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   画賛編 大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕   大田南畝関係
  【ふ】※実際に揮毫したかは問わない。◯は欠字、◎は表示不能文字
画題画賛出典巻・頁年月日
ふうけいが
風景画
「画に題す生来往在武江傍 日々仙舟楊柳塘 瓊浦客中観此画 依稀風景似吾郷」南畝集14
漢詩番号2591
④355文化1年
1804/10/
ぶえん
無塩
「無塩の画に 塩なしとたが名付けん瘤あれど后の位そなはれる身を」紅梅集②368文政2年
1819閏04/
ふがく
富嶽 (画賛)
 富嶽 (別資料)
ぶかん
豊干禅師
「稲城女の画く豊干禅師の図に題す 長風何処起 猛虎自相馴 睡去当無夢 醒来亦不真」南畝集6
漢詩番号1142
③394天明3年
1783/02/
ふき
「蕗と自在を画たるに 草の名のそのふき自在徳ありてめうがもあらせ玉琴のうた」あやめ草②100文政5年
1822/03/
ふくじゅそう
福寿草
「福寿草の画讃 花生福海波 根固寿山石
 元日の草としきけば春風のふくと寿命の花をこそもて」
七々集
万紫千紅
②271
①294
文化12年
1815/10/
「木挽町松川といへるやどの額に、伊川法眼の画がける梅に福寿草をみて
 春風のふく寿そうそう咲いでゝ梅の立枝の花をまつかわ」
七々集
万紫千紅
②277
①295
文化12年
1815/11/
「梅に福寿草の画 魁の梅にまけじと福寿草まづ一年の謀せん」紅梅集②323文化15年
1818/01/
ふくろくじゅ
福禄寿 (画賛)
 福禄寿 (別資料)
ふじわら の ていか
藤原 定家
「藤黄門定家の雪中馬に騎るの図に題す
 十里同雲賛野濆 北風吹袖雪紛々 暮天飄瞥無人至 馬上沈吟恐是君」
南畝集6
漢詩番号4107
⑤376寛政11年
1799/
「定家卿月をみる絵に 十五夜にかたぶく月のうたよめばあかつきのかねごん中納言」七々集
万紫千紅
②277
①295
文化12年
1815/11/
ふそうか
扶桑花
「扶桑花を画く 扶桑花若火 灼々照中山 海国三元日 衣冠掌上看」南畝集16
漢詩番号3027
⑤60文化4年
1807/02/
ふたみがうら
二見浦 (伊勢)
「尚左堂の二覧浦の図 二覧遥連浦 双巌対若門 欲知神所在 勢海浴朝暾」南畝集14
漢詩番号2567
④348文化1年
1804/10/
ぶんぶくちゃがま
分福茶釜
「文武火(ク)茶釜図に題す
 文福元来文武火(ク) 誤り言ふ文福茶釜に化けると
 請ふ看よ一日炉開(ロビラ)きの会 自(オノズカ)ら陰嚢(キンタマ)八畳鋪有り」
壇那山人藝舎集①465天明4年刊
1784/03/
「文武久茶釜の絵に 文武久の茶釜に毛のはえたるは上手の手から水がもりん寺」あやめ草②80文化7年
1810/08/