エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

休業日を赤色で塗りつぶす

 

休業日の年月日を別表として用意し、COUNTIF関数で日付との照合を行い、それを塗りつぶしの条件とします

不定期に訪れる休業日は、その日付を年月日で入力した別表として、あらかじめ用意しておきます。そして、それと、カレンダーの日付を照合します。

日付の照合は、COUNTIF関数を使って行います。該当するものがあれば1が得られ、そうでない場合には0となります。

1はTRUEに、0はFALSEに相当するので、この数式はそのまま条件付き書式で用いることができます。

 

 

 

 

@日付を年月日で入力した、休業日のリストを用意します

A条件付き書式を適用するセル範囲を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」を選びます

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=COUNTIF(」と入力します

 

C休業日のリストの日付をすべて選択します

セル範囲に空白セルが含まれていても問題ありません。

この表では、「月」に年月日で日付が入力されていて、「日」と「曜日」はそれを参照しています。

D半角のカンマを追加して、カレンダーの日付をクリックで指定します

 

EF4キーを2度押して、列番号のみの絶対指定に変えます

F半角の閉じ括弧を追加して、左のように数式を完成し、適当な「書式」を設定してから、「OK」ボタンをクリックします

 

G休業日が塗りつぶされます

【注意】別シートの参照で不具合が出る場合

「Excel 97-2003 ブック」形式でファイル保存した場合、それをExcel 2010で開いても互換モードとなってしまうので、次回起動時に条件式が勝手に削除されてしまうことがあります。これは、2003以前のExcelの条件付き書式に制限があるためです。

Excel 2010/2007本来のブック形式でファイル保存した場合には、次回起動時にも条件付き書式が勝手に削除されてしまうことはありません。

 

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