S-JIS[2006-12-17/2015-12-30]

英雄伝説の感想ページ

Falcomの英雄伝説シリーズは、毎回すごくいい!


ドラゴンスレイヤー英雄伝説(Falcom/1990/MSX2)

ドラゴンスレイヤーシリーズの第6弾で、英雄伝説シリーズの第1弾。(だからちゃんとドラゴンがラスボス(笑))[1997-10-18/2006-12-17]

ファルコム初の“オーソドックスなRPG”(ドラクエやファイナルファンタジーが作り上げてきたような、移動フィールドと戦闘シーンが分かれて、コマンド入力で戦闘するタイプ)。
それまでのドラゴンスレイヤーシリーズは“アクションRPG”なので、フィールド内で敵と戦っていた。
DS6では敵がうろうろしているのが見えるので、戦闘を回避しようと思えば避けられるのが新しかったけど。

それなりに良い出来だったと思うが「とても感動した」っていう記憶は無い。(たぶん、その後の英雄伝説シリーズの印象の方が強いからだろう)
エンディングのドラスレ劇場の方が印象に残ってたりして(笑)
ゲーム中のキャラ(絵)を使ってコミカルな劇を 明るい音楽に乗せて、見せたのは面白かった。

あ、そういえばダイヤの剣だか鎧だかが、敵の炎に焼かれて壊れたのには やられたな(爆)


それから、「ラスボス直前でスペースキーを押しっぱなしにして一晩放っておくと経験値稼ぎが出来る」なんて技もあったなぁ(笑)
(戦闘のコマンドでひたすら攻撃が選択される。もし全滅しても、コンティニューがスペースキーで選ばれるので続行できた)


ドラゴンスレイヤー英雄伝説II(Falcom/1993/PC9801)

英雄伝説1の続編。前作の主人公達の子供が主人公。[1997-10-18/2006-12-17]

発売当時はPC9801は持っていなかったので、友人の家でやらせてもらった。
ファミコンやスーファミでのドラクエはゲーム機本体ごと借りたんだけど、PC9801じゃそういうわけにいかないし(爆)

そんなわけで途切れ途切れにしかやっていないので、クリアはしたはずなんだけど、ダンジョンが面倒だったことだけしか覚えていない。
あ、ダンジョンの途中で、前作のキャラが応援に駆けつけるシーンがあったのは覚えてるなぁ。そういう、懐かしいキャラが登場するのは大好き(笑)

エンディングは全然記憶に無いんだけど、前作のようなドラスレ劇場が無くて ちょっとがっかりしたような記憶が…。


英雄伝説III 白き魔女(Falcom/1994/PC9801)

後に『ガガーブ三部作(ガガーブトリロジー)』と呼ばれる一連の作品の、第1弾。[1997-10-18/2006-12-17]

英雄伝説3が出た頃にはPC98を持っていたので、ゲームは借りてやったのだが、とても雰囲気がいい
行ける場所が限られているのでRPGっぽくはないが、 ストーリーはとても感動的

う〜ん、すばらしい。お薦め。

強いて言うと、“白き魔女”の本名が あまりヒロインっぽくないことがちょっと…。


新・英雄伝説III「白き魔女」(Falcom/1999-04/Win98)

英雄伝説3のWindows版。[2006-12-17]

PC98版の英雄伝説4が出た後/及び英雄伝説5の製作中(?)に作られたので、それらのキャラが登場するシーンが追加されてたりする。
ゲーム内の時代的には英雄伝説4(朱紅い雫)英雄伝説5(海の檻歌)英雄伝説3(白き魔女)なので、時代的に前のキャラが登場しても不思議ではない。(というか、嬉しい(笑))

初回特典版には、ガガーブ三部作の資料集(白き魔女のシナリオ原本と、朱紅い雫のストーリーの草稿、海の檻歌の企画書)が付いている。


英雄伝説IV 朱紅(あか)い雫(Falcom/2000-12/Win98)

ガガーブ三部作の中で、最も印象が薄いゲーム(哀)[2006-12-17]
ゲーム内の時代的には朱紅い雫が一番最初なんだけど、後の話にどこが繋がったのかよく分からない…。
ついでに、Windows版で発売された順序が白き魔女海の檻歌朱紅い雫だというのもちょっと微妙(苦笑) 今から遊び直す分にはストーリーの順序どおりやればいいけど…時代と製作順序が一致していないと、後の作品に前のキャラが出せない じゃん?

PC98版での朱紅い雫は、依頼を受ける形でサブシナリオを自由に選べたらしい。
また、味方のキャラも「雇う」ことをしなければいけなかったらしい。
(Windows版の初回特典に、そのサブシナリオの内容(初期版ゲームシナリオ原本)が付いている)
Windows版では、章ごとに区切られて行ける範囲が限られている。なので、ゲームの造りは白き魔女海の檻歌と同様。

エンディングで、マイスが助からなかったらすごいインパクトだったと思う(爆)


英雄伝説V 海の檻歌(おりうた)(Falcom/1999-12/Win98)

ガガーブ三部作のストーリーの中で、一番最後に発表された作品。イメージカラーは青。[2006-12-17]

魔法が音楽によって発生するので、アンサンブル(別系統の魔法との和音)で別の(強力な)魔法が発生する、という考えは面白かった。
そして何より、白き魔女に出てくる中核人物が出てくるのが印象深い。(ミッシェルとか小さいゲルドとか!)
また、エンディングが印象に残っているなぁ。(海の檻歌では危機を先送りするエンディングになっている)


ところで、WindowsXPで実行しようとすると、画面が黒くなってゲームにならなかった(爆)
XP用のパッチって出てるのかなぁ…?


英雄伝説VI 空の軌跡(Falcom/2004-06/WinXP)

続編であるSC(Second Chapter)が出た為、こちらはFC(First Chapter)と呼ばれる。[2006-12-17]

「次の英雄伝説は、空を自由に飛び回る!」と聞いたような気がするので、ガガーブの世界(3つの地方に分かれていて、それぞれの行き来は出来なかった)を自由に移動できるのかなぁと思ったんだけど、そもそもガガーブとは無関係だった(苦笑)

ゲームシステムは今までの英雄伝説シリーズと同様(章ごとに行ける範囲が限られる)だが、別途依頼を受けること(サブシナリオみたいなの)が出来る。(最初の朱紅い雫を踏襲しているのかな?)

世界観は、ファンタジー世界に機械文明が発達しつつある感じ。国の政治形態まで、帝国・王国・共和国だし。
そう書いてしまうとファイナルファンタジーが得意とする分野に似ているけれど、FFより洗練されているね!
なにより、ストーリーの良さ・キャラクター達の楽しげな雰囲気が、全然違う。FFも英雄伝説を見習え(爆)
(ゲーム内の時間の50年でここまで発展するか、という疑問は無いでも無いけど…日本も戦後50年でかなり発達したとは言え、世界のそれまでの蓄積や発展(特に学術界の)があってこそだから)

戦闘では次にどのキャラの順番が来るか分かるようになっているけど、そこでボーナス(クリティカルが出るとかHPが回復するとか)も一緒に分かるのが面白い。というか、世界観的にはどういう意味なのか不思議(笑)
セピス増加が敵に取られて、範囲攻撃をバシバシやられた時にはすごく悔しい(爆)

4つの塔が見るからに重要そうなのに、主シナリオではほとんど使われないところがすごい。
ふつう、ゲーム内で用意された舞台は、全部ゲーム中に使うものだからねぇ。
危うく、ほとんど探検せずにクリアするところだった(爆)(敵は強めで、いいアイテムが落ちている。ボーナスステージと化している)

そして、終わりが衝撃的! こう来るか!!
空の軌跡は、続編ありきで製作されていたんだなぁ。
FCが出てからSCが出るまで2年弱経ってるので、SCが出ない内にFCをやった人は悲惨だ(爆)
自分はSCが出てけっこう経ってからFCとSCを続けてやろうとしていたので、ラッキー!
(ちなみに雑誌もHPも全然見てないので、真っ白な状態でストーリーを追えて、超ラッキー!)

エンディングの曲に、いきなり歌が付いていたのでびっくり。
歌詞の最後の1フレーズがこんなに印象的だったのは初めてです。
(音楽とタイアップしているゲームはいくつもあるだろうけど、歌詞のイメージも一致しているのはなかなか無い)

あと、エンディングの後にSCの予告映像(メニューの「NEXT」)が入ってたんだけど、これはFCのどのバージョンにも入ってたのかな?(自分が買ったのは「空の軌跡 普及版」)
明らかにSCで使用されている絵が入ってるんだけど。(SCが出るまで1年以上かかってるのになぁ?)


そういえば、戦闘シーンに変わるときに、ゲームが落ちるor固まる事がけっこう起きたのにはちょっと参った。オートセーブされているので、そんなに前には戻らないのが救いだけど…。
ちなみにSCは全く落ちなかった。

あとは、魔法を使えるようにするのが分かりにくいかな…。全員回復魔法を使えるようにしたら、他のがあんまり選べなかった(苦笑)

攻略本・ファンブック


英雄伝説 空の軌跡SC(Falcom/2006-03/WinXP)

空の軌跡(FC)の続編(Second Chapter:第2章)。というか、FCとSC合わせて1つのストーリー。(イースI・IIのようなもの…か?(笑))[2006-12-17]

FCのゲーム開始画面とオープニングは「これから始まるぞ!わくわく」みたいな明るい雰囲気なんだけど、SCは当然のように静かな雰囲気(苦笑)

ゲームを始めて違和感があったのが、戦闘が終わった後にキャラが一言喋ること!ゲームをクリアした今になっても、よりによって主人公のエステルの声だけ違和感がある。なんかちょっとバカっぽい感じがする…(泣)
特典付きのSCを買ったんだけど、それに付いているドラマCDの声を聞いても、クローゼやシェラザードやアガットの声は違和感無いんだけどねぇ。ジンもちょっとイメージ違うかな?ティータは幼すぎる感じで、カシウスは渋すぎる感じ(苦笑)
(ちなみにドラマCD「去り行く決意」はFCのエンディング時点の話で、エンディングの裏ストーリーが入っているけど、SCのネタバレっぽいのも含んでいる)
ちなみに、もう一つの特典であるストーリーブック「想いの軌跡」は、FCの主要なエピソードを一通り振り返っていて、面白い。

それにしても、SCはゲーム時間が長い!100時間越えました(苦笑) (実はFCも60時間かかってる(汗))
いくら経験値稼ぎを多めにやったり、シナリオが進む度に前の関所まで話を聞きに戻ったりしていたとは言っても(爆)、ちょっと長すぎ〜。
今回はパーティのメンバーを比較的自由に選べるので、別のメンバーでやり直してみたい。それに、依頼を失敗してみたい(特にカジノで負けたらどうなるのか見たい。ちなみに教師を失敗したら面白かった(笑))けど、これだけ長いとなー…。

印象に残ったシーンもけっこうあるけど。
エステルの夢(子供時代)のシーンとか、市長のメイドの本名が分かるサブシナリオとか。泣ける〜!
(「人形の騎士」全巻が登場するのもちょっと感激。海の檻歌に出てきたやつだっけ?)

ヨシュアの復帰が意外と早かった、と思ったらその後が意外と長かった。
4つの塔も今回は主シナリオにしっかり絡んできた、と思ったらダンジョンは別という辺りが意外でいい。
ラストの街も最初から4つの区域があることが分かって「うわー大変だなぁ」と思ったけど、その辺りが上手に作られている。
ダンジョンの構造は2つ目が一番複雑で、3つ目以降はシンプルになってる。複雑にしようと思えばいくらでも出来るだろうけど、連続でそれでは、ストレス溜まるよねぇ。(塔の3つ目なんかすごく思い切ってて、感心した(笑))

ラストバトル、重要な敵のほとんどは逃げちゃってます。真のボスが居ることも明らかだし。
こりゃさらなる続編が作られることは必至、と思いつつTC(Third Chapter)にならない(主人公は別になる)のはカシウスに明言されちゃってますな(苦笑)
主要な地方は3つあるので、ガガーブ三部作のように3つ?それとも次の作品で完結?それとも7つの至宝を1つずつ出していって、7作?(爆))

それにしても、最後までこんなに盛り上がって来た物語だけに、エンディングがほんのちょっとだけイマイチだったのが至極残念。画竜点睛を欠くという感じ…。
導力器や飛行船のグラフィックがあれだけ緻密なのに/緻密にも関わらず/緻密なので、人物のイラストとの落差が激しい。色数が少ないというか、描き込みが足りないというか…。最大の見せ場である 村のシーンのラストの大きな1枚に違和感が…。
どちらかと言えば、村でのキャラ劇の方が好きだな〜。ゲーム中はずっとああいう表現形態で来たんだし。
それから、エンディング前に仲間達との会話が出来ないのがちょっと寂しいかな。自由に喋れるキャラが多すぎると大変だけど、せめて主要キャラのお祝いの言葉が無いと、ちょびっと満足感が乏しい。

最後に、2人が行方不明のままだったら「SCを神ゲームと呼ぶ!」と思った(爆)
どうせ続編を作ることは決定なんだから、そこで「やっぱり生きてた!(嬉)」となるのが美味しかったのにな〜(笑)

攻略本
2周目クリア [2007-03-17]


那由多の軌跡(Falcom/2012/PSP)

他の軌跡シリーズはRPGなのだが、これはアクションゲーム。[2015-12-30]

軌跡シリーズなので同じ世界なのだが、他の話を知らなくても全く問題ない。むしろ別の世界観で出してもいいくらい。(その場合、自分は買ってないだろうが^^;)
辺境の地ということもあり、他シリーズのキャラが出てくることも無い。共通点はお金の単位が同じだという事くらい?(爆)

ただ、軌跡シリーズの世界に関する重大な話が出てくるので、軌跡シリーズをやっている人は見ておくべき。
惜しむらくは、この話に関する伏線が他の作品に全く出てきていないこと。「世界の果て」の話が他の作品で伏線として出てきていれば良かったのに。

アクションゲームとしても面白く、色々なギミックのステージをクリアしていく方式。
(一旦クリアした後、使える技が無制限になると、爆走して敵をなぎ倒していくゲームに変わる(笑))


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