L'entree a Jerusalem

The entry into Jerusalem
エルサレム入城


 
エルサレム入城とは
 
 イエスは自分がそこで磔刑にされることを承知でエルサレムに入る。
 
構図の特徴は
    
 中央に木、その上に小さく描かれた人。手前にはロバに乗ったイエス。右手前では衣服を地面に敷く人たち(通常小さく描かれる)。
 
聖書では
 
 ”さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブの山に沿ったベテパゲ、ベタニヤの付近にきた時、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、「むこうの村へ行きなさい。そこにはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのないろばの子が、つないであるのを見るであろう。それを解いて引いてきなさい。もし、だれかがあなたがたに、なぜそんな事をするのかと言ったら、主がお入り用なのです。またすぐ、ここへ返してくださいますと、言いなさい」。そこで、彼らは出かけて行き、そして表通りの戸口に、ろばの子がつないであるのを見たので、それを解いた。すると、そこに立っていた人々が言った、「ろばの子をといて、どうするのか」。弟子たちは、イエスが言われたとおり彼らに話したので、ゆるしてくれた。そこで、弟子たちは、そのろばの子をイエスのところに引いてきて、自分たちの上着をそれに投げかけると、イエスはその上にお乗りになった。すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。そして、前に行く者も、後に従う者も共に叫びつづけた、
 「ホサナ、
 主の御名によってきたる者に、祝福あれ。
 今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。
 いと高き所に、ホサナ」。
 こうしてイエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。”(マルコによる福音書11:1−11)
 (他の共観福音書では、マタイによる福音書21:1−9、ルカによる福音書19:29−38)

 ”その翌日、祭にきていた大ぜいの群衆は、イエスがエルサレムにこられると聞いて、しゅろの枝を手にとり、迎えに出て行った。そして叫んだ、
 「ホサナ、
 主の御名によってきたる者に祝福あれ、
 イスラエルの王に」。
 イエスは、ろばの子を見つけて、その上に乗られた。それは、
 「シオンの娘よ、恐れるな。
 見よ、あなたの王が
 ろばの子に乗っておいでになる」
と書いてあるとおりであった。”(ヨハネによる福音書12:12−15)、しゅろの枝の記載はヨハネだけに見られる。
 (c)日本聖書協会 Japan Bible Society, Tokyo 1954,1955
 
エルサレム入城を描いた代表的なイコン

 
 
本ページの表記は整理の都合上、フランス語、英語、日本語の順になっています。フランス語に付いてはアクサン等が、Shift_JISによる日本語と同時に表示不能な為、省かれています。読みにくいかと思われますが、ご容赦を。


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