| Ｔｏｐ | 浮世絵文献資料館 | 浮世絵師総覧 |
| 名所編 | 大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌 〔名所編〕 | 大田南畝関係 |
| （江戸・長崎・大坂・東海道・木曾街道等の名所） |
| 名所 | 詞書・詩歌 | 出典 | 巻・頁 | 年月日 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ながさき かんしゃ 巌原官舎（長崎） | 巌原官舎 （長崎）（別資料） | ||||
| ながさきはっけい 長崎八景 | 「崎鎮八絶 冬日、崎陽に所監する所の諸所を巡視す。口号 会館 崎陽府庫有余材 鎖鑰縅封属鎮台 市舶賈人多結解 案頭長満簿書堆」 〈長崎会所〉 瀬崎倉 南北官倉二瀬崎 新陳共積海西涯 侏儒莫笑饑方朔 蒼鼠応須感李斯」 〈瀬崎の南北倉庫〉 官船廠 西坂斜通宅一区 晩菘霜菊路崎嶇 此中長有官船廠 蓋海飛雲列舳艫」 〈造船所〉 新地庫 臨流四箇水門開 賈客帆檣此地廻 起貨更連清庫日 呉綾蜀錦満船来」 〈新地蔵所〉 和蘭館 紅白旗翻百尺竿 崑崙奴僕役和蘭 鋪氈且勧茴香酒 歩屧閑過花薬欄」 〈出島ｵﾗﾝﾀﾞ人居留地〉 唐館 天后土神関帝祠 幾番船主賽長崎 門聯扁額多相似 疑入蘇州桂海涯」 〈唐人居留地〉 包頭庫 料得銀姿石決明 不如東海海参名 打包一入鮑魚肆 購価紛紛称幾秤」 〈俵物(煎海鼠・干鮑・鱶鰭等の乾物)倉庫〉 薬園 三冬風日薬園荒 異草奇花未吐芳 唯見香櫞竜眼樹 殷勤覆屋護繁霜」 〈十善寺郷の御薬園〉 | 南畝集１４ 漢詩番号 2578～2584 巴人集拾遺 | ②482 | 文化1年 1804/10/ | |
| 「瓊浦八景 鳴滝晴嵐 春雨晴来樹一村 翠嵐陰映山千仭 奔湍石上刻鳴滝 旧府風流磨不磷 雄浦帰帆 大邑封疆接犬牙 行過雄浦立平沙 北風吹送千帆雨 帯去西山一片霞 梅崎夜雨 梅崎夜静熟梅天 雨滴三呉百越船 憶得前年魯西亜 遥々奉使日東辺 東戌夕照 南天海舶一時還 肥筑侯藩護衛閑 東戍遥臨西戍出 夕陽分照両山間 西山秋月 独坐西山祇樹林 峨眉皓月近相臨 一条秋水飛清鏡 石瀬娟々漱玉音 浦上落雁 浦上年々填作淤 一叢芦荻蔭沮洳 数行落雁如成字 応為天涯繋帛書 聖徳晩鐘 聖徳懸厓古仏龕 何人白日静中参 鐘声乍出松林晩 響遍寒煙積水潭 稲嶺暮雪 稲嶺千重秀半空 暮煙縹緲蛭児宮 皎然四望為銀界 総在瑶林瓊樹中」 | 南畝集１６ 漢詩番号2982-9 | ⑤47 | 文化4年 1807/01/ | ||
| ながさき 長崎 | 長崎 （別資料） | ||||
| なかず 中洲 | 中洲 （三叉）（別資料） | ||||
| なかたんぼ 中田圃 （浅草） | 「中たんぼの茶屋にてやすらひけるに、かたへに日出いなりの宮居も近く、早苗の眺望いふばかりなければ、扇にかきつけてつかはしける」“日の出より日の入谷まで早苗とるながめは外になかたんぼ哉」 | 巴人集 | ②406 | 天明3年 1783/05/ | |
| なかの 中野 | 「秋日郊行。 三層孤塔湧林間 長者黄金落葉閑 両個唯余翁嫗像 更無香火客来攀 【中野に長者の塔有り】其二」 | 南畝集１６ 漢詩番号3201 一話一言巻28 | ⑤110 ⑭71 | 文化5年 1808/08/21 | |
| なかむらざ 中村座（堺町） | 中村座（別資料） | ||||
| なかやま 中山 （下総） | 「（紅葉）中山 中山のもみぢ思へば跡とをき鴬のなくほうほけきやう寺」 | 紅梅集 | ②378 | 文政2年 1819/10/ | |
| ながら 長柄 | 「長柄のほとりにすめる人のもとめに 春の日の長柄のあとをたづねんとよこにみてゆく鶯の塚」 | 紅梅集 | ②326 | 文化15年 1818/02/ | |
| ながらのわたし 長柄の渡し （大坂） | 「長柄のわたしにて つくるとはきゝしながらの橋柱ふりぬる跡の名こそ朽ちせね」 | 蘆の若葉 | ⑧198 | 享和1年 1801/05/05 | |
| なにわばし 難波橋 （大坂） | 「浪華江に舟を泛ぶ 薫風解纜浪華江 肴満円方酒満舡 雲影欲随仙侶集 月光偏与玉人双 千竿百戯呈煙火 一曲繁絃起画艘 二十四橋応此地 吹簫誰倚碧紗窓」 「あかずかへりみがちに纜をとき、舟さしくだせば、難波橋の上のゆきゝまれにして、ひやゝかなる風は水面に来り、すみわたる月は天心にいたるべし 舟とめていつか又みん難波江の芦のかりねのみじか夜の月」 | 南畝集１２ 漢詩番号1997 蘆の若葉 | ④172 ⑧209 | 享和1年 1801/06/16 | |
| なら 奈良 | 「南都覧古 一分郷県幾千秋 寧楽江山自古丘 春草空侵麋鹿径 煙花曾遍帝王州 金仙閣上開黄面 采女祠前冷癖流 勝地唯余禽向侶 時探霊異此経遊」 | 南畝集１ 漢詩番号0042 杏園詩集 | ③17 ⑥27 | 明和9年 1772/01/01 | |
| なりひらばし 業平橋 （本所） | 「本庄六詠 業平橋 中郎第五名 墨水千秋後 散歩野橋辺 遺踨行処有」 | 南畝集９ 漢詩番号1771 | ④99 | 寛政3年 1791/10/ | |
| なるたき 鳴滝 （長崎） | 「瓊浦八景 鳴滝晴嵐 春雨晴来樹一村 翠嵐陰映山千仭 奔湍石上刻鳴滝 旧府風流磨不磷」 | 南畝集１６ 漢詩番号2982 | ⑤47 | 文化4年 1807/01/ | |
| なんごうちゃや 南郷茶屋 （相模） | 「南郷魚鱠 不食南郷鱠 安知東海鮮 開樽纔下箸 一酔瓦盆前」 | 改元紀行附録 南畝集１２ 漢詩番号1929 | ⑧134 ④154 | 享和1年 1801/02/28 | |