経典
コーラン
クルアーンといった方がアラビアチックです
ムハンマドが天使ジブリールから啓示を受けたもの
ハディース
ムハンマドの言動録
コーラン
40も過ぎた頃のムハンマド。瞑想中にいきなり「誦(よ)めっ!」という言葉を聞いたのが始まり。
さぞやびっくりしたことでしょうなぁ・・・
この言葉の主は天使ジブリール。キリスト教で言うところのガブリエルと同一人物(?)です。
「私は字が読めませんんん〜〜〜〜」と抵抗したのにもかかわらず、
それからのち何回も何回も読め読め読め読め言われるもんだから、
ムハンマドも根負けして、しょうがなく覚えることにしたそうな。
しかし覚え始めたらこれがまた長い長い・・・
えんえん聞かされつづけ、覚えつづけて20年。
日本語では、岩波文庫3冊分です。
これを覚えろとは、あまりに無茶な天使です。
たしかガブリエルというのは、マリアに受胎告知した天使でもあったはず。
なんか起こるときには必ずこの天使がからんでます。
これがまたどうやって受け継がれていったか。
文字も書けないムハンマドが伝えることのできる手段はひとつしかありません。
そです。
次の人もまたクルアーンを全部暗記したんです。
ハディース
ハディースとは、ムハンマドがどーしたこーしたというのを書き連ねた「預言者言行録」です。
ムハンマドはこう言ったの聞いた、とAさんが言った、とBさんが言った、とCさんが言った、とDさんが言った。
こうして、ムハンマドの言葉を聞いた人・・・伝承者の名前がずらずらとつながっていくのです。
中身は・・・といいますと、クルアーンの指示がおおむね原理・原則・ガイドラインであるのに対し、
ハディースは定義をし、具体的にどうすればよいかを書いたものです。
たとえば、クルアーンに「喜捨をしろ」とは書かれてはいますが、どのくらいの額とか比率とかは書かれていません。
それを決めているのがハディースです。
それゆえに、第二の啓典とされています。
〜参考文献〜
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