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マシュー・ベスト指揮
コリドン・シンガーズ
イギリス室内管
(85/10 HYPERION) |
合唱は言うことなし。女声パート
(少年)の音色、表現力は理想的。
メゾ、バリトンのソロは大人の表現で
深い。録音も、派手さはないが良く
溶け合った優秀なもの。In Paradisum
に涙せよ。 |
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スティーヴン・クロウベリー指揮
ケンブリッジ・キングス・カレッジ
聖歌隊
イギリス室内管
(88/12 EMI) |
余裕のない発声、いたずらに抜いた歌
い方と、聖歌隊のいけない面が全部
出てしまっている。ボーイアルトと成年
男声アルトの音色が全く違って溶け合
わない。Pie Jesuのソロはベスト盤と
同じアン・マレーだがこれは絶品。 |
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エドワード・ヒギンボトム指揮
オクスフォード・ニュー・カレッジ
聖歌隊
カプリコーン
(90/4 CRD) |
かなり訓練はされていてハーモニー
に乱れはないが、聖歌隊特有のクセ
のある歌い方は抜けてはいない。Pie
Jesuのソロは唯一の成年男声アルト
でなかなか味わい深いが、アンサン
ブルの中では彼の声は浮いている。 |
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ハインツ・ヘニッヒ指揮
ハノーファー少年合唱団
室内管弦楽団
(93/11 ARS MUSICI) |
イギリスの児童合唱とは全く異なる発
声で深い響きだがソプラノは不安定。
演奏は鈍く重苦しい。ラテン語の発音
がドイツ風なのも気になる。バリトンソ
ロは一転して軽め。メゾソプラノソロは
肝心の低音が弱すぎる。 |
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デニス・キーン指揮
ヴォイセス・オブ・アセンシオン
合唱団・管弦楽団
(94/6 DELOS) |
水準以上の演奏ではあるが、女声が
やや重いか。録音はffで破綻をきたし
てしまっている。メゾソプラノソロは完
璧に私の趣味ではない。(ゴメン) |
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ミシェル・ピクマル指揮
アンサンブル・ヴォカール・
ミシェル・ピクマル
シテ島管
(94/10 NAXOS) |
合唱はまずまずウマイのだが、全体を
おおうノーテンキな明るさにはとうてい
ついて行けない。バリトンソロは立派
だが。
録音も平板で水準以下。 |
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エリック・ネルソン指揮
アトランタ宗教合唱団
アトランタ室内楽
(06/4 DA CHIESA) |
ライブ録音のせいか、
オケと合唱のバランスに問題がある。
ソロ・パートは合唱によるトゥッティ。
メゾはともかく、バリトンは悲惨。 |
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ビル・アイヴス指揮
オクスフォード・モードレン・
カレッジ聖歌隊
イングリッシュ・シンフォニア
(08/3 HARMONIA MUNDI) |
パートによってまとまり具合が異なって
いるため、合唱全体としてのレベルは
低いものになってしまっている。
カウンターテノールのソロは立派。 |
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トーマス・リーチ指揮
リーズ大聖堂聖歌隊
スキプトン・ビルディング・
ソサエティ・カメラータ
(12/3 BRILLIANT) |
メゾ・ソロは団員。バリトン・ソロは
パート・ソロ。
ハーモニーはきれいだが、
あまりにシロートっぽい演奏。 |
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ジョン・オドネル指揮
ウェストミンスター寺院聖歌隊
ブリテン・シンフォニア
(13/2 HYPERION) |
オドネルの2度目の録音。
最近の研究成果を取り入れて、
「戦没者への追悼」を前面に
押し出した演奏。 |
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スティーヴン・クロウベリー指揮
ケンブリッジ・キングズカレッジ
聖歌隊
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管
(16/1 CKC) |
オリジナル楽器のオーケストラ。
歴史的な意味はないが、
独特の音色は魅力。
合唱はいまいち。 |
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ディアナ・ジョゼフ指揮
ジョージア州立大学シンガーズ
室内管弦楽団
(22/3 GOTHIC) |
70人という大合唱。
よく訓練されてはいるが、いまいち
魅力に欠ける。
ソロも平凡。 |