいかも。鞍部からは中岳までだらだらと登る。見晴らしはよい。

8:20 中岳着(3085m, 22.3℃)

8:49 中岳出発(3085m, 25.5℃)

軽く食事をした後、中岳出発。

9:48 荒川小屋到着(2635m, 23.1℃)

荒川前岳
荒川小屋と荒川前岳
水場はちょっと離れている。しかし今日最後の水場である。水筒を満タンにする。
荒川前岳斜面の有名なお花畑は時期が時期だけにもう花はなかったが、一面の草が盛時をしのばせる。

10:35 大聖寺平(2720m, 25.6℃)

大聖寺平
大聖寺平にて
のびやかな登山道。この辺からシャリバテ状態に陥る。斜面を登りきって一息つくと、カロリーメイトなどをばくばく食って、出発。いよいよ赤石岳への急登が始まる。
急登を登り始めたころからガスが湧いてきて、小赤石に到着のころにはすっかり真っ白になってしまった。

小赤石付近で雷鳥親子と遭遇。

ライチョウ
警戒しながらも登山道上を逃げていくライチョウ
驚かせてはいけないと思ったが、雷鳥が登山道を走って逃げていくので、結果的に追い回す格好になってしまった。南アの雷鳥は北アと違って人を怖がらないという説もあるが、本当だろうか?

12:54 赤石岳登頂(3115m, 20.0℃)

360度、真っ白。山頂避難小屋のトイレはハイテクトイレ。ヘリでし尿を下界に搬出しているとのこと。

15:36 赤石小屋着(2590m, 21.6℃)

この山域の小屋は、さるやんごとなき方が数年前に訪れたとかで、どこもきれいだが、ここは旧小屋も使っている。新小屋の寝床がいっぱいになると旧小屋へまわされる。でも、その方がのんびりできるかも。水場は遠くて、サンダルだとちょっと危ないかも。

8月23日 快晴

5:28 赤石小屋出発(2570m, 16.1℃)

赤石岳
赤石小屋から朝日に染まる赤石岳
ちょうど日の出の時刻。快晴の空には赤石岳が赤く染まっていた。ここからは右に悪沢も見える。

8:14 椹島着(1100m, 23.8℃)

ひたすら下るのみ。早く下りられたので、一風呂浴びることができた。気温もさわやか、気分爽快。が、おばはんに攻撃をうける

椹島 - 畑薙ダム間のバスについて

椹島とダムの間のバスは営業路線ではなく送迎バスである。椹島ロッジなどの小屋を1泊2食で利用した(する)人しか乗れない。そのことを知らずに塩見岳から下りてきた男性が何とか乗せてくれないかとごねていたが、あっさり却下。施設利用は領収書で確認するのでなくさないようにしたい。また、山中で領収書の取引をする人がいるとのことで、チェックはかなり厳しい。ずるいことは考えないほうがよいだろう。ちなみに、入山時は先にお金を払ってバスに乗り込み、施設に宿泊の際に宿泊料金から清算する。
(帰り)椹島10:30→11:30畑薙第1ダム12:20→15:43静岡
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