2009年11月1日記
Jimbocho Tea Party
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(写真をクリックすると大きい写真が見られます。) |
すずらん通りの東京堂書店の向かいのビルの地下に「Tea House TAKANO」がある。確か70年代からあると思ってウェブサイトを見たら,やはり1974年創業だった。かつて神保町近辺のうどん専門店は「ふくるる」のみだったが,前世紀の終わりごろからいろいろな店ができて競い合っているのに対し,紅茶専門店は,昔も今も
TAKANO が孤高の存在である。
TAKANO は,創業時には東京堂書店隣のドトールの脇の道を南へ少し行って2つめの角のビルにあった。そこから今の場所に行く前に1回別の場所に行ったような気がするのだが,記憶がはっきりしない。最初の店のあったビルは,一時雀荘になったりしていたが,その後は書籍取次店の事務所になっている。(この段落は11月3日に少し修正した。)
2007年だったと思うが,紅茶専門店「一茶一会」が小川町にできた。昨年12月号で紹介したように,アッサムとジャスミンをベースに,いろいろな種類のミルクティーやフレイバーティーがある。TAKANO とはタイプの違う店であり,TAKANO
の「孤高性」には揺るぎがないが,コーヒーの店がやたらと多い中で貴重な紅茶の店である。
先日,一茶一会へ昼食に出かけたところ,カウンターの上にガラスの下に,数種類のお茶のサンプルが展示してあった。その一番右にさりげなくあったのが,右上の写真の「茶」――これぞお茶目。
お茶の水インペリアルビル(靖国通りのミヅノの裏,五十通りとの間;小川町3-11)の半地下,もと「とん久」のあった所に「たな一」という店ができた。看板には前の店と同じようにフライのメニューが並んでいたので,なるべく揚げ物を食べないようにしている身としては,しばらくは単なる改装かと思っていた。しかしよく見ると新しい店で,揚げ物以外のメニューもあるようなので(写真・下),10月になって入ってみた。カウンター,テーブル,小上がりあわせて24席ほどある。8月3日に開店したという。
昼食は,ロースカツ ¥880,手づくりメンチカツ ¥680,鶏唐揚げ ¥680,魚(刺身&焼き魚) ¥800 というラインナップで,ほかに非常勤(?)2種が手書きで書き加えられていた。食べたのは鶏唐揚げ定食で,味噌汁・キャベツがたっぷりで割安感がある。けっこう人気で,非常勤は品切れだった。
その後,もう一度行って,魚定食を食べた。刺身・焼き魚(サバ)とも0.8人前ぐらいのサイズがあった。なお,この日の「非常勤」はアジフライとまぐろ山かけ
¥580,わかめそばとねぎとろ小丼 ¥650。おじさん向けの店かなと思ったが,意外と女性客・若者が多く来ていた。
先月書いたように,靖国通りのランチョン並びのC&Cカレーのあったところには,ラーメンの「せい家」が10月上旬に開店した。基本のラーメン(豚骨醤油)は500円,つけ麺580円で,例えば麺祥来の 650円よりだいぶ安い。カウンター8席,テーブル8席ぐらい。
麺はデフォルトは太麺だが細麺もあり,その他味の濃い・薄い,麺のかたさ,油の多少が選択可となっている。音楽はなぜか沖縄風だった。
靖国通りの北側2本目の道,魚玉の並びのイタリアン「ROBERTO」(神保町1-32)に入ってみた。「3か月前」ということなので,7月に開店したらしい。カウンターとテーブルがある。昼食はパスタ2種 900円,煮込み料理
1000円で,ドリンクとのセットもある。
ズワイガニと長ネギのスパゲティというのを食べた。名前からして塩味かと思ったらトマト味。スープとある程度量があるサラダがついていた。
「さぼうる」「六法」近くの路地の角のジャズの店「BIGBOY」で久しぶりに昼食を食べた。ここは昔,「枝」という店で,昼食にマレーシア・カレーを出していた。食事のセット(ランチとは書いてないので,昼以外の時間にも出しているらしい)はBLTサンド,チキンサンド(コーヒーorティー付き1100円),スコーン(同1000円)。食べたのは
BLTサンドで,軽くトーストして外側にバターが塗ってあった。ティーはポットで出てくるのがありがたい。
9月号に書いた「予定」どおり,博報堂旧本社ビルの取り壊し工事が始まった。さくら通りでも取り壊しがあった。(別館ブログの「フォト日記――神保町の10月」に写真を掲出した。)