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2005,11/14、DUETライブに行って

忙しくて書くのが遅くなってしまった!!あの時の感動をもう一度!!ということでDUETのライブに出かけたときの感動をレポに。こんなに遅くなってしまったことはなかったので、今日まで心の中で”早く書きたい!!!!”と叫んでいる自分がいた。

当日、ピアノを専攻していた友人と一緒にオーチャードに向かった。職場で大変なことがあった中、気持ちの切り替えに、とめったに乗らない電車の中で”おやじ”を観察して和んだ。”おやじ”は目の前でビールを飲みながらつまみを食べて、しかも新聞の某ページを見ていた・・・う〜〜〜笑えた・・・そして仕事を忘れようと決心!!

オーチャードについて舞台を見ると、大阪を思いだすように舞台には抱きあったピアノが二台、並んでいる。それを見ただけで、ドキドキしてしまう。あの時の、大阪に行ったときの感動がよみがえる。素晴らしかった、あの感動がよみがえる・・・どんなステージになるのか・・・そんな気持ちが私の心をくすぐる。
どっちのピアノをどちらが弾くのだろうか・・・・そんな話をしていたらステージが始まった。そしてお二人は後ろからお出ましに。真横を通っていくお二人は何か力に満ちあふれていた。何だろうか??ぐぐっと来る感激が私を襲った。

区切り

そして一曲目、憧れのリオデジャネイロ。
SALTさんから始まったこの曲、聞きなれているこの曲、しかし、なにかが違うこの曲。 2人のお話し合いがすでに聞こえはじめた。この曲のメロが私は大好きである。このメロの上で何か楽しげにお話をしている、そんな感じのソロ。これを聴きながら思った。この曲、譜面通りに弾くのではなくて、なにか、このコード進行の中でアドリブ練習をしてみよう。この曲のコード進行そのものが私は大好きなんだ、そういうふうに思った。お二人のお話し合いは続く。。。。
ねぇねぇ、今日は楽しい??
ウン!!楽しい!!で、今度はどっちに行こうか??
こっち!!こっち!!
そんな声が聞こえる。

そして二曲目。Something!s Happening
小曽根さんの音から始まった。再所の音を聞いてこの曲だと思った。小曽根さんの上で響く、塩谷さんの右手が奇麗だ・・・低音と高音の音の違いの中、2人のお話し合いがまた始まった。息がぴったりとあっている。2人の息があまりにもぴったりとあっていて驚く。音を追いかけて、そう夕方の薄暗い中で追いかけっこをしているような、そんな音が聞こえる。楽しい・・・・何もかも忘れ去れるような楽しさが聞こえて来た。
ここでMCが入った。次の曲についてのMC。大学の作曲科の時に・・・というくだりValseだとわかった。前世パリジャンか元パリジャンかで盛り上がる・・・Secondaはイタリア語か??なんて言うお話が〔爆〕。

Valseが始まる。弾きはじめてすぐ、弾き直し。一瞬何かがあったのだろう。私には何があったかわからなかった。それにしても難しい曲・・・
そして始まった二回目、こんどはぴったりと息が合う。低音と高音でのお話、今回も聞こえる。2人でかけあっている部分、あまりにも素晴らしくて腰が抜けそう。どちらの音の上にどちらがのっかっているのか???それがわからないくらい、一体感を感じる。そう、一体感なのだ。一体感・・・・バンドでも要求されるこの一体感をこんな難しい曲で感じるなんて・・・・SALTさんのソロと小曽根さんのソロは個性がはっきり見える。同じコードで弾いている、そんなソロにはっきりと個性が感じられる。SALTさんのソロ、なんだか若いころを思い出して懐かしんでいる、そんな音に聞こえた。それにしても88鍵の上をこんなに走り回るソロってなかなか聴けるものではない。緊張感が漂う。

次は小曽根さんのソロでpray。塩谷さんは客席にて観賞。
大阪で涙が途切れなかったこの曲。今日は泣かないで聴けるだろうか??そういうふうに思った。今日のpray、泣くというか、それを越えている演奏に聞こえた。確かに涙を誘う音だ。しかし、その奥底に美しいきらめくものを感じた。大阪の時にも感じた、澄んだ心、それをまた感じた。まっすぐに前を向いて出ている音、これが人の心を打つのだろう。
涙・・・・やはり誘われた。自分の心が洗われた瞬間だった。

次の曲、札幌で引いたときに出来上がったのが三日前だったというSALTさんの曲。え・・・今の私みたい・・・と思いながら笑った。そう、この時はレコーディングの曲を待ち続けてやっと手にしたときだった。15日にリハがあるのを13日に受け取った。今の自分の心境と同じだ〜〜〜しかし・・・演奏力が違う・・なんて思いながらMCを聴いていた。
そう、あのスゴ曲、spanish Waltz。2人で弾く高速フレーズ、絶対に合わないだろうと思うフレーズ、しかし、この2人は違う、あまりにもぴったりとあっていてビックリするくらい。SALTさんのソロの中、小曽根さんはスパニッシュのリズムを手拍子する。これにどんどん乗っていくSALTさん。どんどんフレーズが湧き出てくる。心の中に熱いものが湧き出てくる。奥底からずずっっと湧き出てくる。小曽根さんのソロも塩谷さんのソロもどちらも私の心を吹き抜け、そして通り抜けずに中に留まって私の中で渦巻いている、今でも。

休憩後、CAT Danceが始まった。毎回、ネコの走り回る様子が浮かぶが、やはり今日も鍵盤を走り回っている子猫がいた。どっちが男の子でどっちが女の子なのか??大好きな幼なじみの男の子ネコと女の子ネコが遊園地でじゃれあっている、そんな感じだった。そう、場所は遊園地、楽しく回るメリーゴーランド、そこではしゃぎ回る二匹のネコは今日も元気だった!!すっごく楽しげ!!

続いてLazy Uncle。それぞれのベースラインの上でそれぞれが暴れる。大阪の時に酔ったオヤジが・・・という話を聞いたのを思い出す。酔ったオヤジは今日も元気!!という感じがした。この曲、特にそれぞれのベースラインの上で暴れているだけに、濃厚な話し声が聞こえる。しかし、どっかに一人で行ってしまうのをお互いが止めあっているような気もした。
お〜〜〜〜い!!何処行っちゃうの??
こっち!!!
どっち!!!!!
こっち!!!!
そっちね!!
ってな感じ??そっちに行くから待ってて〜〜〜〜
待ってるよ〜〜〜〜
って言う声も聞こえる。

そしてSALTさんのソロ、Home。小曽根さんの曲だ。
なんかSALTさんのピアノの音は柔らかい。以前にも感じたことだが、優しいというか柔らかい。決してタッチが緩いのではない。そうではなくて音が柔らかい。こういう音を出せるって凄い!!強く弾いているのに何でこんなに音が柔らかいのだろうか??タッチが強くて困っている私はその手つきを必死で見ていた。見てもわかるものではないが、でも、いつかはそのテクニックを教えて欲しい・・・優しさを感じるそんな演奏に、今回も涙が滲んだ。

小曽根さんの”良い曲だったんですね・・・”というコメントが全てを表している中、小曽根さんの曲、Heroes sin Nombreに。タンゴだ。SALTさんがお得意のリズミカルな曲。柔らかいけど、何故かアルゼンチンを思い浮かべる、そんな曲。アルゼンチンってこんな国だったのか・・・なんて勝手に思いながら聴いていた。
音が情熱的で強くなったり弱くなったりしつつもお互いがお互いを意識してしっかりとあっている。ぴったりと、しっかりと・・・・

拍手の中でアンコール。
ピアノを交換。今日はいすを直さないんだ〜〜〜と思いながら見ていた。曲は
Bienvenidos al Mundo。2人の言葉がはっきりと聞こえた。SALTさんの音、小曽根さんの音、それぞれが楽しげに聞こえる。あ〜〜一回で良い、こんな遊びをやってみたい・・・

そしてもう一曲、Where do we go from here?
これは泣けた・・・ニューヨークを思いだす・・・あのビルが崩壊したのを思い出す・・・人の命、それが如何に大事か、それを感じる音。悲しいというのではない、そうではない。優しいのだ、そう、優しい・・・・最後のSALTさんの”アーメン”という音がきわめつけだった。いかん〜〜〜〜涙が・・・

終った途端に心の中が真白になった。いや、忘れたという意味ではなく、透明なクリスタルになった。いやなことも忘れてやっていこう!!レコーディングまで二時間が無い、と焦りつつも来てよかった。やる気がふつふつと湧いてきた!!やられた!!SALTマジック!!!

今日のセットリスト

1 ,憧れのリオデジャネイロ
2,Something"s Happening
3,Valse
4,Pray
5,Spanish Waltz

6 ,Cat Dance
7 ,Lazy Uncle
8,Home
9,Heroes sin Nombrre

Encore
10,Bienvenidos Al Mundo
11Where do we go from here?

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