S-JIS[2005-01-09/2005-04-17]

メタルギア ソリッド3 シナリオ

MGS3は、時代設定としては今までのシリーズの過去です。
したがって主人公が「スネーク」とは言っても、今までの主人公と同一人物ではありえないわけです。
もしかするとこれはゲーム発売前に公開されていたのかもしれませんが、僕は全然知らなかったので、エンディングまでいって非常に感激しました! DQ3と同じパターンではあるわけですけどね。

ゲーム名 略称 機種 発売 時代設定 概要 主人公 主な敵
メタルギア ソリッド3 MGS3 PS2 2004 1964   ネイキッド・スネーク ザ・ボス
メタルギア MG1 MSX2 1987 1995 アウターヘブン蜂起 ソリッド・スネーク ビッグ・ボス
メタルギア2 MG2 MSX2 1990 1999 ザンジバーランド騒乱 ソリッド・スネーク ビッグ・ボス
メタルギア ソリッド MGS1 PS 1998 2005 シャドーモセス島事件 ソリッド・スネーク リキッド・スネーク
メタルギア ソリッド2 MGS2 PS2 2001 2009 ビッグシェル占拠事件 雷電、ソリッド・スネーク ソリダス・スネーク

結論として今回の主人公のスネークは後のビッグボスだったわけですが、ゲーム中では最初そんな話は全然出てきません。
しかし後から考えてみれば、様々な伏線が張ってありました。

伏線 備考
ソリッドスネークの初陣はMG1 アウターヘブンへ潜入した時、スネークはFOX HOUNDの新兵。なので、MGS3である程度の兵士なのはおかしい。
ザ・ボスの存在 明らかに「ビッグ・ボス」と関係ありそうな名前。でもザ・ボスは女でビッグボスは男だし。
ウォルギン大佐の存在 体格といい声といい、将来ビッグボスになってもおかしくない雰囲気がありあり。
CQC戦闘技術 今までのメタルギアシリーズで、スネークはそんな技術は使ってません。ゲームの技術が追いついていなかった、という点は除いて(笑)
CQCの開発者 「ザ・ボスとスネークが(10年がかりで)開発した」と言っているが、MG1で新兵レベルの人間が、そんな大層なものを作れるのはおかしい。
スネークの名前 今回のスネークの本名について、冗談なのか本当なのかは分からない雰囲気でジャックと言ったりジョンと言ったり。MGS1で確かそんなような名前を名乗っていた。
オセロットとの関係 今回で初めてオセロットとスネークが出会ったようだが、MGS1でスネークとオセロットが会った時には過去に会ったことがある素振りはまったく無かった。
TIME PARADOX ゲームオーバーになってしばらく放っておくと、「SNAKE IS DEAD」の文字が「TIME PARADOX」に変わる。
まるで、伏線での疑問・矛盾は「パラレルワールドだから」と示唆しているかのよう。ここまで深読みして、見事に騙されたような気がする!(笑)
と思ったんだけど、勘違いしてたかも(汗) スネークが生きていないと続編に繋がらないから、「死んだらタイムパラドックスが発生する」と言いたいのかも。[2005-04-17]
眼帯 眼を怪我した後、いつの間にか眼帯をしている。将来のスネークは眼帯をしていないし、ビッグボスはしているので、「あれ?もしや…」と思った最初の伏線。
ボスの名を継ぐ ザ・ボスとの戦闘の最初で「勝った方がボスの名を継ぐ」という台詞が出て、決定的に。ソリッドスネークは「ボス」なんて呼ばれたことは無い。

そしてエンディングで、大統領から「ザ・ボスを超える称号」として「ビッグボス」の名を与えられました。

キャラクターとしても、ビッグボスとソリッドスネークは親子だから、若い頃の顔が同じでもまったく問題なかったわけです。


オセロット

オセロットが何故リボルバーを使うようになったのか(MGS1で「リボルバーオセロット」として出てくる)、電撃での拷問が気に入った理由(ウォルギン大佐の電撃を見ていて)、といったオセロットの過去が色々明かされています。

はっきり言って、ビッグボスの過去よりオセロットの過去の方が印象に残るくらいです(笑)


全般

舞台が1964年という冷戦真っ只中なので、ソ連や冷戦といった、現代となっては懐かしい言葉が出てきました。
「敵は時代によって変わる」という台詞は、ソ連が無くなってアメリカの矛先が別の所に向いている現代があってこそ言える台詞ですね。本当の冷戦の時代には、とても説得力を持っては言えなかったでしょうね。

こういった真剣な内容が語られるところは相変わらずです。
そして、これらの映像シーンが長めでゲームが途切れてしまうところも相変わらずです(苦笑) 今までよりはまだマシな感じですけど。

NORMALを初回クリアするのに26時間かかりました。
慣れてくればもっと短いのかもしれませんが、今回は難しすぎるのであまりやる気にならないのが非常に困ったことです。
(ちなみにMGS1は8回以上やって慣れれば8時間くらいだったし、MGS2も難易度3つ分くらいはやったんだけど)


おまけ

今回、メタルギアの「メ」の字も出てきませんでした。標的は「シャゴホッド」だったし。
でも「二足歩行」の概念だけは出てきましたね。

舞台がソ連なので地名とかがロシア語で…大学時代に第2外国語でロシア語をとっていたからキリル文字の判別はできたけど、何も分かりませんでした(爆)


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