S-JIS[2004-09-08/2008-11-15] 変更履歴
Eclipseで複数ファイル内の検索ができる。ちょっと遅いけど。
Javaの文法を考慮した高度な条件も指定できるので便利。
|
Ctrl+Hか、メニューバーの「検索(A)」→「検索(A)」で検索ダイアログが開く。
このダイアログに「ファイル検索」や「Java検索」といったタブがある。
「ファイル検索」や「Java検索」では、検索する範囲をスコープ(Eclipse3では検索範囲)で指定することになる。
検索範囲 | 概要 |
---|---|
ワークスペース | Eclipseインストール時(Eclipse起動時)に指定したワークスペース内。 通常は1つのワークスペース内に複数のプロジェクトがあると思うが、それら全てが検索対象。 |
選択されたリソース エンクロージング・プロジェクト |
自分のプロジェクト内。[2007-07-14] (「選択されたリソース」と「エンクロージング・プロジェクト」の違いはよく分からないなぁ) |
作業セット (ワーキング・セット) |
ワークスペース内の特定の場所を、作業セットとして 名前をつけて登録できる。 これらの作業セットのうち1つが検索対象。 |
作業セットには、最初何も選択できるものがない。
「作業セット」の右側についている「選択(H)」ボタンを押すと、「作業セットの選択」ダイアログが開く。
ここで「新規(N)」ボタンを押して「Java」等を選び、「作業セット名(W)」に名前を入れて 「作業セット・コンテンツ(C)」で場所を選択する。
ごく普通の、複数ファイル内の文字列検索。
項目名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
含まれるテキスト(O) | この文字列を探す。 | <<<<< |
ファイル名パターン(P) | 探すファイルの名前を指定する。 | *.java |
Java言語の文法に合致している要素(エレメント)だけを検索できる。
検索したい文字列は「検索ストリング(A)」に入力するが、これがJavaの特定の文法に一致している場合だけが検索対象となる。
どの文法に一致させるかは「検索」で指定する。
選択肢 | 説明 |
---|---|
型(T) | 型名として使われている箇所を検索する。 |
メソッド(M) | メソッド名として使われている箇所を検索する。 |
パッケージ(P) | パッケージ名として使われている箇所を検索する。 |
コンストラクター(N) | コンストラクターとして使われている箇所を検索する。 |
フィールド(F) | クラスで宣言されている変数を検索する。 |
選択肢 | 選択可能条件 | 説明 |
---|---|---|
宣言(L) | 全て | 指定された文字列が定義(宣言)されている箇所を検索する。 |
インプリメンター(I) | 「型」 | 指定されたクラス・インターフェースをimplements(又はextends)している箇所を検索する。 |
参照(R) | 全て | 指定された文字列を使っている箇所を検索する。 |
読み取りアクセス(C) | 「フィールド」 | 指定された変数を読む為に使っている箇所を検索する。 |
書き込みアクセス(E) | 「フィールド」 | 指定された変数に書き込んでいる箇所を検索する。 |
すべてのオカレンス(O) | 全て | 上記の全ての箇所を検索する。 |
Eclipse2では、検索ダイアログを出さずに検索することも出来る。
Eclipseのワークスペースの外のディレクトリーやファイルを検索できる。[2008-11-15]
Eclipse3.4から使えるようになった機能。
メニューバーの「検索(A)」→「リモート(R)」。
自分のマシン(ローカル)だけでなく、他サーバー(UNIXとか)に接続してそこのファイルを探すことも出来るらしい。