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年月に応じて日付の表示数を自動調整したい

 

31日までの日付を用意しておいて、条件付き書式で不要な日付を非表示にする方法があります

指定した年月の末日は、EOMONTH関数で調べることができます。

それと日付を比較する条件付き書式で、不要な日付を白色に変えれば、見た目には正しい日数のカレンダーになります。

Excel 2013/2010/2007

 

@条件付き書式を適用するセル範囲を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を選びます

日付は31日まで入力しておき、そのすべてに条件付き書式を適用します。

A「新規ルール」をクリックします

作例では、土日や祝祭日の色分けを行うための条件付き書式がすでに適用されています。

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選んで、数式欄に「=day(」と入力します

DAY関数を使うと、日付から日にちの値だけを取り出せます。EOMONTH関数で調べた末日の日付から、日にちの値だけを取り出すために使います。

C続けて「eomonth(」と入力します

 

D日付の入力されているセルをクリックで指定します

作例では、B列に日付データが入力されており、表示形式でそれを曜日にしています。B3セルには、指定月の1日目の日付が入力されているので、それをEOMONTH関数の「開始日」として使います。

E続けて「,0))」と入力します

EOMONTH関数で「月」の指定を0にすると、「開始日」の月の末日が求められます。その日にちの値をDAY関数で取り出します。

F左辺が右辺よりも小さいことを表す比較演算子「<」を半角で入力します

 

G日にちの値の入力されている列の先頭セルをクリックで指定します

HF4キーを2度押して、列番号のみの絶対指定にします

選択中の他のセルでも同じ条件式を使うので、行番号は相対指定にします。

「書式」をクリックして、適用する書式を設定します。

Iフォントの色を白色にして、「OK」をクリックします

 

J「OK」で、「条件付き書式ルールの管理」ダイアログボックスに戻ります

 

K「適用」をクリックすると、不要な日付が非表示になることを確認できます

●他の月でも同様に、日付の表示数が変化します

作例では、B列の曜日は、C1セルの年と、A2セルの月、A列の日にちを使って表示しています。

祝祭日もリストを使って自動表示する仕組みにしてあります。

 

 

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