神保町 昼食ニュース

2008年4月号

2008年4月6日記

蕎麦屋の品格

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 今年も3月13日ごろに三井ビル南側のアンズが咲き始めた(写真:→右)。3本の木に桜より濃いピンクの花をつける。これに10日ほど遅れて,桜が咲き始めた。神保町の桜は「年度内」に満開となり,31日には桜の下を退職・異動の人への花束が行き交っていた(桜の写真はブログ別館参照)。
 4月1日には,神保町でもスーツ姿の新入社員の集団が見られた。かつて,いま上記のアンズの木がある前の道あたりに博報堂の新入社員があふれ出していたのとは比べるべくもないが,それなりの数は「出現」したようだ。

◆ 開 店・初訪問

 3月には,神保町1丁目偶数番地(靖国通り北側)の2軒――

 「店主急逝」により閉店した「安」のあった場所(ランチョン脇の道を北へ200メートル弱行って右へ入ったところ;神保町1-38)に,「たけなわ(闌)」という店ができた。オープンは昨年末だったらしいが,3月になってから初訪問となった。ひたすらテーブルを詰め込んでいた「安」とは違って,テーブルとカウンターをゆったりと配置している。奥は中二階になり,小上がりから中上がりに昇格した。
 昼食は,肉豆腐・ハムカツ・鶏唐揚げが \850,ルーロー飯 \750,マーラールーロー飯 \800 といったラインナップ。居酒屋の定番のハムカツが定食になっているのが珍しいし,ルーロー飯は神保町付近では「asiえん」(五十通り裏;小川町3-9)以外では見たことがない。マーラールーロー飯を頼んだら,店員さんはキッチンに向かって「マーラー1丁」と叫んだ。マーラーの味は,その名にふさわしく,けっこうロマンチックに(?)濃厚だった。夜はホルモン,もつ鍋中心の和食の店らしい。
 その後再訪して肉豆腐定食を食べた。ちょっと変わっているのは細切れ肉がたくさん入っていること。どうやら肉はマーラー飯と同じにしているようだ。

 もうひとつは,錦華通りを入ってすぐの左側の角の焼鳥屋「やき龍」(神保町1-2)。こちらはかなり昔からある店だが,昼食を始めたのはたぶん今年になってからである。(夜は,昔は高い焼き鳥コースのみだったような気がするが,いまはどうなのだろう。)
 昼食は「牛たんとろろ御膳」\800 の一本勝負。立派な小付(その日は卵焼,ブロッコリー)がつき,ご飯・みそ汁はお代わり自由,牛タンには野菜がかなり添えられていて,お買い得感は高い。

◆その他の動き

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 神保町交差点の三菱UFJ銀行のブロック(神保町2-2)の路地にあった「湛山」が,少し前に「」という店に変わったが,昼食はやっていない。貼り紙があって,自ら「入りらい雰囲気ですが」と言っているのがおかしい。

 「錦町更科」の季節の駄洒落メニュー,春場所中は「蕎麦屋の品格 横綱あさり青龍:あさり深川そば(みそ味)\1000/あさりかき揚げ天そば \1200」だった。春場所終了後は春メニューとして続いている。


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