Neko−1






1993.12より配布開始

現時点では配布終了

NEKO-1 JS1RSV-HomePage
更新:1997.12.28
改定:1998.6.3

Neko−1については、ぺQホームページにも詳しく紹介されています。


すでに配布は終了してしまいましたが、Neko−1はWTKグループのNekoシリーズ第一弾のTNCです。Neko(猫)の由来はCATシステムから来ており、パソコンからTNC(Neko)を経由してCAT対応トランシーバの周波数変更等、各種コントロールが出来ます。
猫壱(Neko1)の試作機、猫零

Neko−1の設計目標は、安く簡単にTNCを作ることでした。フルキットで17000円程度で1200bpsと9600bpsのモデムを搭載したTNCを作ることが可能なものです。CPU等のフラットLSIを自分で半田付けすると安価に製作できますし、腕に自信が無い人や半田付けに失敗した人はAKI80を乗せて作ることもできます。

Neko−1の特徴は、JS1RSVが作成したワンチップマイコン(i80C31)を使用した9600bpsモデム(RSV96)が搭載されていることです。構成は、Z84C015を使用したTNC-2クローンのTNC部分に、RSV96 (9600bps)とTCM3105 (1200bps)のモデムを付けた、 9600/1200bpsモデム内蔵のTNCです。一般のTNCと大きく違っている部分は、9600bpsモデムにRSV96を使用している事と、NRZI変換をi80C31内部で行う事でICを減らしローコスト化した事です。そのため、一般のTNCの回路とは大きく異なる所があります。

RSV96について知りたい方はこちら


Neko−1の配布ディスクの中から

Neko−1ライブラリ


Neko−1ライブラリ補足

鳴く猫の実験プログラムとは、32KBもあるモデム側のROMの中に音声データを入れて、Neko-1を鳴かせてみようというプログラムです。開発の意図は、フォーンとパケットが共存する周波数で、フォーン運用局に「周波数が使用中である」ことをマイクを握ることなく知らせるためのものです。音声データは各自で自由に作れます。

スクランブルコードの変更実験(通称3階)とは、高速モデムの拡散用スクランブルコードを変えた場合、通信状態にどのような影響を与えるか実験するためのプログラムです。悪用はしないようにしてください。ちなみに、実験に使用したスクランブルコードの生成多項式は「X^1+X^5+X^17」を使いました。なお、標準のコードは「X^1+X^12+X^17」です。

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Neko−1についてのご質問

モデム(RSV96)関連については、JS1RSVが担当ですが、それ以外の質問については、分かり兼ねる場合もあります。このような場合、お返事が大幅に遅れる場合もありますのでご容赦ください。WTK−BBSにて直接ご質問頂ければ、良く知った者から直接回答が得られるかもしれません。

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