【なるべく東面、西面の窓は小さく】
敷地の形状にもよりますが、夏の日射量を考えると窓から入る日差しで室内温度が相当上がりますので、窓は小さくした方が冷房効率が良いのです。
しかし、「光も採り入れたい。」
そこでハイ・サイドライトを付け、天井面に光を当てれば閉所感のない部屋になります。
(その窓にも霧除けは付けた方が良いです)


山田設計 コンセプト システム 工 程 費 用 プロフィール リンク
夏涼しく冬暖かく過ごせる床下暖房
エアコン、ファンヒーターによる暖房(電気、ガス)

立ち上がりは早いですが温風による攪拌で暖房しますので部屋の上下で温度差があり、風でホコリも舞い上がります。
床面まではなかなか温まらず、設定温度になれば温風の速度が弱くなり冷気も感じやすくなります。
給気口からの冷気対策が必要!
床下の湿気対策も必要です。

台所もタイルで仕上げれば油汚れも心配ありません。
冬でも寒くないので当然裸足です。
床下点検口です。
ファンコンベクターと部屋の空気吸い込み口が見えます。これで部屋の空気を一部循環させています。
家の暖房器具は
これのみです。
暖房能力は最大で11900kcal、最小で8310kcalです。
お薦めの床下暖房(ファンコンベクター)

床下のコンクリートを蓄熱体とした温風暖房で床面温度も30度以下ですので快適ですが立ち上がりが遅いのですぐに温まりたい場合には不向きです。
外気温が低い真冬でも冷気を暖めてから部屋に入れますので
給気口からの冷気対策が不要!

暖房を止めている時期もファンだけ回し床下を攪拌できますので湿気対策不要。

夏は夜間の冷気を床下コンクリートに蓄えることが出来ます。
床下コンクリート蓄熱暖房(温水、電気)

深夜電力利用ですので原発依存のシステムです。
深夜に床下のコンクリートを直接暖め蓄熱体とした暖房で床面温度も30度以下で真冬は快適ですが季節の変わり目は「夜間は冷えても昼間は真夏日」と言うこともあります。夜間に暖めていますので昼間の温度調整は難しくなります。
給気口からの冷気対策が必要!
暖房を止めている時期は無風状態ですので湿気対策は必要です。
出来れば1年中裸足で生活したいものです。

では真冬に裸足で生活するにはどうすればいいのか?・・・。
戻る
次へ
メール
屋根は通気層を取り
2重構造
夏の日差しは
庇でカット
冬の日差しは
部屋の中まで
【庇、霧除け、雨戸は非常に重要】
デザイン上の理由でしょうが付けない住宅をこのごろ良く見かけます。
輸入住宅のデザインが好きであちらの仕様そのままで建てるのでしょうが、日本には梅雨と台風があるのです。
自然災害、防犯面を考えれば雨戸は有ったほうが有利です。

そして夏の日差しを室内に入れない方法を昔から考え、工夫してきたのです。
いくら外部建具の性能が良くなったからとは言え、霧除けは付けた方が良いに決まっています。
後で付けるのは大変ですよ。
【屋根、外壁を二重にし通気層をとる】
特に屋根の通気層は非常に有効です。
真夏の日中に屋根裏部分の天井を触っても暑さは感じません。
西日に対しても通気層は有効に働いています。
夏は、朝夕の日差しが一番きついので開口部の位置、形状も十分考えなければ、室内に入り込みます。

普通軽い屋根材料の場合は雨音が気になりますが、さほど気にならないくらい小さいです。
もし、雨が進入しても二重ですから内部まで侵入することはありません。外壁も同じです。
内部の湿気も通気層から出ていきます。.
玄関ホールや廊下をタイルで仕上げていますが、1年中裸足でOKです。
床下の空気の吹き出し口です。
全ての窓を閉めてもここから新鮮な空気が
冬は暖かく、夏はそれなりに涼しい温度で入ってきます。
新鮮空気を一旦床下に入れますので冷気が直接入ってきませんし、熱交換機のような煩わしいメンテナンスは必要ありません。
暖房器具だけでなく、日差しもコントロールして暖房に利用したいものです。

夏は日差しをカットし、冬は取り入れることも環境を考えれば非常に大事です。
うまくコントロールできれば資源を無駄に使う必要もありません。

庇の無いデザインもスッキリしていいのですが、それと引き換えに無駄なエネルギーを使うことを考えてれば、上手に庇を付けることをもっと考えるべきです。
日差しのコントロール
床暖房(温水、電気、ほっとカーペット)

立ち上がりが早いので比較的早く暖かさを感じられますが、床面でじっとしていると熱過ぎるのが欠点ですが動き回る頻度が多い場所などにはいいと思います。
電気やガスの場合、ランニングコストが相当掛かります。
給気口からの冷気対策が必要!
床下の湿気対策も必要です。
リビング・ダイニングはコルクタイルで仕上げています。
子供が転んでも衝撃を和らげますので安心です。