掲示73 (2006年2月23日)
追加:2006年3月25日

ピコ通信/第90号(2006年2月23日)掲載 > 環境省の1月30日付け回答に対する当会の公開質問状 (2)に対し、環境省から2月20日付けで下記のような誠意も内容もない回答がありました。この回答に対する当会のとりあえずのコメンを【 】内に示します。当会ではこの問題をさらに追及していきます。

環境ホルモンに関わる小冊子「チビコト」およびホームページに関する
公開質問状 (2)に対する環境省2月20日付け回答

環境省2月20日付け回答PDF版
2006年2月20日
環境省環境保健部環境安全課
化学物質問題市民研究会
代表 藤原寿和 様

 2月5日付け「環境ホルモンに関わる小冊子『チビコト』およびホームページに関する公開質問状(2)」につきましては、下記の通りお答え致します。

1.小冊子に掲載された内容について
 「『様々なご意見を紹介する』なら、環境省には、この対談者らとは意見を異にする研究者らの意見を載せた冊子を同じように作成し、配布し、EICの『化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ』に公開する義務がある」とのご意見ですが、冊子作成については、出版社の編集方針等もあり環境省の判断のみで実施できるものではありません。なお、「化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ」コラム欄には、様々な方々のご意見を掲載していく予定です。

当会コメント
 【環境省が国民の税金で業務委託をするのだから、出版社の編集方針によるというのは全くおかしなことである。特定の出版社(木楽舎)に限定すべきではなく、公明正大に業務委託先を決定すれば済むことである。】

2.小冊子の発行について
2−1 2−2
 当課で実施しております事業に関しましては適正に運用しており、情報はホームページ上に公開しております。

当会コメント
 【当会の質問(検討会に諮ったかどうか、検討会委員が関係する出版社に業務委託することが適切かどうか)に対して何も答えていない。】

2−3
 挟み込み冊子裏表紙の表現は、これまでの例に倣っております。

2− 2−4 2−5 2−6
 請負業務に関するする情報につきましては、環境省ホームページ上に公開されております。

当会コメント
【当会の質問は請負業務に関する一般的な情報ではなく、下記の通りである。
 2-4 一般競争入札又は指名競争入札に基づいて委託先が決定されたか?
 2-5 委託にあたり「仕様書」を提示したか、示した場合にはその仕様書の開示
 2-6 委託契約金額および委託契約書の開示
 この質問に対して、環境省は何も答えていない。】
2006年2月20日
環境省環境保健部環境安全課
〒100−8975 東京都千代田区霞が関1−2−2
tel:03-3581-3351(代表)内線6354,fax:03-3580-3596


追加:2006年3月25日
 チビコト小冊子は環境省のリスクコミュニケーション推進検討会のメンバーが編集長を勤める商業誌 「ソトコト」 に11,050,050円で随意契約されていた。この件に関し、3月25日、民主党岡崎トミ子議員が参議院環境委員会(第五回)で質問し追及した。 掲示76(2006年3月25日)




掲示板見出しに戻る


化学物質問題市民研究会
トップページに戻る