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   画賛編【ふ】大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔画賛編〕大田南畝関係
  【福禄寿】(ふくろくじゅ) ◯は欠字、◎は表示不能文字
詞書・漢詩・狂歌出典巻・頁年月日
「福禄寿とから子を亀の甲にのせたる画に 福緑寿こだま銀をもかけそへてはかりくらべん万歳の亀」あやめ草②74文化7年
1810/05/
「ある人狩野素川のかきし福禄寿の画を携へ来り、南極を北極によみかへよといふに
 南極を北極にして見るからは此ゑしもとは吉原がすき
 素川をしれる人はほゝゑむべし」
放歌集②161文化8年
1811/07/
「あら玉のとしのはじめの福寿草禄といふ字は其の中にあり」
〈谷文一画「福禄寿」の画賛。『睡余操瓢』(『新燕石十種』8巻付録。明治3年頃、斎藤月岑書留)所収〉
蜀山百首①307文化15年刊
1818/01/
「福禄寿亀をみる画。養川院法印のかけるなり 寿の高さくらべん福緑のひさごつぶりと亀の尾の山」六々集②211文化11年
18114/10/
「狩野養川の福禄寿の画に 寿をやしなふ川のほとりには頭の高き山とこそみれ」六々集②249文化12年
1815/08/
「福緑寿亀図 南極老人頭似匏 万年亀甲尾如毛 人間万事慾無載 頭与年齢不厭高」七々集
万紫千紅
②268
①293
文化12年
1815/10/
「福禄寿のつぶりをから子のかつぎたる画に
 福禄寿みつをかねたる長つぶりから子のかたにかけておもたき」
七々集②268文化12年
1815/11/
「抱一上人、福禄寿に鶴 福禄寿みつの重荷に鶴一羽こづけをそへて一寸千年」七々集②298文化13年
1816/02/
「梅くゞりの福禄寿のゑに 南極のほしのつぶりのきらきらと梅の南枝の下くゞるらし」七々集②301文化13年
1817/02/
「福禄寿、松たけを手にもてる画に 南極のほし松たけを手にもちておのがつぶりとくらべてやみん」紅梅集②326文化15年
1818/02/
「福禄寿に巻物、鹿あり 巻物はひろげてみずと南極のほしのよはひはしかとうけ合」紅梅集②346文政1年
1818/07/09
「福禄寿賛 南極之老徳之光 惟福惟禄其寿最長」紅梅集②383文政3年
1820/01/