ワンチップ・マイコンを使用した高速モデム RSV96

初代RSV96基板
初代RSV96基板
RSV96を多くの人に評価してもらうため
ローカルを中心に50枚ほど配布した。
Neko1試作機、通称「猫零」
Neko1試作機、通称「猫零」
右側の基板はRSV96を開発する時に
作ったモデム基板を流用している。

ワンチップ・マイコンを使用した高速モデム(RSV96)紹介

RSV96はワンチップ・マイコンを使用して作られたG3RUH方式モデムと互換がある9600bpsモデムです。1992年8月のハムフェアで一般公開し、1993年5月号のCQ誌にて紹介して頂きました。その後、WTKグループが製作したNeko−1/Neko−2というTNCに形を変え搭載し現在に至っています。

RSV96の開発の発端は、G3RUHモデムの多い部品点数と、製作コストを下げようと試みたアプローチの1つでした。ひょんな事で、ローカルから大量のジャンクCPU(書き込み済み87C51)を貰い製作を思い立ちました。当初は復調率が悪かったりと問題も多かったのですが、おかげさまで今では十分実用的なモデムになりました。Neko-1/2も含めると数百台のRSV96が稼動したものと思われます。

当初はインテル社のi80C31というCPUでしたが、Neko−2ではマイクロチップ社のPIC16C84というCPUを採用しています。80C31と比べて小型・高速・低価格と良い事尽くめのCPUです。最近では、さらに低価格な12C509が使えないかと思案中です。

幻の超小型TNC 旧Neko2
8751で作ったAKI80と同じ大きさの
超小型1200/9600bpsTNC
「Neko2」として配布するハズだった幻のTNC
真ん中の段の緑色の基板はAKI80である。
RSV96pic実験基板
PICを使ったRSV96を開発する為に作った
「RSV96/pic」、9600bpsモデム部のみで
98用PICプログラマ内蔵
1995年のHamFarで展示したもの。

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