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Eclipseでは、更新サイトを用意しておくと、そのサイトからフィーチャーをダウンロードしてプラグインをインストールすることが出来る。
更新サイトを作るには、まず、ワークスペース上に更新サイトプロジェクトを作る。
そこにフィーチャーを登録してビルドするとjarファイル等が作られる。
それをサイトにアップロードしてhttpでダウンロードできるようにすればよい。
(実験用に)ローカルファイルのままダウンロードすることも出来る。
Eclipse3.7で更新サイトプロジェクトを作成する手順。
これでワークスペース上にプロジェクトが作られ、以下のようなファイルが生成される。
生成されたsite.xmlをダブルクリックすると、マニフェストエディターが開く。
カテゴリーやフィーチャーを追加できる。
また、ビルドもここから行う。
site.xmlの中身をテキストエディターで直接編集できる。
マニフェストエディターの「更新サイト・マップ」タブでカテゴリーやフィーチャーを追加できる。
カテゴリーは、いくつかのフィーチャーをまとめておくディレクトリーのようなもの。
「新規カテゴリー」ボタンでカテゴリーを追加できる。
追加したら、右側のカテゴリープロパティーでカテゴリーIDやカテゴリー名・説明を入力する。
削除したい場合は、一覧からカテゴリーを右クリックして「除去」を実行する。
フィーチャーを追加する際には、追加先となるカテゴリーを選択してから「フィーチャーの追加」ボタンを押す。
「フィーチャーの選択」ダイアログが出てフィーチャー一覧が表示されるので、追加したいフィーチャーを選択する。
(一番上のテキストエリアにフィーチャー名の一部を入れると一覧を絞ることが出来るが、ワイルドカードを付けて「*検索文字列」で検索する必要がある)
フィーチャーは、更新サイトプロジェクトと同じワークスペース内にあるものが選択肢に入っているはず。
site.xml上でカテゴリー定義をするだけでなく、フィーチャープロジェクトでcategory.xmlを定義することが出来る。[2013-06-21]
両方定義しないと、実際にEclipseの「新規ソフトウェアのインストール」でインストールしようとしたときに「カテゴリー化された項目がありません」というメッセージが出て、プラグイン(フィーチャー)を選択できない。
と思ったのだが、カテゴリーが表示されるかどうかとは関係無さそう?[2013-09-03]
「カテゴリー化された項目がありません(There are no categorized items)」というメッセージが出た場合、「項目をカテゴリー別にグループ化(Group items by category)」のチェックを外すと選択できるようにはなるが。
ユーザーが操作しないといけないのは(説明を書くのが)面倒(苦笑)
site.xmlでのカテゴリー定義(カテゴリーID)とcategory.xmlのカテゴリー定義は同じもので良いようだ。
カテゴリーやフィーチャーを追加したら、ビルドすることによってフィーチャーおよびプラグインのjarファイルが生成される。
マニフェストエディターの「更新サイト・マップ」タブにある「すべてビルド」ボタンを押すとビルドされる。
ビルドすると、以下のディレクトリーおよびファイルが作られる。
site.xml上でカテゴリーを定義すると、Eclipseの「新規ソフトウェアのインストール」でインストールするときにカテゴリーが表示される。[2013-09-03]
何度かビルドしても、カテゴリーの情報は消えない。
だが、手動でfeatures, pluginsやartifacts.jar,
content.jarを削除してからビルドすると、(site.xml上にカテゴリーの定義は残っていても)生成されたファイルからはカテゴリー情報が消えてしまう!
(ビルドする度にjarファイルが増えていく(古いファイルが消されず残る)ので、(手動でもいいから)消したいんだよね^^;)
site.xml上でカテゴリーごと定義を消して再度同じ定義をすると、次にビルドしたときにまたカテゴリー情報が生成されるようになる。
ビルドしたディレクトリーからEclipseにインストールすることが出来る。
項目 | 説明 | 例 |
---|---|---|
名前 | リポジトリーの名前を適当に付ける。 | example-site |
ロケーション | 更新サイトの場所。 今回はローカルサイトなので、ワークスペース上の更新サイトプロジェクトのディレクトリーを指定する。 |
file:/D:/workspace/example-site/ |
ビルドしたディレクトリー(.projectを除く)をそのままウェブサイトにアップロードしておけば、そのURLをロケーションに指定することでウェブサイトからインストールすることが出来る。
例:自作DMDLエディタープラグインの更新サイト「http://hishidama.github.com/dmdl-editor-plugin/site/」
GitHub Pagesを使うと、GitHubリポジトリーをEclipseプラグインの更新サイトにすることが出来る。[2013-01-16]
更新サイトプロジェクトをgitリポジトリーにして、pushするだけでダウンロードファイルを新しくする事が出来る。
$ cd ワークスペース/plugin-site $ git init $ git branch gh-pages ←gh-pagesブランチを作成 $ git checkout gh-pages ←gh-pagesブランチに移動
$ cd ワークスペース/plugin-site $ git remote add origin git@github.com:hishidama/eclipse-plugin-site.git
$ cd ワークスペース/plugin-site $ git add . $ git commit
$ git push -u origin gh-pages ←初回のみ $ git push ←2回目以降
これで、Eclipseの「新規ソフトウェアのインストール」で「http://ユーザー名.github.com/リポジトリー名/
」(例:「http://hishidama.github.com/eclipse-plugin-site/
」)を指定すると、プラグインがインストールできる。