Pentecote

Pentecost
ペンテコステ


 
ペンテコステとは
 
 使徒達の伝道を記録した使徒行伝の2章には、初期のキリスト教会での奇跡のエピソードとして、使徒達が様々な地域の言葉を聖霊の力によって語りだした様子が記されている。これはパウロが中心になって押し進めていた異邦人伝道を、象徴的に記したものと考えられる。
 
構図の特徴は
    
 イコンでは、半円形の椅子に12使徒が座る。その中で画面上部で向かい合うのが、左がペテロ、右がパウロである。この二人の間に聖母マリアが座する構図もある。

 中央下部にいるのは万物を象徴した皇帝像。両手で支えている白い布には使徒らによる12の預言の巻物(多言語を象徴)を納めている。
 
聖書では
 
 ”五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきたような音が天から起こってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。 また、舌のようなものが、炎のように分かれて現れ、ひとりひとりの上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろ他国の言葉で語りだした。”(使徒行伝2:1−4) (c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1954,1955
 
ペンテコステを描いた代表的なイコン

 
 
本ページの表記は整理の都合上、フランス語、英語、日本語の順になっています。フランス語に付いてはアクサン等が、Shift_JISによる日本語と同時に表示不能な為、省かれています。読みにくいかと思われますが、ご容赦を。


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