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期日まで一か月を切ったら強調したい

 

TODAY関数を使って、今日と期日一か月前の日付を比べる条件付き書式にします

今日の日付は、TODAY関数で得られます。

○か月前の日付は、次のようなEDATE関数で得られます。

EDATE(開始日, 月)

開始日:基点となる日付、もしくはそれが入力してあるセルを指定します。

月:「開始日」からの月数を指定します。正数を指定すると「開始日」より後の日付を返し、負数を指定すると「開始日」より前の日付となります。

 

たとえば、期日から一か月前の日付を得る場合には、「月」として-1を指定します。

期日が1年後であり、その一か月前の日付を知りたいときには、「月」として11を指定することになります。

 

日付は、新しいものほど大きいと判断されます。

つまり、次のような条件式が正しい場合には、

比較対象の日付 < 今日の日付

比較対象の日付は過日のものであり、その日がもう過ぎていることを表します。

Excel 2016/2013

 

@作例では、前回の健康診断の日付から、1年後の有効期限の一か月前になったら、そのセルが強調されるように条件付き書式を設定します

 

A判断基準となる日付のセル範囲を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」を実行します

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選んで、数式欄に「=edate(」と入力します

C選択中の範囲の先頭の日付セルをクリックして、その番地を指定します

DF4キーを2度押して、列のみの絶対指定に変えます

EEDATE関数で11ヵ月後、すなわち1年後の有効期日の一か月前を指定して、その日付と今日の日付をTODAY関数で比較します

今日の日付のほうが大きい場合には、比較対象の日付がすでに過ぎていることになります。つまり、それが期日一か月前の日付であるなら、期日まで一か月を切っていることになります。

「書式」で塗りつぶし色などを指定します。

F「OK」をクリックすると、期日一か月前を切っている日付が強調表示されます

強調範囲を行全体に広げたいときには、さらに「ホーム」→「条件付き書式」→「ルールの管理」を実行します。

G「適用先」として表示されているセル番地を選択します

H「適用先」のセル範囲を選択し直します

I「適用」をクリックすると、指定し直した「適用先」にも条件付き書式による強調が施されるようになります

 

デル株式会社

 

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