ウィーン

ローマ編

2008.7.17-21

今回の目的は、ヨーロッパで行っていない場所を埋めていくということ。メジャーな都市で行っていない場所をつなぐこととして、 ウィーンとローマを選んだ。
ウィーンは、前回行った中欧が良かったことから、今年はハプスグルグ家をメインテーマにすることとした。 ローマは言うまでもなく、メジャーな街だからである。
時間の問題から、エールフランスの夜便でパリに行き、そこから移動することとした。
JALの正規割引運賃だったが、エールフランスの夜便でパリ、パリからウィーンもエールフランスで飛んで、ウィーン、ローマ間はオーストリア航空でつないで ローマ―成田はアリタリアとなった。いずれもJALとの共同運航便だからこそ出来る技である。

ウィーン




JL5055 21:55発で成田からパリへ。朝4:00にシャルルドゴール空港に到着。少し仮眠して7:15にAF1138でウィーンに向かい、9:00にウィーンに到着した。
空港からはリムジンバスで市内まで行った。6ユーロでSchwedenplazに着き、ホテルを予約してあるUniversitatに地下鉄で行った。
ウィーン旧市街中心部はringと呼ばれ、トラムだと環状に一周廻れるが、地下鉄だと乗り換える必要がある。
しかし、トラムは信号待ちがあるし、時間がかかる。その辺りを考えて交通機関を利用する必要がある。 ウィーンには5.7ユーロで24時間パスがあり、地下鉄、トラム、バスに全て乗れるので、これを使うと便利である。

ウィン大学の近くの宿、Pension Excellenceに宿をとっていたが、一泊60ユーロ、(1ユーロ160円)で、四つ星とのふれこみだったが、 実際の設備は日本の安いビジネスホテル並みである。
チェックインして早速、10:30頃から市内観光に出かけた。

旧市街の中心は十分歩ける距離であり、ホテルからすぐ近くにあるヴォティーフ教会を通り、ドイツ語圏最古の大学であるウィーン大学、 ブルク劇場を経て、市庁舎に着いた。(写真左上)

市庁舎前は屋台が並んでおり、夏場の夜になると、ここで大型スクリーンによる野外フィルムコンサートが連日行われるらしい。
昼間でも屋台は営業しているので、ここで休憩して、早速ウィーンらしく、コーラとザッハトルテを戴いてみた。(写真右上)
知らなければ単なるケーキなだけだが、有名なものは一応抑えておいたという感じ。

その後、ここから、隣の国会議事堂に行った。建物としては、ギリシャ神殿風であり、建物としては1883年のものらしいが、やたら派手である。 (写真左)
さらに中央のマリアテレジア像に相対して建つ、自然史博物館、美術史博物館に行くが、中には入らず、道を隔てた反対側にある王宮に向かった。

王宮には入場することとした。チケットはSisi-Ticketというシェーンブルン宮殿と共通のチケットがあったので、22.5ユーロでそちらを買った。 これを持っていると、シェーンブルン宮殿でチケットを買うのに並ぶ必要がなく、入場の時間にも制限がないらしい。
王宮では、銀器コレクション、皇帝の部屋とシシィ博物館に入った。
ハプスブルグ家の本丸だが、保管されている食器や贅沢品は、往時の勢力を髣髴とさせる。(写真右)
日本語のオーディオガイドもあるのでわかりやすいが、やたら説明が長いので全部を聞いている暇はなかった。


王宮を出て、Michaelerplazにいると、夜のモーツァルトのコンサートの勧誘が来た。
コンツェルトハウスというウィーン交響楽団の本拠地でウィーンモーツァルトオーケストラが、20:15〜22:00でモーツァルトの小品をやるらしい。
服装もかつらをかぶった当時の服そうでやるのが売りらしい。
もともとどこかのコンサートに行く予定だったし、オペラは休みの時期なので49ユーロの席を予約した。

そこから歩いて国立オペラ座へ行った。小澤征爾が音楽監督をやっているところであるが、とんでもなく大きい、歴史のある建物であり、 ここで異国の指揮者が音楽監督をしているのは大変すごいことであると思う。
そこからKarlsplatzで行き、U-4でシェーンブルン宮殿に行った。シェーンブルン宮殿は世界遺産で、ハプスブルグ家の栄華の象徴みたいなところである。
ベルサイユ宮殿を意識したらしいが、予算不足でそこまでは至らなかったらしい。

グランドツアーで40室の見学をしてきた。中は写真撮影禁止である。
オーディオガイドがあるが、長いので流して聞いた。

庭園は広く、歩くと疲れる程である。一通り廻って休憩。やや天気が悪かったが、きれいなつくりであった。

来るときはSchunbrun駅で降りたが、帰るときはHietzingからU4に乗って再度Karlsplatzに帰った。

Karlsplatzからケルントナー通りを通り、シュテファン寺院へ行った。(写真左)
シュテファン寺院はウィーンのランドーマーク的存在で、塔の高さが137m。世界で3番目の高さらしく、でかいので写真におさまらないほどである。

この周辺、グラーベン通り、コールマルクト通りと歩行者天国になっているエリアがウィーンのショッピングの中心であり、人通りがすごい。
ここで少し買い物をして、再度、王宮のMichaelplazに来たので、U3-U2と乗り継いで、ホテルに帰った。
少し睡眠した後、再度コンサートのために出かけることとなる。
今度は、トラムno.1でSchottentor UniversitatからSchwarzenbergplatzへ行き、コンツェルトハウスに行った。
地下鉄だと乗り継ぎが必要であるが、トラムだと直接に行ける。ただし信号待ちがあるので、少し遅い。
使いわけが必要である。

コンサートは交響曲41番、ドンジョバンニ、フィガロの結婚、アイネクライネハナトムジークなど、有名なものばかりである。 ドレスコードもさほどではなく、普通の服装で十分。ジーンスで来ている人もいるくらいである。
アンコールは二曲。22:00に終了。フレンチホルンがいまひとつであったが、 やはり、日程により、メンバーが違い、若手がやるときもあるんだろうと思われる。

帰りはU4でStadtparkからU2に乗り継いでUniverstatへ。ホテルの入り口はロックされていて、カードで中に入るセキュリティである。
翌朝は7:30のローマ行きフライトなので、朝5:30のモーニングコールを依頼して就寝した。