オオタカ(雑木林)

平地に点在するコナラ・クヌギの雑木林も、オオタカにとって格好の生活空間です。餌となる小動物が多く生息しているからです。

極上の生肉定食(2023.04)

 オオタカの抱卵や育雛は、主にメスが担当します。その間、メスの食料はオスが狩り、運んできます。写真は、メスがオスにプレゼントされた朝食をお気に入りのダイニングテーブルでたいらげているところ。極上の生肉定食でした。

肉塊のプレゼント(2023.03)

 早春の朝、暖かい光に包まれた雑木林。花粉症と戦いながら、散策していると、「キエーキエー・・」「ケッケッケッ・・」と鋭い声が響き渡りました。オオタカです。繁殖期を迎えたペアの鳴き交わしを久しぶりに聞きました。しばらくすると、観察可能な場所にとまったのは、肉の塊をしっかり握っているメスでした。オスからのプレゼントをもらったようです。順調にいけば、来月産卵、5月初めにヒナが孵化し、6〜7月には巣立ちをします。じゃましないように、見守っていきたいと思います。

もう既に「猛禽」・・(2020.7)

 先に紹介したオオタカのヒナです。一段と成長し、もうすぐ巣立ちを迎えるでしょう。全長40pほど(成鳥は約50p)に大きくなっていました。ヒナと言っても、白い産毛の頃の可愛さは微塵もなく、鋭い視線でこちらをにらんでいました。もう既に「猛禽」の顔つきです。

 
お母さんに叱られた!(2020.6)

 梅雨の合間に那須の林を散策していましたら、枯松に作られた大きな巣を見つけました。よくよく見ると、巣上には白い産毛に包まれたヒナがいたので、不用意に近づいたことを反省しました。案の定、すぐに「ケッケッケッケッ」と激しい叫び声とともに、オオタカのメスが飛んできて威嚇されました。必死に子を守ろうとする母の姿は、鳥獣も変わりありません。気迫に押されて、すごすごと退散しました。

巣立ったばかりのオオタカには風格や威厳より、初々しさと若々しさを感じます。でもにじみ出る鋭さは天性のものです。 厳冬期、黒磯市の林道でヤマドリを捕獲しました。
並んだ雄と雌に柔らかな早春の光が射していました。3月下旬、オオタカは本格的な繁殖の準備を始めます。
雄が雌にリスを運んできました。 雌は雄のプレゼントを受け取りました。 新緑の中、ヒナの食欲はますます旺盛です。

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