エコロジーな生活は必要ですが、我慢するエコロジーは嫌いです。限りある資源エネルギーを利用するために、何が有効で何が無駄なのか。

住宅で消費するエネルギーの中で一番消費しているのは暖冷房と給湯の熱エネルギーです。給湯量を減らすことは難しいので、冷暖房エネルギーを減らすことが必要になり、高断熱、高気密住宅になってきたのです。

オール電化は給湯も含め全てを電気で・・と言っていますが、火力発電所で電気を作るために60%の資源エネルギーをお湯として廃棄し、送電で5%ロスして います。その電力でまたお湯を沸かすなどと言うのはエネルギーを一番無駄に消費しています。また深夜電力は原子力発電所が夜間の操業を止められないので電 力を安く売っています。原子力発電反対という人は深夜電力を使はないほうがいいですね。

今、最もエネルギー効率が良いのはエネファームでしょう。電気とお湯を同時に作っていますから。
しかし、現在の設置費用は350万円程度で保証は10年、それ以降は有償にて点検ということです。 10年後には100万円程度になる見込みとのことですので設置するのはそのときの価格を見てからが良いです。

将来エネファームに変えることを考慮し暖房の熱源は「お湯」にしておくのが良いのです。 でも 床直下に敷設する温水床暖房ではランニングコストも掛かりますし、配管が腐食した場合交換費用も馬鹿になりません。


お薦めは床下暖房なのです

床下暖房のファンコンベクタなら本体(9万円前後)とそこまでの配管を交換するだけで非常に安く済みます。


- 住まう人が主人公の快適な家 -

竪穴式住居

太古より屋根の断熱が一番重要なことは知っていました

外壁の断熱が重要なことも知っていました

地中の温度は1年を通し変化が少ないことも知っていました

汚れた空気は小屋裏より排気するのが良いことも知っていました


いつしか屋根断熱も外断熱も忘れ、簡素な住宅に住むようになってしまった。

これからは高断熱、高気密と床下暖房で

真冬でも裸足で動きまわり

真夏でもエアコンなしで眠れ

新鮮空気で満たされている

匂いのない快適な家に住みましょう



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茅葺きの平屋建て・・50cmほどの厚みの屋根、断熱としては完璧です
土塗りが部の上に板を張り、壁を風雪から守る、今の外壁通気層に通じるものです
しかし、木製建具で隙間風は否応なしに入ってきます

消し炭で暖を取る生活ですから、その方が一酸化炭素中毒になりにくいので良かったのでしょう


私は18歳まで写真のような茅葺き農家住宅に住んでいました。
なので実体験として快適な部分も、そうでない部分も分かっています。

夏でも涼しかった2階の蚕部屋、1階土間も涼しかった。
屋根断熱が重要だったんです。

夏の夜はエアコンがなくても蚊帳を吊って眠れました。
熱帯夜で眠られない・・なんて記憶にはないですね。

ただ冬は足下が寒かったですね・・だから掘りごたつ、手元は火鉢。
床下は風邪が吹き抜けていましたから、外気と同じ温度です。
寒かったですが畳が敷き詰めてあったので何とか過ごせました。

かやぶき屋根の家
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