代表的なものに花粉症があります。花粉症も最近ではスギだけでなく、ヒノキ、ブタクサなどさまざまな花粉が原因で年中花粉症の人もみられます。このほか、花粉症をもっている人はダニやハウスダストにも反応する可能性があります。これらの普段みるアレルギーはI型アレルギーと言います。花粉症などは、現在眠気をあまり起こさない(完全ではありません)非常によい薬がでていて、これらで対処できますが、怖いのはアナフィラキシーショックを起こしやすい薬剤アレルギーです。たとえば、ある抗生物質を風邪で投与されたとしましょう。この時に気付かずに抗生物質に対して抗体ができていたとします。すると、次に風邪をひいて同じ抗生物質を点滴したりするとアナフィラキシーショックを起こし、時に心停止を招きます。一度何かの薬で具合が悪くなったりした場合は、何の薬だったかをしっかりと覚えておいて、次回はその薬を飲んだり点滴したりしないようにすることを心がける必要があります。アレルギーも簡単な病気だと思って自己診断せずに、病院に行ってしっかりと検査してもらうと安心ですね。自分が何のアレルギーを持っているかを知っている必要があると思います。 |