イスラムとはなんでしょう (1st Edition)




はじめに。
イスラムとは、どういう意味でしょう。
アラビア語ではこう書きます。


右から読みます。
本来の発音は、「ラ」がのびて「イスラーム」といいます。
文字の読み方は、アラビア文字の読み方のページへどうぞ。

意味は、「自分のすべてを誰かに委ねること」です。
また、イスラム教徒のことは、「ムスリム」と呼ばれます。
これは、「すべてを誰かに委ねる者」を意味します。

この場合の「誰か」とは、唯一神「アッラー」を指します。
つまり、すべてをアッラーに委ねるということなのです。

ちなみに、「アッラー」はこう書かれます。

よく日本語では、「アラーの神」というふうに言うことがありますが、
「アラー」という言葉に「唯一神」という意味があるので、これでは「神の神」になって、ちょっとヘンです。

預言者について
神の言葉を預かったもの、預言者としてよく知られているのがムハンマドです。
イスラムでは、ムハンマドは最後の預言者とされてます。
では、それ以前の預言者とは誰なんでしょう。

イスラムでは28人の預言者が出てきます。
旧約聖書に出てくるアダム(アーダム)、アブラハム(イブラヒーム)、モーゼ(ムーサ)、
新約聖書に出てくるイエス・キリスト(イーサ)もそうなんです。
※カッコ内はアラビア語読み


これらの人々をとおして与えた啓示の集大成として、
ムハンマドに完全版の預言を託したということになってます。
だから、クルアーン以上の預言書はないし、
ムハンマドからあとには預言者は存在しないということです。


旧約聖書、新約聖書に出てくる人も預言者として扱う・・・ということはです。
モーゼに十戒を与えた旧約聖書の神「ありてあるもの:ヤハウェ」も、
新約聖書の「父なる神」も同じということです。





考えようによっては、ユダヤ教やキリスト教よりも生活に根ざしている考え方といえます。


啓典

六信五行



〜参考文献〜








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