神保町 昼食ニュース

2008年5月号

2008年5月2日記

リヴァース終演

◆ 開 店・初訪問

 4月も神保町の昼食界の動きは活発だった。
 今月はずばり本文ということで,まずは神保町交差点の西の方から,神保町駅の西側A1出口を入った地下の「笑哈哈(ワハハ)飯店」。元は「一休」という居酒屋があった場所で,3月3日に開店した。昼は週替り定食3種(4月初めの週はかに玉,牛肉とキノコの炒めもの,肉団子) \840,丼類(豚角煮丼,中華丼,など) \680,麺類・炒飯 \840といったラインナップで,定食は,シューマイ1個・ご飯・スープ・サラダ・ザーサイ・杏仁豆腐つきで,おかず(食べたのは牛肉とキノコ)も含めて質・量ともに良好だった。

 次は錦華通りで,靖国通りから入って少し行った左側,元1000円床屋の「QBハウス」があった場所(とその右側の区画)につけめんの「竜馬」という店ができた(QBハウスはそのすぐ右側に移転した)。野菜つけめん \730 がベースで,チャーシュー・牛すじが \850,大盛り +\100。近ごろ多い和風の濃い味のスープで,「さとう」などより少し酸味がある。ライバルはすぐ近くの「北かま」か。

 続いて東の方へ行って,五十通り(千代田通りエーパン脇の道)右側地下の中華「かいばや」。20数メートル移転した「Eblack」(3月号参照)があった場所(錦町3-6)で,3月末に開店し,ランチは4月2日から始めたという。ランチは定食3種(行った日は回鍋肉,かに玉,八宝菜;ライス,本日のスープ,つけものつき)\850,麺5種 \850 or \900で,定食は2日に1回変更予定,麺類もメニューを増やす予定とのこと。ここもコストパフォーマンス良好,定食のスープが安っぽくないのが吉。

 その向かいの右側に入口があるインペリアルビル(小川町3-11)2階に,韓国料理の「多香(だひゃん)」が3月11日に開店した。ここは短命の伝統の場所で(2006年6月号参照),前の「だんだん」の1年8か月は最長記録だった。武運長久を祈る。昼食は,ビビンバ,石焼ビビンバ,純豆腐チゲ,冷麺などで \800-950,ほかに少し高級なサムケタンなどもある。

 その表側,靖国通りのミヅノ左隣に,4月初め,「<エスプレッソバール>ペレ」が開店した(小川町3-1)。英語名は Pellegrini's Bar,メルボルンからやってきたカウンターだけのエスプレッソの店である。ランチとしてはラザニア(or ナスラザニア)とサラダ・ドリンクで \960 というセットがあり,良い味だが,やはり本来の「昼食の店」ではないので,だいぶ食事の量が少なくてすむようになってきた中高年にも,量が足りない。エスプレッソがガラスコップ入りは初体験だった。

 そこから靖国通りを北へ渡って,平和堂ビルの脇を入った左側,「<沖縄ダイニング>キジムナー」に入ってみた。新開店ではなく,「<自然派厨房>四季菜」(06年4月号参照)を改称したものである。和風から沖縄風になり,ランチは3種 \800 で,ゴーヤチャンプルーランチには沖縄そば,漬物,細切りニンジン煮,ラフテー,サラダがついていた。

◆閉 店

 昼はサンドイッチと石焼きご飯を提供してきた「<ダイニングバー>リヴァース」(錦華通りを入って2本目を左へ上がった左側)が4月末で閉店した。通常営業は24日で終了だったが,閉店を聞いてからの間にはついに行かれなかった。
 この店のことは,2006年に閉店した両国ビヤステーションのことを検索していて見つけた(別館ブログ参照)。ランチで,おいしくて量もあるサンドイッチが食べられ,しかもドリンクバーの紅茶がおいしい貴重な店だった。

◆その他の動き

 靖国通りのスタバ脇の路地を入った左側の「鶏華」が,4月30日で昼食の営業を終了した。こちらは「最終日」にチキン南蛮を食べた。

 靖国通り南側,源喜堂ビル(小川町3-1)の1階にファミリーマートが入り,その奥に少し前に「Subway」ができたが, さらに,同じビルの2階に「サイゼリヤ」が4月21日ごろに開店した。

 すずらん通りに新築された東京堂別館(元トマス英会話の場所)には「ドトール<神保町すずらん通り店>」が入り,4月30日に開店した。


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