ACT.26 ガイナックス、その後 (1999.08.01)

 今日は前に書いたゲームの続きについて書いてみよう。
 それは「ガイナックス万歳!」の回に書いた「エヴァと愉快な仲間たち」である。
 発売日に近所のパソコンショップ屋で滞りなくソフトを手に入れた私はうちに帰りすぐさましようとパソコンの前に座った。しかし、発売日である6月25日の日記を見てもらえれば分かるようにその日は同僚と酒を飲みに行く約束があったのだ。私は泣く泣くパッケージに別れを告げ、夜の街へと向かったのだった。
 翌日、とっととインストールを済ませさっそく「脱衣保管計画モード」に挑戦。
 エヴァのシンジ、レイ、アスカ、ミサト、トップのノリコ、ユング、・・・の7人が選べる。選べるキャラクターはストーリーモードで増やせるのだが、とりあえずはこの面子で十分である。お約束だからということで自分のキャラにシンジ、脱がせる相手にレイを選択する。人によっては脱がせるキャラはアスカで決まりだろうが!とか、いやミサトさんの大人の魅力を存分と味わうべし!とかユングの爆乳を忘れちゃいけないじゃないか!とか、フフフ……シンジくん……フフフフフ……とか、まあ個々それぞれのお約束があるだろうが、ここはあくまでも私のお約束なので、各々それぞれのキャラクターを頭に思い浮かべて読み進めてもらいたし。
 ここからは麻雀用語が連発するので分からない人は適当に調べるなり読み飛ばすなり好きにして欲しい。
 ゲームは2人打ちの半荘戦。南場であろうがノーテンは親流れ。半荘終了時に相手よりも多い点数を持っていれば脱衣ルーレットに挑戦できる。ま、一応は麻雀ゲームなんで麻雀のをやってみた感想は「ヌルイ!」である。ゲーセンの脱衣麻雀レベルと言ってもいいだろう。ツモが偏る傾向があるのだ。ので、そのツモの流れさえ見極めれば跳満以上の手を作るのは意外とたやすい。おまけにコンピューターもヌルイので、わざわざ相手の捨牌を見てどうこう考える必要もない。まあ、たまにふざけるな!という手で上がられる時もあるが、ゲーセンのそれほどでもないので許せるところである。
 さて、脱衣ルーレットは点数の差によって選択肢に違いが出てくる。僅差であれば「1枚脱ぐ」「2枚脱ぐ」で4割程度にしかならないが(これはあくまで画面上の確立であって実際はもう少し高い)3万点以上離していれば「1枚脱ぐ」「2枚脱ぐ」「全部脱ぐ」で9割占められる。ちなみに他の選択肢の中に「ハズレ」と「脱がないよ」というのがあるのだが、どう違うのかさっぱり分からない。
 無事脱がせることが出来れば脱衣シーンとなる。全て着衣→下着が見える→下着姿→胸→全裸という流れで脱がす事ができ、全裸までいければオマケつき。そのオマケを知って私はまたも感動の涙を流すのであった。

−完−

 いや、だから終わっちゃいけないんだって。オマケとは体のある部分をマウスでクリックすることによって色々なリアクションが返ってくるというのである。なんだ、それだけかよと言ったあなた!今すぐ反省文を原稿用紙50枚分書いて提出しなさい!それほどの台詞をあなたは今吐いたのです!十分反省するように。
 まあ確かに今のエロゲーなどと比べればオカズにもならないような演出ではある。しかし、この演出こそかの名作ゲーム「電脳学園」において使用されたものなのであり、当時私はドキドキしながらマウスをクリックしたものだ。当時のことを思い出すと何か酸っぱいものが込み上げてくる感じである。モノといってもあくまで思い出であるから、勘違いのないように。
 とまあ、涙を流しながらゲームをしているわけだ、今はもっぱらフリーモードで楽しんでいる。そろそろ男を脱がさねばならんのだが、やはりどうしても一歩ひいてしまうのは悲しい男の性であろうか。ともかく、今後もしつこく私はガイナックスを応援し続けるのである。

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