5月3日 曇り
関東は朝から雨降りであったが、大糸線に入ると雨はあがり、時折薄日も差すようになった。今日は、適当な時間にチェックインしたらそのまま宿にいようと思ったが、予定を変更して塩の道として有名な千国街道を散歩することにした。地図を見て、名所マークの付いている「牛方宿」に一番近そうな千国駅で列車を降りた。11:37 千国駅を出発(高度計:635m, 温度計:30.3℃)
駅から坂を登って国道に出ると立派な石碑がある。本日は「塩の道まつり」ということで、昔の旅姿で塩の道を歩くというイベントがあり、たいへんな賑わいであった。小谷村の村長が代官の格好をしていた。
桜は少し葉が出ていたが、つくしが気味悪いくらいいっぱい伸びていた。雪国の遅い春といった感じであった。
親坂
コース随一の急な登りである。敷石は、重荷を背負った牛が歩きやすいようにと積まれたものだそうだ。牛つなぎ石
牛の手綱を結ぶ穴があいている「牛つなぎ石」。山の中にある。こんな山の中で牛をつないで、一体何をしたのだろう?12:34 牛方宿に到着(855m, 23.6℃)
家の中に牛をつないでおけるという宿で、内部見学可能。この日は塩の道まつりのために入場無料であった。ものすごい人出で、写真撮影は断念。すぐそばの沓掛茶屋で昼食をとる。13:35 沓掛茶屋を出発(850m, 21.0℃)
ここからは一部雪が残っていてぐちゃぐちゃのぬかるみ道が続く。14:00 百体観音(860m, 19.7℃)
西国・秩父・板東の合計100霊場に合わせたものである。今では80数体が残っている。石仏は白馬の方角を向いている。すぐそばに水芭蕉園があって、人だかりがすごかった。ここまでくるともうすぐそばが松沢口のバス停だ。本日の行程はここで終了し、ゴンドラ乗り場やレンタルスキー店などを偵察しつつ、宿まで歩いた。