すべての生きものにとって生命は愛しい。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。 最初期の仏典『ダンマパダ』にあるこの一節を、バルカン半島の紛争地を歩きながら、何度かみしめたことか。 いや、この日本においても。