神保町 昼食ニュース

2004年4月号

2004年4月4日記

うどんさきわう街

 最初に「業務連絡」をひとつ――表紙ページにあるように,3月某日,当サイトの別館をオープンした。近ごろ一部では話題のブログ(weblog)による雑記・日記ページである。神保町の話題も,まずそこに書くことが多くなるので,お訪ねいただければ幸いである。

 記録的な早さで開花した今年の桜は,その後寒くなったために,かなり長期間楽しめた。
 日ごとの寒暖の差も激しかったが,この1週間は,年度末で定年退職者を送り,翌日には新人を迎えるなど,あわただしい日々だった。地下鉄が新会社になり,消費税の総額表示が始まって飲み屋が便乗値上げした(まあやむを得ない範囲ではあるが)。

◆ 開 店 ・ 初 訪 問

 3月3日,富士見坂(靖国通りの三省堂「自遊時間」の右脇から上がる坂,漢陽楼のある通り)を上がって右側に,「<和膳酒館>蔵家」が開店し,昼食を始めた。昨年5月に開店して3か月ぐらいであっさり閉店したうどんの「つるる」があった場所である。こんどの店もうどん屋で,ほかにそば,おにぎりがある。夜は九州のつまみの居酒屋となるらしい。
 メニューは,うどんは,温・温ぶっかけ・冷があり,それぞれ600円から。元のつるるよりコストパフォーマンスは良好である。最初の数日はおにぎり1個無料サービスをしていた。

 上記つるるの2週間後ぐらいにそのすぐ近くにできた立ち食い讃岐うどんの店「せっぱおじさんの讃岐うどんの店 清八郎」が改装され,「三崎市場」として22日にオープンした。駿河台下交差点から靖国通りを少し九段方向へ行った右側,住所としては神田小川町3丁目である。
 店内は前と同じで立ち食いのカウンターのみ,メニューはまぐろ丼とうどん各数種で,うどんと組み合わせるための小丼,丼と組み合わせる小うどんがある。また,丼はすし飯のと普通の暖かいご飯のとがある。ベーシックなまぐろ丼は490円,小たぬきうどんは100円で,これもコストパフォーマンスはよい。

 うどんの店としては,昨年後半にほかに「丸香」「武膳」が開店し,その前にできた「野らぼー<神保町店>」と共に,かなり繁盛している。神保町にはないが,他の讃岐うどんチェーンも東京中で増殖中のようだ。いま,うどん界は動きが激しい。

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