カリブ周遊の旅
今回のルート
グアテマラ編
キーカーカー編
カンクン編
2005.9.18-26
9月18日
18:00出発のAA60でダラスに同日15:30到着(時差の関係で)
17:00にAA2195でグアテマラシティへ出発し、19:15に到着した。
途中ダラスでは、Transitでありながら、いちいちアメリカに入国しなければならず、しかもその手続きが、指紋や顔写真までとるので、うっとうしい。
グアテマラシティの空港では、両替所が閉まっており、近くの売店でUS$の高額紙幣で買い物をしたお釣りをケツァール(Q: 1US$=7.3Q)でもらい、
当面の小銭を手に入れた。
まず、行動として、今回はグアテマラシティには全く用はないので、出来るだけ早くティカルに行く方針である。
よって、夜行バスでティカル観光のベースタウンであるフローレスに行きたいところである。
空港タクシーは市内まで10US$という法外値段であるが、夜間であり、セキュリティを考えて利用することにした。
そして、空港から直接、バスターミナルに乗り付けた。
バスターミナル付近は治安の悪いエリアなので、若干不安があったが、
幸い20:30発のフローレス行きのバス(85Q)に、スムースに乗れることとなった。待ち時間はほとんどなし。
夜行バスでフローレスまでは、8-10hであり、早朝フローレスに着いて、そのままティカル観光をするという段取りである。
時間の無駄がない。
ここまでの移動は、きわめてスムースであった。
9月19日
4:30にサンタエレーナに到着した。まず宿を確保しないといけない。
タクシーで、フローレス島に行き、あらかじめ調べてあった安宿のホテル、ミラドールデルラゴに行った。
しかし、ここが満室であったため、タクシーの運転手がHotel Del Lacandonという同様の安宿に連れて行ってくれた。
早速チェックイン。一泊50Q。ここまでのタクシー代30Q。
朝4:57にチェックインするが、なんとティカル行きのSan Juan Tourのミニバスのピックアップが5:00に来るとのこと。
チケットとかは後で何とかなるそうなので、取り急ぎ、バスにのることにした。
そのまま、ティカルに朝6:40に到着。グアテマラシティからの移動は、過去に例がないほど、激烈であった。
バス代は、ケツァールがないので、8US$取られたが、実際は50Qであるから、やや余計に取られたようだ。
しかし、両替をする暇もなかったのだから仕方がない。
公園の入り口で、入場料50Q、地図20Qを買う。
その後、まず、とりあえず朝食を食べた。オムレツ、チーズ、ハム&teaで25Q。水(5Q)を買って、早速ティカル観光に出かけた。
入り口にガイドが沢山いたが、集団で回るのが面倒なので、個人で回ることにした。
ティカル遺跡は、広い範囲に遺跡が点在しているが、メインの場所は、TEMPLO I IIがあるGRANPLAZAからACROPOLISである(写真左)。
ここを回った後、少し離れた所にあるTEMPLO IV Vに上まで登るとこのエリアを一望に出来る(写真右)。
周りはほぼジャングルであり、その中から、TEMPLOの上部が見えるという光景である。
ちょうどアンコール遺跡に近いイメージであった。
ぐるっと一周して、ほとんどの遺跡をみて、約3時間位であった。10:00には観光終了。
売店でインターネットをやって(1時間6US$: こんなジャングルのなかでもインターネットが出来るのがすごいが)
おやつのような早い昼食を食べた。(パンケーキ25Q)

少し雨が降ってきたこともあり、雨宿りをしているうちに帰りの時間となる。
帰りのバスは、12:30、2:00、3:00、4:00、5:00とあり、どれに乗ってもいいことになっている。
もちろん12:30発のバスにのることにするが、待っている人が多いので、早めにバスに乗りに行った。
案の定12:20にはほぼ席が満杯となり、早めに行って正解であった。
バスで市内に帰り、乗ってきたSan Juan Travelで明日のベリーズシティ行きのバスのチケットをゲット(20US$)。
朝5:00と7:30出発の二つがあるが、早いほうが良いので5:00出発にしてみた。
フローレス市内に帰ると、まず、バタバタと出てきた宿のチェックインをした(一泊50Q)。
朝は時間が無かったから、部屋に荷物だけ入れて、チェックインもせず、飛び出てきたからである。
その後、近くのインターネットカフェに行ってメールをチェック。こちらは、ティカルとは違い、6Qと安かった。ティカルの7分の1である。
このフローレスには多くのインターネットカフェがあり、メールには困らない。
その後、フローレス島内を散歩して、買い物をする。しかし、睡眠不足と、日差しが強いことがあり、あまり多くは歩き回れなかった。
宿は、海に面していて、安い割りにいいホテルである。
このフローレス島自体、バックパッカー様の宿が沢山あるが、いずれもオーシャンビューであったりするし(写真右)、店も多く結構便利で、
長期滞在をしそうな場所である。
夜は寝不足と、時差の関係もあって、早々に就寝した。
9月20日
朝5:00に、San Juan Tourのピックアップでベリーズシティ行きのバスに乗る。
ボーダーまでは2時間半。imigrationでは、欧米人はビザが要らないが、日本人はビザ取得の必要があり、早めにバスを降りて速攻でimigration に行った。
すると、ビザ申請用の書類に写真の欄がある。今回、写真を持ってきていないので、失敗したと思ったが、実は写真なしでも大丈夫なのではないかとも思った。
ただ、ボーダーで、手間取ると他の客を待たすことになるので、どうしようかと思っていたところ、見透かしたようにタクシーの客引きが、
「写真をとるなら、タクシーで連れて行ってやる。5分で行って来れる」と話を持ちかけてきた。
おそらくこういった日本人旅行者が今までも何人もいて商売にしているのだろう。
間違いなくタクシー代はボラれると思われたが、こちらには時間がないという弱みがあり、
あまり待っていると、imigrationがどんどん混んでいくので、今回は写真を持ってこなかった準備不足という落ち度があるので、
仕方なく証明写真を撮りにいくことにした。
写真は30Qで4枚。しかし、タクシー代は、5分の往復で20US$取られた。
フローレス、ベリーズシティ間のバス代が20US$であるからいかに法外かがわかる。
しかし、実際はimmigrationの手続きも、全く遅く、ビザの発給にも時間がかかった。
これで、写真が無いから撮りに行けと後から言われたら、どれだけ遅くなったかわからないので、結局のところ、今回は仕方がないとも思われる。
ちなみに、バスに同乗した日本人旅行者がもう一人いたが、彼はビザは必要ないとのこと。
というのは、彼は、バスに乗ったままベリーズシティからメキシコのチェトマルまでその日に行くことになっていた。
そういった場合は、ビザは必要ないらしい。
その基準はベリーズに宿泊をするかどうかというところで決まるとのことである。
その後は、順調に進み。ベリーズシティの水上タクシー乗り場に10:20頃到着。すると、キーカーカー行きのボートが10:30に出るとのこと。急いで乗った。
(片道20B$、往復35B$)待ち時間も全くなく、まるでパックツアーの様な流れである。
キーカーカーには11:30に到着する。
とりあえず、Hotel Miramarというところに宿を取った。一泊10US$(20B$).
いわゆるBackpacker宿である。今はoff seasonとのことなので、他の宿泊客はいなさそうである。
というのも、この時期ハリケーンが来るために、観光客は少ないそうである。しかし、この日は天気もよく、全く問題ない。
その後、近くのダイビングショップに行き、早速ダイビングを申し込んだ。
まず目的のBlue Holeは、21日の日程があるが、これは確実ではないとのこと。
とりあえず、私を含め2人の予約があるが、他のショップともあわせ12人の予約者がいないとツアー自体がキャンセルになるという。
その日の午後にもlocal divingの予定を組んでいるが、これも3人以内と決行されない。
私の申し込んだ時点では、やはり2人しかいないので、1:30の時点で2人集まらなければ中止とのことである。
もう一人は、norikoさんという日本人と思われる人だったが、この人もおそらく状況はわかっていないと思われた。
結局、1:30に再度きても人数は集まらなく、この日のダイビングは中止。翌日のBlue Holeも全く人数は増えず、ほぼ無理な気配である。
いずれにせよ、この日の午後にはやることが無くなったので、2:00〜5:00までというシュノーケリングツアー(40B$)に行くことにした。
世界第二のバリアリーフといわれるベリーズバリアリーフは、実は浅瀬が多く、シュノーケリングでも十分楽しめた。
ポイントは3ヶ所。1ケ所目は通常のソフトコーラルで、2本目はエイ、サメのポイント。3本目もコーラルでエビなどを見た。
エイ、サメポイントは、当たり前のように、数匹のエイやサメが登場するので、スキューバでなくてもぜんぜんOKである(写真)。
4:30過ぎに帰ってきて、明日のBlue Holeツアーの予約状況を聞いてみるが案の定人数が足りず、中止であった。
これでは何のためにキーカーカーまできたのかわからないので、他のダイビングショップにあたることにした。
Frenchie's Divingは木曜のBlue Holeツアーが残り3人であり、同様に別のショップで残り5人であるとのこと。
どうしようかと思案していたところ、ティカルでちょっと会った日本人旅行者のマサキに偶然再会した。
彼もダイバーであり、Blue Holeに行きたいらしく一緒に行動することとし、再びFrenchie's Divingにいって交渉。
私は、明日はLocal Diving、明後日はBlue Holeということで予約をした。もちろん、人数が集まらないとツアーキャンセルである。
マサキはこの場では予約せずに、値引き交渉を試みるとのことだったが、彼が申し込めば、状況的には何とかなる様子である。
しかし、バックパッカーは個人主義であるから、このあたり単純に行動を翻す可能性がある。(それは悪いことではなく、当然のことなのだが)
よって、さらに確実を期すために、昼によったダイビングショップに、「Norikoさんが来たら、私が相談したいことがあると伝えてくれ」と伝言しておいた。
夕食は、マサキとロブスターを食べに、Rasta Pastaに行った。
マサキは来春の就職の決まった学生さんで、お金が足りず、ダイビングには行きたいが、どうしようかと悩んでいたので、
「借金してでも言ったほうが良いよ」という無責任なアドバイスをして、夕食をおごってあげた。
なにせ彼がいかないとツアーキャンセルになってしまうので、こちらとしても死活問題である。
(実はそのおかげで無事ツアーにいけたのだが)
この日は、独立記念日を翌日に控えて、公園で夜はパーティーである。
11:30からセレモニーがあったが、子供達のタテ笛による国旗掲揚という、田舎町の夏祭り程度のノリであった。
その後、花火が上がったが、国旗掲揚のチャチさのわりに花火は立派であった(写真右)。
9月21日
朝7:0頃起床。本日は独立記念日にて、大方の店は休みであった。
今日のダイビングは9:00からで、local divingである。
結局、昨日より謎だったNorikoさんは現れず、Blue Hole行きはマサキが申し込むかどうかにかかっていた。
朝から、Frenchie's Divingでマサキは値引き交渉をしていたが、すでにシーズンオフ価格で10%値引いているとのこと。
なかなか値切れずに結局カードを使ってこの場をしのぐこととなる。昨日の夕食の効果は出たようである。
これで、Blue Hole行きのツアーは無事決行されることとなった。
9:00にダイビングショップ集合。この日のlocal divingは、昨日別のショップで会ったジュリア、ジェニーとマサキ、私の4人で行くこととなった。
海外ダイビングは何度かやっているものの、英語でのブリーフィングはいつも心配である。
ポイントは桟橋から5分ほどボートで行った先のベリーズバリアリーフである。
透明度はよく、大物はいないものの、カリブ固有種がいて楽しめた。
今回4人とも、それなりに潜れるダイバーであり、潜水時間は2本とも50分以上、減圧停止をしないといけないほどの長さであった。
もちろん、十分満足した。
2本のダイビングの間は、浅瀬に移動してのシュノーケリングであり、十分に近場の海は堪能した。
13:30にショップに帰着。その後は、昼食を食べインターネットをしたり、買い物をしたりしながら過ごした。
夜17:00頃に確認に行くと、明日のBlue Holeは最終的にconfirmされ、無事決行となった。夕食は、宿の近くの中華とした。
Fried rice 9B$。明日の朝は早いので、ハイネケンを飲んで早々に寝た。
9月22日
今日は過激な一日だった。
まず、朝5:45にダイビングショップに集合。軽くパンなどの朝食を食べる。
その後、6:00過ぎに出航する。一本目がまさにBlue Holeであった。
天気はやや怪しかったが、約2時間の道のりで、Blue Holeに到着。
Blue Holeは、直径200m、深さ100mという大きな穴なのだが、あまりに近いと、穴の大きさを実感できない。
絵葉書ではよく航空写真があったが、実際そのほうが大きさを実感できると思われる。
一本目、潜降すると、穴の深さが深いため、全く下が見えない(写真左)。
入り口にはサメがいて、出迎えてくれた(写真右)。穴の中に入っていくが、水深がどの程度なのか実感できないままどんどん穴の中に吸い込まれていく、
最大水深40mまで潜るが、下はまだまだ深く、暗くて全く見えない。壁には鍾乳石のような部分があり、神秘的である。
ときおりサメもお目見えする。
深度が深かったため一本目は25分程度のダイビングであった。透明度はいま一つだったのが残念であった。
その後移動して浅場のポイントで2本目。ここは昨日同様のcoral garden。ソラスズメダイとヨスジフエダイなどが舞っているポイントである。
透明度はまあまあ。
2本目終了後、無人島に渡り昼食となる。この無人島は絵に描いたような南国の風景である。昼食後は島内散策でbird sanctuaryに行く。
展望台から眺めると、周囲は鳥だらけであり、まさに鳥の楽園である。また振り返ると、野生のイグアナが当たり前のようにいた。
他にもでかいヤドカリなどもいて、なかなか楽しめた。

しばらく休憩した後、3本目のポイントへ移動。ここはやや透明度が落ちるが、ドロップオフの崖の上にあり、崖の下では、まずウミガメ、
そしてマンタに遭遇。思いがけない大物の登場で、満足した。
その後、しばしの休憩の後、再度ウミガメ、そしてさらにマンタ(しかもダブル)がお目見えした。こうなるともう大興奮である。
Blue Hole自体のダイビングより、こちらのほうが良かったかもしれない。
3本目の終了が、13:30。その後スムースに戻り、桟橋に着いたのが、15:20。この日、ベリーズシティに行く最終のボートが16:00発なので、
何とか、間に合うこととなった。
陸路でひたすら行けば。明日の朝にはカンクンにつけるという予定である。
キーカーカーに、これ以上とどまる必要は全くないので、旅人としては、ここでは一気に移動するべきである。
こういう展開も予想していたのだが、バタバタと支払いをすませ、ログ付けした後、宿に戻り準備をして、ボートに乗り込んだ。
16:00のボートで、ベリーズシティに16:50に到着。
メキシコの国境にあるチェトマル行きのバスターミナルを目指す。やや迷ったため、17:00過ぎにターミナルに到着。
17:00のバスは乗り過ごしたので、18:00のバスに乗ることとなる。
local busなので、チェトマルまで直接いかず、ベリーズ側の国境の町であるコロザル行きであり、エコノミー8B$、エクスプレス12B$である。
チェトマル行きはコロザルで乗り換えることとなる。
18:00発のエクスプレスバスは、20:20頃に頃ザルに着いた。そこからチェトマル行きのバスに乗り換えようとしたのだが、
すでにチェトマル行きの最終バスが出てしまっていた。次のバスは明日の朝8:15だそうだ。
ベリーズシティで、バスに乗り遅れたのが、ここで効いてしまった。
ここで、一泊するメリットはほとんどない。そして、メキシコに行けば、夜行バスがあるだろうという読みから、
力技でタクシーでチェトマルまで行くこととする。
バスターミナルにいる係員が言うには、直接タクシーでチェトマルに行くと50B$かかる。
しかし、ボーダーまで行き、自分で国境を越えてメキシコ側で別のタクシーを使えば、国境まで20B$+10B$で、30B$程度で何とかなるという。
そういうことにした。
言われた通り、バスターミナルから、20B$でボーダーへ行く。出国税その他で37.5B$とられた。
その後歩いてボーダーを超えるが、メキシコ側の入国審査場までが遠い。
夜であり、人がいなかったこともあり、途中で迷ったりして、ここで、なんと1時間ほど費やしてしまった。
えらい目に会いながら、何とか手続きを終えて、メキシコに入国。ちょっとしたお金をケチったのを後悔した。
すでに夜遅かったが、何とかタクシーを拾って、チェトマルまで5US$で行った。バスターミナル到着は21:50。
時差があるので、メキシコ時間は22:50である。
チェトマル〜カンクンの夜行は23:30発で191ペソ(19US$)であった。
その前の一等バスは18:00なので、結局バスの時間を考えるとタイムロスは無かったこととなった。
ナイスな展開である。
夜行バスに乗りカンクンバスターミナルに朝5:30頃到着した。
9月23日
カンクンのバスターミナルは、一度来たことがあるので、地理的には、わかっていた。
しかし、朝早すぎたため、どこも閉まっていて、ホテルにも入れないので、ターミナルで少し時間をつぶす。
その後、24時間営業のレストランでタコスを食べ、7:00過ぎにホテルにチェックイン。
前回に来たときに泊まったノボテルが、経営を変えて、Hotel Kin Mayabと名前を変えていたので、そこに泊まった。
シャワーを浴びて、少し仮眠した後、どうするか考えた。
全く休みにするのでは、何のために夜行で急いだかわからないので、ダイビングには行くことにしたが、
当初予定したコスメルに行くには、さすがに疲れたので、この日はカンクンで1ダイブだけ、午後にすることとした。
バスターミナルの近くには、インターネットショップが沢山あった。
中には日本語の読み書きが出来るところもあり、ネット環境はいままでの国でもっとも良い。
値段も30分位で50ペソ程度で安い。(10ペソ=1US$)
ホテル近くの旅行代理店で午後のカンクンダイビングと翌日のセノーテダイビングを予約する。
セノーテダイビングは、140US$で予約できた。午後のダイビングは、1:45からとなる。
カンクンのホテルエリアには、前回用がなかったので、行っていないかったが、ダイビングショップがホテルエリアになるので、
1:20に旅行代理店の人に送ってもらった。
ショップはScuba Cancunであり、欧米人が多く利用しているショップである。
レンタル器材をそろえてボートに乗り込む。
基本的にこの午後の1ダイビングは、ライセンス講習の人達のために出るボートであり、ファンダイブの人は、ついでに乗せるという感じである。
内海にある桟橋からボートが出て、外海にあるリーフまで行った。海から見てもカンクンは絵に描いたようなリゾートであり、
ビーチ沿いに高級ホテルが並んでいる。
ポイントは、講習用の海域なので、水深は浅い。私としては、休みを兼ねたダイビングなのでちょうど良かった。
平均水深4.5mのダイビングで、ファンダイブにはガイド以外に4人が参加した。
エアの無くなった順に浮上するというルールで、私は最後までガイドと残り、68分という長時間となったが、最後にウミガメと遭遇。
このダイブは実は私の100本目のメモリアルダイブであった。
戻ってきてログ付けをして、帰りはR1バス(65ペソ)でホテルに戻った。
夕食は例によって、タコスを食べて、少し買い物をして帰った。やはり疲れており、この日は早々に寝た。
明日は、いよいよセノーテダイビングである。
9月24日
朝6:20過ぎにR1のバスでホテルエリアへ行き、ダイビングショップのあるmarinaに到着。
まだ、あたりはうす暗い感じである。7:00になり、スタッフが到着する。支払いを済ませた後に準備をしてマイクロバスが出発した。
ショップから乗ったのは、私と、イングランドから来た親子で、娘は昨日のダイビングで一緒潜ったジャマである。
高校生くらいのかわいい娘で、お父さんが保護者として着いて来ていた。
途中、ホテルで他の客をピックアップして行った。
本日のメンバーは、カップルが他に二組と個人の男性とあわせて、8名にスタッフが2名である。
ホテルエリアから40分ほど南下して、cavernに入り口に着いた。入り口はジャングルの中である。
とてもここからダイビングをするというような場所ではない。
いつも、多くのダイビングショップが訪れるようだが、この日は我々は、二組目のチームであった。
ここは、淡水の鍾乳洞のダイビングであり、完全な暗闇のcaveではなく、穴の中に光が入るcavernである。現地ではセノーテと呼ばれる。
それゆえ、特に資格のない我々でも潜水できるわけだが、光が入るがために、素晴らしい景色が生まれるわけである。
ダイビングとしては、cave divingに準じており、少人数(4人)でライトを持って一列で入って行く。
途中までは、完全に真っ暗闇である。そのうち、緑の光が差込む空間があり、光が水中を線となって走り、幻想的な世界が広がった。
透明度は、非常に高く、そこに水があるのを感じさせないので、まるで空中にダイバーが遊泳をしているように見える。
そこに、青や緑の光線が差し込むという、今までに見たこともない素晴らしい光景である。
30分ほどの短いダイビングというはずだったが、一本目は47分という長時間であり、十分いcavern divingを堪能した。
水温は25度と冷たいが、一旦外に出ると、35度という灼熱の世界であり、まさにジャングルである。
このギャップもすごい感じである。
2グループに分かれて交代にもぐるのであるが、あっという間に、休憩は終わり2本目となる。
2本目は1本目が長すぎたためか、若干短いダイビングであった。
cavern内のair pocketに行った。これは、雲見やパラオのシャンデリアケーブで入ったことのある光景であり、さほどでもなかったが、
やはり途中で見る光と鍾乳石のコントラストは最高である。
ダイビングは13:30に終了し、軽く軽食を食べて、カンクンに戻った。
3時過ぎにはホテルに戻って、遅い昼食を食べ、少し休憩。お土産を買ってほぼ全日程を終了する。
今回もいつものごとく、全く現地での移動もactivityもアレンジなしの旅行であったが、
移動にも全く無駄が無く(疲れたが)全ての日に必ず1つ以上のactivityがあるという理想的な展開であった。
メインのティカル、Blue Hole、セノーテダイビングのいずれも無事にこなして、満足いく旅行であった。
自分で言うのもなんだが、これだけの動きをスムースにいける旅行者はそういないだろうし、ツアーではあり得ない動きでもある。
個人旅行ならではのBig tourと言っておこう。
9月25日
早朝にホテルを出て、空港にタクシーで向かう(150ペソ)。7:00発のアメリカン航空でダラスへ。
乗り換えで、over bookingのためか、boading passがなかなか出ないというトラブルもあったが、無事ダラスから成田へ行く。26日15:00帰国した。