ロシアで比較的好まれる構図で、「しるしの聖母」と呼ばれる。日本語でも「印の生神女」と言われる。
構図の特徴は
構図は左右対称。中央にオラントの姿勢をとるマリア。マリアの胸部にメダリオンの中にイエス・インマニュエルが配される。
背景が描かれることは極めて稀である。
聖書では
”それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。”(イザヤ書7:14)
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1954,1955
オラント型の聖母の代表的なイコン