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『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』(2004 米／ビデオ化済み） 人気ファンタジーの映画化（OCT 10, 2005） 『マシニスト』(2003 スペイン・米／ビデオ化済み） つまらなくもないけど、面白くもないサスペンス（OCT 10, 2005） 『えじき』(2003 米／ビデオ化済み） ラブクラフトっぽいＳＦホラー（OCT 10, 2005） 『-less　 [レス]』(2003 仏・米／ビデオ化済み） ミニシアター系ＳＦ（OCT 10, 2005） 『アセンション　終焉の黙示録』(2003 カナダ／ビデオ化済み） 近未来ＳＦもどきカルトムービー（、、、かなあ？）（OCT 10, 2005） 『クライモリ』(2003 米／ビデオ化済み） キング絶賛の超Ｂ級シリアルキラーもの（OCT 10, 2005）

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 　LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS　（2005 米/ファンタジィ）

レモニー・スニケット原作のシリーズの映画化。 両親を火事で亡くした３姉弟。その特異な能力（発明の天才の姉、膨大な本の内容を記憶している弟、歯が異常に強い赤ん坊の妹）によって、遺産を狙うオラフ候爵（ジム・キャリー）の魔の手から逃げ回るファンタジィ。 原作を読んだことが無いので、原作の味が出ているのか分かりませんが、映画自体は、全体のコメディ調の演出とジム・キャリーの大げさな演技のせいで、「不幸」な感じが全然しなかった。 「世にも不幸せな物語」っていったら、やっぱ、『おしん』だろうなあ（笑）。 監督は、『キャスパー（1995）』、『シティ・オブ・エンジェル（1998）』などのブラッド・シルバーリング。 　(OCT 10, 2005)

マシニスト　MACHINIST　（2003 スペイン・米/サスペンス）

重度の不眠症で１年間も寝ていない機械工（マシニスト）のトレヴァー。 「ハングマン」のようなメモは誰が書いたのか、トレヴァーにまとわりつくアイバーンという男は誰なのか。 ラストに驚愕の事実が明かされる！（な〜んてね（苦笑）） テレヴァー役のクリスチャン・ベイル（『バットマン・ビギンズ（2005）』）が４か月で30kgの体重減に挑んだ話題作。 監督は『セッション９（2001）』のブラッド・アンダーソン。 こういうサイコ・サスペンス映画（？　精神分裂を描く映画）って、あんまり、好きじゃない。 サスペンスっぽくするあまり、ストーリーに無理がかかるから。（例えば今回の映画では、旋盤のスイッチが切れなくなったり、勝手に入ったりするけど、なんで？） まあ、それほどつまらなくもなかったからまだマシかな。もっとも、これは監督の力ではなくて、クリスチャン・ベイルの力かも知れないけど。 もしかしたら、クリスチャン・ベイルが『バットマン・ビギンズ』に出なかったら、こんなに大大的にDVDは発売しててなかったかもね。 とにかく、『セッション９』に比べればマシ、という程度。 　(OCT 10, 2005)

えじき　DEAD BIRD　（2003 米/SFホラー）

1980年代（たぶん）のアメリカ。 人里離れた無人の屋敷に逃げ込んだ銀行強盗たちを待っていたのは、かかしのように放置された死体や奇怪な生物だった。 屋敷に秘められた暗い過去。かつてその屋敷の主は、禁断の魔術を使って、死んだ妻を生き返らせようとした、、、。 H.P.ラブクラフトの小説『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』をベースにしたような映画。 そのあたりが琴線にひっかかって（笑）、わりと好きです。 少なくとも、同小説を映画化した『ヘル・ハザード／禁断の黙示録（1991／監督ダン・オバノン）』より、はるかに雰囲気がでてると思います。 後半は駆け足になっちゃって、イマイチ展開（設定）が良く見えなくなってしまったのは残念。 監督、アレックス・ターナー。 　(OCT 10, 2005)

-less　[レス]　DEAD END　（2003 仏・米/サスペンス？ホラー？）

クリスマスに祖母の家に向かう一家。高速からはずれた森の中で車は事故を起こしそうになる。 間一髪で事故を免れた一家だったが、そこから異常な世界に巻き込まれていく。 抜けられない森、死んだ赤ん坊を抱いた女性、、、。黒い車がひとりづつさらっては、無残に殺されていく、、、。 2003年、各種ファンタジー映画祭で賞を取った、サスペンス・ホラー（でいいのかなあ）です。 上の短いストーリーでも、大半の方はオチがわかっちゃいますね（笑）。 これ、演出的には面白いとこもあるんで、こういう話じゃなくて、宇宙人とかＳＦ的にした方が面白くなったかも。 監督・脚本は、ジャン＝バティスト・アンドレア＆ファブリス・カネバ。 　(OCT 10, 2005)

アセンション　終焉の黙示録　ASCENTION　（2003 カナダ/ＳＦ？）

近未来。どこかで巨大で邪悪なものが産まれ、戦いの末に神は負けた。 神はばらばらになり、人々の中に入り込み、人々は魔法と不死の力を得てお互いに殺し合うようになった、、、。 というのが設定で、壮大そうに見えるけど、ほぼビルの廃虚内だけのロケの低予算映画。 映画では、３人の女性（各々、心に傷を持つ？）が、何かに導かれるまま廃虚を上へ上へと登っていくだけのお話し。 愛がどうのこうのというのがベースらしいが、正直言って、ストーリー、ぜ〜んぜん、わかりません。 なんか、頭でっかちの、鼻持ちならない学生が卒制で作ったような映画。 監督はカリム・ハッサンとかいう人。インド系でしょうか？ なんかの間違いでカルトムービーとして話題になることがあるかも知れませんね。 　(OCT 10, 2005)

クライモリ　WRONG TURN　（2003 米/ホラー）

渋滞の国道を迂回した医学生のクリスは、森の中で５人の若者たちの車と事故を起こしてしまう。 どこまでも続く森の中、助けを求めてさまよう若者たちは、近親相姦の繰り返しの末に産まれた異常な兄弟たちに次々に殺されていく、、、。 スティーヴン・キングの選んだ年間ベスト１映画だそうである。 どこかいいんだろう？　超Ｂ級（Ｃ級以下かも）で、なんら新しさもない映画。 監督はロブ・シュミット。 聞いた事あるなあと思って調べたら、役者らしい。監督としても「クライム・アンド・パニッシュメント」というのがある（未見）。 この作品はスタン・ウィンストンの初プロデューサー作品でもあるらしい。 ちなみにスタン・ウィンストンとは、『ターミネーター』のロボットのアニメーションなどを手がけた人。ジュラシック・パーク以降、モデルアニメーションが衰退してから、監督や製作と、幅広くお仕事をしています。 　(OCT 10, 2005)