掲示69(2006年2月5日)


環境ホルモンに関わる小冊子「チビコト」およびホームページに関する

公開質問状に対する環境省1月30日付け回答


環境省1月30日付け回答PDF版
2006年1月30日
環境省環境保健部環境安全課

化学物質問題市民研究会
代表 藤原寿和様

 環境保健行政の推進につきましては、日頃よりご理解を賜り、誠に有り難うございます。
 1月22日付け「環境ホルモンに関わる小冊子『チビコト』およびホームペ−ジに関する公開質問状」につきましては、下記の通りお答え致します。

1.小冊子の発行について

1-1 1-3
 環境省は、平成17年3月、「化学物質の内分泌かく乱作用に関する環境省の今後の対応方針について−ExTEND2005−」を公表し、平成17年度からは、ExTEND2005 に沿って取組を進めています。ExTEND2005 における基本的な柱の一つに、「情報提供とリスクコミュニケーション等の推進」があり、具体的には、ホームページの作成、シンポジウム開催等を行うこととしております。
 こういった、化学物質の内分泌かく乱作用に関するリスクコミュニケーション・情報提供推進事業の一環として、冊子作成請負業務を株式会社木楽舎(「ソトコト」出版社)に委託し、本小冊子の制作及び配布(雑誌の挟み込み冊子として販売)を行いました。また、同じくリスクコミュニケーション・情報提供推進事業の一環として環境省が開催した「第8回化学物質の内分泌かく乱作用に関する国際シンポジウム」でも参考資料として配付いたしました。
 なお、ソトコト販売終了後の配布については、送付希望の方に送料希望者負担でお送りしております。

1-2
 チビコトの著作権及び版権は株式会社木楽舎が保有しています。

1-4
 この小冊子は一般の方からの求めに応じて送付しています。送付先等については、個人情報保謹のため公開できません。これまでに、シンポジウムでの配布分も含めて約5000部を配布しました。

2.小冊子に掲載された内容について
 「コラム:自然現象としての魚の性転換」や「対談:環境ホルモン問題からなにを学ぶのか」といった執筆者・対談者本人が紹介されている記事の内容は、執筆者・対談者本人のご意見そのものです。様々なご意見を紹介するという観点から記事として掲載していただきました。その他の記事については、ソトコト編集部が執筆・編集したものですが、環境省としても情報を提供するなど協力を行っており、内容について基本的に環境省の考えと異なる部分はありません。

3.「化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ」について

3−1  このホームページは、ExTEND2005 に基づくリスクコミュニケーション・情報提供推進事業の一環として作成されています。なお、リスクコミュニケーション・情報提供推進事業については、公開の検討会(ExTEND2005 リスクコミュニケーション推進検討会)を開催し、事業の方向性・企画等についてご検討いただくことになっております。
 ホームページのトップページ「はじめに」に記載してありますとおり、「このホームページは、環境省の監修のもとに、EIC(財団法人環境情報普及センター)が内分泌かく乱作用に関する種種の情報に解説等を加え、より分かりやすい形で情報提供を行うものです」。コラム・エッセイ、対談・インタビュー等で紹介する内容は、執筆者・対談者本人のご意見そのものであり、環境省が加筆・修正等を行う性格のものではありません。

3-2
 3-1で述べましたとおり、投塙記事も含めたホームページ更新内容につきましては、公開の検討会(ExTEND2005 リスクコミュニケーション推進検討会)において包括的に検討していただいております。

 お問い合わせいただいた件に関しましてほ、これをもってお答えとさせていただきます。

2006年1月30日
環境省環境保健部環境安全課
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
tel:03-3581-3351(代表) 内線 6354, fax:03-3580-3596


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